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小泉純一郎コミュの小泉元総理と竹中平蔵さんの関係〜『竹中式マトリックス勉強法』を読み解く〜

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小泉内閣で総務大臣、経済財政政策担当大臣を歴任した竹中平蔵氏。
その竹中氏が『竹中式マトリックス勉強法』という本を出した。
その中で小泉さんのエピソードを披露しているので、本の内容と一緒に紹介します。




■『竹中式マトリックス勉強法』の注目すべきポイント

・竹中氏が小泉元首相に不良債権処理のプランを作ってくれと与えられた期間は1ヶ月

・小泉元総理は大事な話は必ず相槌を打たず押し黙り、目をつむって聞く癖があった
→集中していた



・論文は「何を書くべきか」テーマがきまれば書けたも同然

・努力できることが、才能である

・イチローと松井は努力の天才

・「自分はできる」と思いこむことは非常に重要

・目標から締め切りを逆算しろ

・「逆算勉強法」は膨大な仕事でもやるべきことを細かく分解して考える

・議論をするからにはたたき台となる試案が必要

・郵政民営化も「逆算方式」で実現した



・「いつまでに何を決めておくこと」だとか「To do list」を作る

・スケジュールを「逆算方式」で管理することは、勉強や国家的プロジェクトの進行管理に有効

・何事も基本がすべて

・昔の巨人の野球は徹底した基本遵守主義

・川上哲治監督の練習風景は「鉄(哲)のカーテン」と言われるほど門外不出であった

・川上氏は定石通りの基本練習ばかりを繰り返していた

・ビジネスでも地道な入力作業や既存顧客への顔見せといった基本が大事

・経済の世界では簿記3級を知らずに応用マクロ経済を語ることはできない

・簿記3級が完璧に分かれば経済全体が分かる

・身近によきライバルを持て

・メモを持ち歩け

・日記は明日の自分の教訓になる

・メモや日記は後から読み返してみると反省材料になる

・メモや日記は企画のプランニングなど、試行錯誤するための格好のツール

・枕の横にも常にメモを置く

・「メモ力」はビジネスパーソン必須の能力

・新聞や雑誌、ネットで面白いネタを見つけたら紙に書き写し、あとでワードファイルに打つ

・宴会を上手く抜け出し、勉強時間を作る

・本当に重要な情報は人が握っている

・人から直に菊一次情報は印象に残る

・人も本もいいものだけを選ぶ

・お金の使い方に品格が表れる

・マンハッタンの隠れた名所にモーガン・ライブラリーアンドミュージアムがある
→ここの金融王JPモルガンの書斎は広さといい、内装のシックさは凄い
→これだけの環境ならスケールの大きなことが考えられる

・飽きるほどの暗記と基礎を繰り返せ

・参考書ではなく問題集を暗記せよ

・人より早く始めた者が勝つ

・中学時代に高校の勉強を終わらせよ

・バーバードの学生は日曜日になると1週間の予習を始める

・勉強する人にとって日曜日はまさに1週間の始まり

・「大事なことをなそうとすれば、まず自分の針箱を整頓せよ」(トーマス・カーライル)

・重要なデータ分析などは、自分でまとめること
→これによりトレンドや要旨を掴める

・問題解決の具体案などは、自分で書いてまとめて理解する

・アメリカ人相手に1時間の授業を受け持つことは準備が大変
→レジュメや原稿の作成、参考資料の選出、課題図書の選定や読み込みなど

・最初に口火を切ることで議論の土俵を作る

・努力はなかなか成果が実感できなくても非連続的にある日突然、実る

・ウォールストリートのエコノミストたちは、情報交換のランチで次の株の上げ下げを賭ける

・「あまのじゃく」は発想の源

・具体的な対案を出すのが議論のルール

・情報源は本家本元をたどれ

・情報は一次情報を重視する

・CIAの情報ソースは7〜8割の公開情報といわれる

・自分なりの情報アーカイブを作ろう

・自分なりのこだわりポイントを作り、ひたすら定点観測する

・大学の研究報告書や事例は宝の山

・聞き上手の人は、労を取らずして貴重な情報が得られる



・「雑用ができること」こそが、どこへ行っても使える汎用性の高いスキル

・「何をするか」すなわち業務内容よりも「誰と働くか」つまり仕事仲間にこだわる

・世の中は情報を持つところが力を持つ

・結局、最後は「志」で決まる

・良い仲間を繋ぐのは「世の中をもっとよくしたい」とか「いまだかつてないものを作りたい」といった「志」

・「高め合いのネットワーク」を作れ

・「高め合いのネットワーク」は一人一人が自立していること



※コメント
竹中平蔵氏が行った数々の経済政策には賛否両論あるのは事実だ。
しかし、彼の政策実現に向けた実行力、政治力、仕事力、情報力はピカ一だと思う。
経営コンサルタントのトム・ピーターズも「プロジュクトを実行する上では、誰にでも政治力が必要である」と述べている。
竹中氏のプロジェクト実行力を学び、自らのビック・ビジネスに役立てたい。



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コメント(29)

年次改革要望書に書かれた日本弱体化政策を売国奴マスゴミのアシストの元、断行できたからといって後世に誇れるところは1つもないけどね。今、起こっている大恐慌の序曲を演出した最悪の政治家として歴史に名を留めるのは確実だ。
さすが竹中先生です。彼は学者としての実績もご立派ですが、政治家として、官僚から思いっきり足を引っ張られるなかで本当によく仕事をされたと思います。学術系の政治家でこれだけ打たれ強く、また実行力がある方というのは珍しいのではないでしょうか。

ご紹介ありがとうございました。一度手に取ってみたいと思います。
寝ぼけた評論だね。構造改革は年次改革要望書をそのまま断行したものにすぎない。彼の実績は国益から見ればクソもしくはゴミ以下にすぎない。
自民もアメリカに国益を委ねているじゃないか。これだけ日本に貧困を広めて自民党の地盤を弱体化させて、民主党に勝ちたいというのも虫がいい話。ネット右翼は中国憎しだけで大きな流れを読み違えている。
たまさんは、政治の話をしているのではないと思いますよ。
なんかすぐ政治の問題にしたがります。
テーマはあくまで勉強法。
>・努力できることが、才能である
>・「自分はできる」と思いこむことは非常に重要
>・目標から締め切りを逆算しろ

ということは、成功をつかむためにとても大切な考え方です。
国民の自助努力があってこそ、国は栄えるもの。
知を力にすること。今後の情報立国を目指すわが国にとって大切な資源となる源泉です。
ゆとり教育によって、維新以降学を成すことが近年疎んじられるようになりました。
小地蔵の宗教の世界や精神世界でも、超能力とか現世利益など安直なものばかりもとめる人ばかりです。
もっと精進することの大切さ、努力即幸福なんだということにスポットが当たってほしいと願います。
竹中さんの向学心に限って言えば、本当にやってこられた説得力があります。

その点のことを無視して、政治信条だけで持ち上げたり切って捨てる人は、果たしてどの程度ご自身が精進されているか。竹中さんが本当に馬鹿に思えてしまうぐらい勉強されているか自問自答していただきたいものです。

その点では、信条は違うけれどマルクスの並々ならぬ向学心や現代で言えば、某宗教団体トップでベストセラーの方で、毎日最低5冊の本の読破を日課にされているという知的探求心には、あやかりたいものだと思います。
↑保守的な政治家ほど、徳をもって語ることは必要かと思います。
自民であれ、民主であれ、政治オンリーになって、その根本にあるこころを忘れて修羅の道に入れば、どんなに正論でも国は滅びます。

但し、オバマを褒め称えて、中国に追随していくと、どうなるかは考えておくべきでしょうね。
新自由主義的な押し付けの自助努力はいらん。新車の販売台数は右肩下がりですよ。自動車メーカーは毎年自助努力を放棄しているのか?日本車は毎年性能が悪くなってるのか?
日曜日のサンデープロジェクトで、竹中さんは新自由主義や社会民主主義など主義主張を優先する従来の論調を批判しました。
まずは、現状の問題にリアリストであれということです。
金融改革では、世界各国の金融機関のどこよりも規制を厳しくしたとか。
勝手なレッテルを張って構造改革路線を批判している人って結構いそうですね。

あとオバマになって、保護主義が台頭します。保護主義の押しつけもいらんですね。日本車の新車の販売台数はもっと右肩下がりですよ。
そしたら新自由主義の自助努力もあてに出来ずダメと言うことで、赤字国債を発行して、新車購入促進給付金をバラマキ、メーカーを支援すべきでしょうね。弱くなった産業には、特効薬として税金投入に限りますなぁ〜。
首相はシーリング凍結に難色
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=684200&media_id=4

財政政策による内需拡大しかこの経済危機を救う方法はない。
それをバラマキといって批判するのは簡単だが、じゃあ何か良い特効薬はあるかといえば何も無い。

財政政策で、農業(自給率向上)や新エネルギーに投資すれば良い。庶民の金回りがよくなれば
家電でも自動車でも売れる。大恐慌にはケインズが特効薬という事は常識である。

竹中政策は日本の内需を抑制する代わりに、アメリカ共和党政権が世界中で戦争を起し、その外需を当てにした政策であり、現状の政治状況から見ても、そういう時代は終わったのである。

経済を知らずして愛国を語るなかれ?
http://www2.rocketbbs.com/11/bbs.cgi?id=cakeya
財政政策による内需拡大
庶民には、S学会が喜ぶ生活給付金を大判振る舞いしましょう。
自動車会社対策としては、自動車購入減税。交付給付金
農業対策には、土日しか農業していない兼業農家を含めて所得保障。戦後の配給制度のまま高値安定が続く農薬・肥料・農業機械購入にも、購入給付金を拡大し、メーカーの経営も安定しましょう。

竹中政策の中核は、金融の安定にありました。
その課程では貸し渋りなどあい、かなりバッシングにあいましが成果としては、金融は安定して何とか不況の15年を克服することが出来ました。
竹中視点からすれば、緊縮財政・景気対策どちらか一辺倒の主義主張にこだわった不毛の議論はナンセンスということでしょう。
まずは、公務員改革を進め、徹底した無駄のない財政運営をしつつ、浮いたお金で渡辺元行革大臣が提唱する光ファイバー全国網2兆円投資、石原元国交省大臣が提唱する大陸棚資源開発、環境資源開発など明日の本を資本となるものへ投資すべきです。

宗教家の視点では、税制を改革し寄付を全額控除にして、もっと日本で寄付がたくさんなされるように改善すべきです。
日本の寄付金は、確定申告ベースで年間7800万円程度。アメリカの100分の1です。
小地蔵は、消費税のアップによる国家の国民への搾取を増やすより、税金を低くして篤志家の寄付行為による社会福祉の充実と与える愛の気持ち(幸福感覚)の広がりを主張しています。
アメリカや世界各国の莫大な寄付金の金額をお調べになれば不可能ではないことが分かるはずです。
21世紀の後半は、先端技術と合理的宗教(スピリチュアリズム)が融合した新しい文明となっていくことでしょう。
古い護送船団方式と配給制度(給付金)は、脱皮して行かなくなくてはいけません。


まだ、内需拡大とか言ってるやつがいるのか。
成熟社会の上、人口減が進行しているのに、今後の日本経済は内需拡大で経済を大きくしていくなんて馬鹿なことが出来るわけない。

特に、馬鹿げているのは無駄な道路を造るという政策。
これは、単に事業のための事業であって、単なる土建屋の延命措置に過ぎない。
廃業していいよ。なぜ、土建屋が潰れるのか。それは、土建屋が供給超過になっているから。それなら早く廃業して、他の業種を探しなさいよ。

公共事業とは、本来、社会資本を整備する事によって、経済活動を始めとする様々な効率性を高め、ひいては、生産性やGDPを押し上げるために行うものである。
いったい、あんな田舎に高速道路を作ることで、どれほどの効率性の上昇が見込めるのか?

そんなことも分からずに、未だに事業のための事業を主張する輩には、いい加減見切りをつけるべきである。
人口減は日本唯一のデフレ政策の結果である。アンケートでも妊娠出産ができない理由のトップが経済的な理由からだ。

>単に事業のための事業であって、単なる土建屋の延命措置に過ぎない。

●食料自給率や新エネルギーの特化しましょうと提案しております。又、外需が冷え込んでいる時に内需を冷え込ませれば、他の産業も失業者を出しますよ。ヘリコプターマネーでも何でもいいから内需拡大は今の日本には必要だ。

>竹中政策の中核は、金融の安定にありました。
>その課程では貸し渋りなどあい、かなりバッシングにあいましが成果としては、金融は安定して何とか不況の15年を克服することが出来ました。

●日本の地元資本を自己責任の名の下淘汰して、外資に二束三文で売り払い補助金までつけてやったりそなインサイダーと長銀の件。あんなもの最初から金出せば、誰がやっても安定する。だから、アメリカでもどんどん金をつぎ込んでいる。小さな政府論があきれる。
《FRB、国債購入で景気刺激策を支援も(ロイター - 12月04日 15:33)
 [ワシントン 3日 ロイター] オバマ次期米大統領と米議会が導入を計画している景気刺激策の資金をねん出するため発行が必要とされる大量の国債の買い手に、連邦準備理事会(FRB)が浮上している。

 リセッション脱却に向け、オバマ氏と議会が最大5000億ドルの資金の投入を準備するなか、バーナンキFRB議長は、金利上昇を抑制するひとつの方法として国債を購入する用意がある、と述べた。

 バーナンキ議長は1日、「FRBは公開市場で相当規模の長期国債や機関債の購入が可能だ」と述べ、「この手法はこうした債券の利回りに影響を与え、総需要を刺激する可能性がある」と語った。

 議長によると、政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNM.N>と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>発行の債券や、2社が保証する住宅ローン担保証券(MBS)を購入するFRBの最近の決定を受け、住宅ローン金利はすでに低下している。

 2009年1月20日に大統領に就任するオバマ氏は前週、景気に「強烈な刺激」を与えるのに十分な規模の政策立案にただちに取り掛かりたい、との意向を示した。

 また、民主党の関係筋によると、下院は中産階級の減税とインフラ投資を含む5000億ドル規模の景気刺激策の導入を求める見通しだ。・・・》
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35252520081204


●公共事業が時代遅れ?チェンジのオバマだってバラマキは必須事項である。ブッシュの新自由主義政策で金持ちに集まった金を庶民に分配して景気を良くすることこそ本当のチェンジである。
トピ主さん、皆さん勉強家デスね。レベル高くて分かりません(T_T)

ただイチローがブルーウェーブ時代に、日本初のシーズン200本安打達成した日の試合後、祝盃も程ほどにして、素振り何百本もしたと、当時のチームメイトの長谷川滋利氏かMLBライターのアキ猪瀬氏が言ってました。


拙文失礼しました。
>人口減は日本唯一のデフレ政策の結果である。

先進国の中で、移民を受け入れていないところはどこも人口が減っていますが?


>●公共事業が時代遅れ?チェンジのオバマだってバラマキは必須事項である。

コンテクストを理解していないですね。
公共事業とは、経済活動等の“効率性”を向上させるために行うものなのだから、無駄な高速道路は造るなと言っているのですが。
開かずの踏み切りの解決とか、ICTの普及とか、生産性を向上させる事業は、投資した金額よりもリターンが大きければ、行うべきだと思いますが。
>開かずの踏み切りの解決とか、ICTの普及とか、生産性を向上させる事業は、投資した金額よりもリターンが大きければ、行うべきだと思いますが。

●イラクやアフガンに落とした爆弾の採算性を無視して、日本の田舎道を攻撃する奴は阿呆という。
アメリカは砂漠の上にハイウェーが走っており、明らかに北海道よりも人口密度が低い。
ドイツのアウトバーン然り、のどかな田園風景と高速道路建設に矛盾はない。公共投資に採算性を求める事態間違っている。緊縮財政と積極財政でGDP比の借金が減るのは後者であるのはどの経済モデルで計算しても同じであり、採算性を求めるのは間違い。採算を求めるのは私企業だけで結構。公の仕事は公の利益を追求すればいい。
ぱて(ケーキ屋)さんへ

>公の仕事は公の利益を追求すればいい。
ということで、選挙を前に日本ならではの政・官・産の癒着、談合による高コストで非効率な体質は、景気対策の許容値として容認すべきなのでしょうね。
改革しなくていいわけでから、役人の意志決定の遅さも容認すべきでしょう。
役人の採算性の爪の甘さ、需要無視利権がらみの道路、橋脚建設も景気対策という錦の御旗の前に、良しとしましょう。
> 政・官・産の癒着

●この言葉を多用して日本の強みをぶち壊してきたのが構造改革である。
散々医師会を攻撃して、日本の産婦人科や小児科医療はぶっ壊れる結果になっている。
結局困っているのは庶民である。
構造改革以前に王政復古するのがいいようですね。
「なにも変わらない」「なにも変えない」サントリーオールドのコピーのように、日本の島国の中でじっと伝統を守るのが日本男児の生き方ですねぇ。
>流山の小地蔵様

流山といえば、近藤勇が新政府軍に捕まったところですね。

それはそうと、年次改革要望書の要求を丸呑みしてきた構造改革を一から見直し
訂正すべきは訂正する事が日本人の幸福に直結するとおもいます。

今、新自由主義的価値観に縛られ、需要抑制政策は進行形であります。
これでは恐慌へ一直線で進みます。やはりその辺の完全否定から始めないと我が国は危ういと思います。
日本版文化大革命を推進した小泉純一郎を完全否定するその時が近づいていると思われます。
●オバマ次期大統領、CIA長官にパネッタ元大統領首席補佐官を起用




●オバマ次期米大統領は2009年1月9日、記者会見し、次期中央情報局(CIA)長官に、レオン・パネッタ元大統領首席補佐官(70)、CIAをはじめ16の情報機関を統括する国家情報長官に、元太平洋軍司令官(海軍大将)のデニス・ブレア氏(61)を指名することを発表した。

元CIA高官でテロ対策専門家のジョン・ブレナン氏をテロ対策を統括する国土安全保障問題担当補佐官に起用した。



●パネッタ氏は民主党下院議員(カリフォルニア州選出)などを経て、1994年から97年までクリントン前大統領の首席補佐官を務めた。
最近では、ブッシュ政権にイラク政策の変更を求めたベーカー元国務長官らによる超党派の「イラク研究グループ」のメンバーとなった。

パネッタ氏は議員経験が長く、議会対策や省庁間の調整に手腕を発揮した。情報分野での経験がないため民主党内からも起用に疑問の声が上がったが、オバマ氏が擁護し、指名にこぎつけた。

パネッタ氏は過去にCIAを含む情報機関との接点がほとんどなく、米メディアは一様に「驚きの人事」と報道。

オバマ氏は会見で、情報分野での経験に乏しいパネッタ氏の起用をめぐり民主党の一部などから批判が出ている問題で、「彼は優秀な実務家だ。CIAの能力強化に向け手腕を発揮すると確信している」と強調。
「現実的な政治選択を行うには、事実に基づいた情勢分析が必要」と述べ、ブッシュ政権を間接的に批判した。


パネッタ氏の起用は、クリントン政権下で大統領首席補佐官や行政管理予算局(OMB)局長を歴任した行政手腕が買われたためだとみられている。
下院議員としての経歴も長く、議会との人脈もある。




●イラク戦争を推進したダグラス・ファイス元国防次官や、国防総省の提言機関である国防政策委員会のリチャード・パール元委員長は、パネッタ氏の起用を支持した。
CIAと対立したファイス氏は政治情報サイト・ポリティコに「CIA外部からの長官起用は、オバマ氏がCIAに重大な問題があると認識していることを示す」と語った。



一方、上院情報特別委員会の次期委員長、ダイアン・ファインスタイン上院議員(民主)は、CIA長官には「情報のプロがふさわしい」と不快感を露わにした。
政権移行チームが、長官の承認を審議する同委員会の主要議員に対する説明を怠ったことも影響しているとみられており、ファインスタイン氏自身も、パネッタ氏の起用を報道で知った、としている。


オバマ氏はパネッタ氏の経験不足を補うため、CIAでの経歴が長いスティーブン・キャパス副長官を留任させる方針だという。



●レオン・パネッタ氏 略歴

(Leon Panetta、1938年6月28日生まれ)、元アメリカ大統領首席補佐官。弁護士。

サンタクララ大法科大学院修了。
カリフォルニア州出身で、1977年から下院議員を務めた。
その後、民主党ビル・クリントン政権下の1993年に行政予算管理局局長に指名され、1994年から1997年まで大統領首席補佐官を務めた。
省庁や議会との調整能力に定評がある。70歳。

得意分野は経済とされ、これまで情報機関とのかかわりがなかったことを懸念する声もある。
一方で組織をまとめる力量には定評があり、イラク人虐待問題などで失墜したCIAの信頼回復を期待されている。




●デニス・ブレア氏 略歴
 海軍士官学校卒。
1968年海軍に入り、02年に海軍大将で退役。
空母キティホークを指揮し、太平洋艦隊司令官、太平洋軍司令官を歴任。
90年代に中央情報局(CIA)にも所属した。61歳。

国家情報長官はCIAなど16の情報機関を統括する情報部門のトップ。
ブレア氏は01年の米同時多発テロの際、太平洋軍を指揮した。
かつて太平洋艦隊司令官も務めたこともあり、アジアの安全保障問題に精通した知日派でもある。

ブレア氏は海軍に34年間勤務し、99年から2002年まで太平洋軍司令官を務めるなど、東アジア情勢に詳しい。



情報畑の経験が少ないパネッタ氏の力量を見極めたい。
ただ大統領首席補佐官時代は、大統領の横で最高レベルの情報に触れていたため、情報の料理のやり方は知っているであろう。
ちなみにパパ・ブッシュも政治家からCIA長官になっている。





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