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賢者の会コミュの海外記事 4月10日〜4月16日

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*Yahooが、Viacom 傘下の33サイトと提携(FT 4/10/07)
*価格戦争のあおりで、Seagate Technologiesが売上高を下方修正(BW 4/10/07)
*誇大宣伝の技術を、期待に沿ったものにするには(BW 4/10/07)
*古くなったコンピュータはこうしてリサイクル(WSJ 4/10/07)
*熱くなるコンピュータルームに、ITマネジャーはあの手この手で対応(WSJ4/10/07)
*AMDが第1四半期の売上高予想を下方修正し、リストラを予定(WSJ 4/10/07)
*技術を使って、店内マーケティングを改善(McKinsey Web Exclusive 4月)
*Microsoftが、CCSでテクニカルコンピューティングに足がかり(NYT/News.com4/8/07)
*Toshibaの今後の明るい展望(BW 4/12/07)
*Microsoft、Adobeの Flashのライバル製品を発表(FT 4/16/07)
*Philips、TSMC 株売却益による純利益増加を報告(WSJ 4/16/07)
*技術を超えて(WSJ 4/16/07)
*GoogleのDoubleClick入札、波紋を呼ぶ(FT 4/15/07)


BW
2007年4月12日

Toshibaの今後の明るい展望

過去数年間に渡る世界規模におけるチップ価格の下落は、全ての半導体企業の経営幹部
を悩ませるほどの影響力を持っている。しかし、ToshibaのCEO、Atsutoshi
Nishida氏は、 同社の今後数年間に関して楽天的な予測の1つを提唱しており、「同産業界は落ち
込んでいる」と安易に推測することはできないだろう。
4月12日の年次見通しにおいて同氏は、Toshibaの好業績は半導体部門に帰するものだ、
とした。特にNAND フラッシュメモリチップとよばれる、デジタルカメラ向けメモリー


カードや、携帯電話、携帯用ミュージック・ビデオプレイヤなどでデータ貯蔵を行うチ
ップが貢献した、としている。より多くの携帯機器が小さなチップを利用するようにな
るにつれて、向こう数年間で、同市場は年間でおよそ24%拡大すると見込まれている。
Toshibaとパートナー企業の SanDiskは、世界規模におけるNAND フラッシュメモリチッ
プ市場においておよそ3分の1のシェアを占めている。
Nishida氏の見積もりでは、Toshiba は2011年3月までに、経常利益をおよそ2倍にし、
売上約800億ドルに対して40億ドルの利益を計上することができるかもしれない。これ
は、つい先日に締め日を迎えた、今年3月までの会計年度における、588億ドルに対する
21億ドルの利益という見通しと対比できる。そして、株式資本利益率は現在のほぼ11%
から15%にまで上昇する見込みだ。最も貢献したのは、 NAND型フラッシュメモリ、ハ
ードディスク、その他のデバイスで、これらは、総売上の22%、経常利益の半分以上に
寄与した。
楽観的な観測を提唱する、その他の理由として、国外市場における堅調な売上の伸びが
ある。新しいビジネスプランは、持続可能な成長を達成するため、国外ビジネスの展開
に注力したものとなっている、とNishida氏は述べる。Nishida氏は、家庭用電化製品の
売上の4分の3、チップ売上およびハードディスク売上の56%が国外市場からもたらされ
ると見ている。昨年、国外売上が総売上に占めた割合は、それぞれ70%と50%だった。
同氏はまた、ノートパソコンメーカは、ハードディスクとフラッシュメモリを組み合
わせたハイブリットにシフトする、と見込んでいる。また、その一方で、消費者は次世
代HD-DVDレコーダやプレイヤに飛びつくと見られており、これがさらにチップの需要に
拍車をかける。
世界規模で起こる気候変動の原因と考えれられている二酸化炭素の排気削減をより多く
の国々が目指すようになっていることから、Nishida氏は、昨年10月にBritish
Nuclear Fuelsから買収したWestinghouse Electricが配当金の支払いを行う可能性に期待を寄
せている。
中国、インド、そしてアメリカにおいてすらも、原子炉の需要は確かであり、今後も長
く続くと見られている。
Nishida氏は、向こう3年間に渡り、研究開発に108億ドルを投入する見込みだ。これは
、過去3年間における93億ドルの投資の16%増にあたり、Toshibaの半導体ビジネス強化
を力強く促進させるとみられている。


FT
2007年4月16日

Microsoft、Adobeの Flashのライバル製品を発表

Microsoftは月曜、ライバルのFlash playerに対抗するインターネット技術を発表する
。Flash playerはAdobeが作ったソフトウェアの一部で、同ソフトウェアは、You
Tubeやその他のオンライン体験における、ビデオ画像の再生に欠かせない要素となっている。
アナリストによれば、Microsoftのこの動きは、戦略的に重要なインターネット技術に
関する戦いの口火を切るもので、かつてMicrosoftがブラウザに関してNetscapeと、メ
ディアプレイヤに関してRealNetworkと行った戦闘の再来である。
Flash同様、Microsoftの「Silverlight」プレイヤは、Webブラウザ用メディア再生プラ
グインで、グラフィックやビデオを可能にするアドオン・ソフトウェア製品だ。
Flashは事実上全てのPCに存在し、数多くの新しいモバイルハンドセットにも標準装備
されている。
この技術を利用するというYouTubeの決断が、その成功に拍車をかけた。パソコンがソ
フトウエアを備えていない場合、コンピューターユーザはビデオを見る前にそれをダウ
ンロードするよう指示されるのだ。
過去の類似の戦いでは、Microsoftはライバル企業の製品をWindowsのOSと強固に統合さ
せることにより、NetscapeやRealNetworksといった初期リーダーを相手取って戦った。
しかし、これによって、MicrosoftのWindowsは独占禁止法監督機関の攻撃にさらされる
ことになった。
Microsoftの経営幹部、Forest Key氏は、Silverlightについては似たようなアプローチ
を取ることは考えていないと述べた。
代わりに、技術の導入はウエブビデオやその他のコンテンツのクリエータに任せ、イン
ターネットユーザがそのコンテンツを見たい時に、PCやその他のデバイスへのダウンロ
ードを促すという。
月曜の発表には、Silverlightを利用したコンテンツ制作の提携に関するニュースも含
まれる。パートナー企業には、インターネットを通じてビデオの貸し出しを行っている
Major League BaseballやNetflixなどが含まれている。
ソフトウエアのベータ版は、数週間のうちに発表の予定。


WSJ
2007年4月16日

技術を超えて

近年、多くのチーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO)は、会社の技術システ
ムを維持するだけでなく、さらに大きな役割を果たしている。多くのCIOは、企業戦略
に磨きをかけること、顧客対応、製品デザイン、そして収益増加の促進などに役割を果
たすことを、ますます求められるようになっているのだ。
Randy Mott氏はこういった新しいタイプのCIOの一例である。Mott氏(50歳)は、2005
年半ばにHewlett-Packard Co.に入社する前は、Wall-Mart Stores Inc.そしてDell
Inc.のCIOであった。
HPでMott氏は、同社の巨大な技術システムの改良を進めている。同社の技術システムは
、複数の買収と世界規模で展開するオペレーションの結果、無秩序に増えた古い機器に
悩まされてきた。Mott氏は、HPの全世界にある85のデータ・センターを6箇所にまでに
削減し、“エンタープライズ・データ・ウェアハウス(倉庫)”として知られる、HPの
情報中央貯蔵庫の作成をしたり、また、顧客とのミーティングやコスト制御といったこ
とを、その他の取り組みと共に行わなくてはならない。
Mott氏は最近、今日の巨大企業における技術管理や指揮に関する挑戦について語ってく
れた。以下はその抜粋である。
WSJ:
あなたはWal-Mart、Dell、HPという3つの巨大企業のCIOでいらっしゃいました。これま
でに、企業におけるテクノロジーに対する要求は、どのように変わってきたのでしょう
か。
Mott氏:
技術はますます、日常のビジネスの一部となってきました。ですから、今やどんなビジ
ネスにおいても会話の一部となっています。
バック・ルーム、運送及び在庫管理は、RFIDやハンド・スキャナー、インストアのプロ
セッサなど、いまやハイテクに囲まれています。10年前のバックルームをご覧になった
ら、「ここにはテクが入り込む隙はない」とおっしゃったかもしれませんが。
WSJ:
大企業において膨大な技術を管理する難しさは、増大していますか?
Mott氏:
さらに大きなチャレンジとなり、管理がより複雑なものとなってきています。グローバ
ル化、競争の激化を受けた今日のビジネス界における複雑さを真の意味で反映して、テ
クの管理は進化を遂げています。消費者のテクノロジーに対する期待はより洗練されて
いますし、変化も早くなっています。ビジネスに対する挑戦は、どのようにしてプロセ
スやITを簡素化するかという点にあります。
WSJ:
今日の従業員管理の難しさも、増大していますか。今日の多くの従業員は、技術により
通じていて、ハンドヘルドのパソコンや最新型の携帯電話など、IT部門の認可を得ずに
、しばしば職場に自分自身で「技術」を持ち込んだりします。
Mott氏:
従業員は確かに、ITによって実現可能となる世界にとても高い期待を抱いていますし、
ビジネス環境にもそういった期待を持ち込みます。彼らは携帯性についても、さらに高
い要求を持っています。彼らは、社内にいないときでも、オフィス内で彼らがアクセス
できるものにすべてアクセスできることを要求します。それは、ノート・パソコンやハ
ンドヘルド機器の発達に見ることが出来ます。それをサポートできる包容力を持つこと
は、とても大切なことです。
私のアドバイスは、従業員の要求を認識し、要求に先立って行動する必要があるという
ことを、IT組織は認識する必要があるということです。古い例をお話しましょう。信じ
られないことかもしれませんが、以前、多くのIT部門は、PCはITの一部だとは認識して
いませんでした。以前のIT部門はPCは放りっぱなしで、オフィス椅子のように取り扱っ
ていたのです。PCをオフィスに持ち込んだ人々は、たとえ彼らのIT部門がネットワーク
に接続してくれたり、サポートをしてくれなくても、オフィスに持込をしたのです。そ
れが今や、企業がPCを管理することはとても重要なこととなっています。
WSJ:
あなたはHPの技術環境を大きく改変しようとしていますね。どんな改変をなさるのです
か?
Mott氏:
5つの鍵となるイニシアチブがあります。まず、データ・センタの整理統合です。それ
は、物理的にデータ・センタを移動させ、技術を更新して統一化することになります。
そして、エンタープライズ・データ・ウェハウスがあります。ここでは、我々のビジネ
スのために、よい情報をより早く、グローバル・ベースで包括的な方法で提供すること
がすべてとなります。そして労働の効率性がありますが、これは我々にとっては、従業
員がどのように働き、どのようなツールを利用すべきかということも含めた、従業員の
適切な時間使用に関するものです。それから、ITの管理方法や調達手順、全体のコスト
体系の考慮という点において、ワールドクラスのIT組織たらんことを目指します。そし
て最後に、ITプロジェクトのポートフォリオをどのように管理するか、そして我々のビ
ジネスのために最高の仕事を我々が行うために、優先準備を決めることがあります。


FT
2007年4月15日

GoogleのDoubleClick入札、波紋を呼ぶ

Googleが計画しているDoubleClickを31億ドルで買収する計画は、日曜に批判の嵐にさ
らされた。ライバル企業は、この取引はオンライン出版会社およびサービス・プロバイ
ダーとの取引内容に決定的な影響を与える、巨大広告企業を生む結果になると主張して
いる。
押し寄せる抗議の中には、この種のものとしては初めてとなるMicrosoftからの非難も
含まれている。同社自身、長年に渡って独禁法調査のターゲットとなってきたが、今回
はこの新たな強敵の行動を、「反競争的」であるとして非難している。
Microsoftの弁護士、Brad Smith氏は日曜日、GoogleとDoubleClickを併せると“ウェッ
ブ・パブリッシャーに渡される広告の80パーセントを占めることになり、彼らが一つの
企業に統合されることは、大変な悪影響を及ぼすことになる。”と語った。
AT&Tは、インターネットによるビデオ画像配信によって、ケーブル会社に挑むという野
心的な計画を持っているが、もしこの取引が成立した場合、収益の大きな部分をオンラ
イン広告から得ようとしている企業は、打撃を受ける可能性があると語っている。
討論に参加したある人物によれば、YahooとAOLも、先週末にかけて同様の懸念を表明し
ていた。金曜にDoubleClickの全ての現金取引が公表された際、Googleの経営幹部は、
「両社の合併は独禁法の審査をクリアする自信があると」述べた。同取引は、米国、欧
州の両方の司法省から認められる必要がある。
問題になっているのは、GoogleのAdSenseネットワークと、DoubleClickのシステムの統
合である。Googleは、AdSenseネットワークを介して、他のウエブサイトに文脈から判
断して関連性のあるテキスト広告を配信している。一方、DoubleClickのシステムはデ
ィスプレイ広告の配置を行っており、あるライバルの推定によればこういった広告の85
%を仲介している。
金曜にGoogleの経営幹部は、高額な取引価格であるのは、インターネットの二大広告ネ
ットワーク統合という事実を反映していると述べた。買収案は、MicrosoftやYahooに対
するクーデターと広くみなされている。両社とも、DoubleClick買収に向けた入札に参
加していた。
Googleの策略は、オンライン上のプライバシーに影響を及ぼす可能性について非難が寄
せられていることを示している。取引の副作用として、Googleは初めてユーザに「タグ
」をつける、つまりユーザのマシンをクッキーで同定し、「オンライン広告の信頼性を
拡大する」ためのアプローチを取ると述べた。これまでは「広告の品質を保証すること
ができないために」このような方策を取らなかったと述べたが、DoubleClickと協力す
ることでこの問題を克服できるだろうと付け加えた。
プライバシーに関する非難を呼び起こすだけでなく、両社はより多くのユーザ情報獲得
を目指しており、同取引の反競争的な性質に拍車をかけている、とSmith氏は述べた。G
oogleは広告配置についての決断を行う際のベース情報となる、ユーザの個人情報をは
るかに多く持っており、ライバルが競合するのを困難にしていると彼は付け加えた。


WSJ
2007年4月10日

熱くなるコンピュータルームに、ITマネジャーはあの手この手で対応

今日の強力なコンピュータは、従来のマシンに比べて、コスト効率も良く、スペースも
取らない。だが、放熱される量がずっと多いのが問題だ。中には、データセンターによ
るワットあたりの平均消費電力は2000 年以来、およそ50ワットから4倍の200 ワットに
増えたケースもある、と業界の幹部らは言っている。
消費電力が急増したため、データルームでは停電が起こっており、ITマネジャーは躍起
になって対策を練ろうとしている。多くのITマネジャーは、コンピュータルーム内の温
度を60度に保ちたいと考えており、新旧さまざまな方法で放熱問題と戦っている。大き
な施設では、エアコンを増やしたり、搭載型液体クーラーやファンつきのフロアタイル
などを使ったりしている。
シンクタンクUptime Instituteが2005年に19のデータセンターを調査した結果、
これらのセンターのほとんどがコンピュータ機器を冷却できなかったことがわかった。
さらに、サーバ「ラック」(サーバのパネル)の10% が、正常な性能を発揮するために
必要とされる基準を上回る高熱に悩まされていたことも明らかになった。
コンピュータマネジャーは、ますます熱くなる新しいマシンをさまざまな方法で冷却し
ようとしている。ひとつは、熱を大量に放出するマイクロプロセッサ上に、冷却液体を
直接搭載するという方法だ。ISR Inc. が開発したSprayCoolと呼ばれる冷却機器は、サ
ーバラックひとつにつき25,000 ドルだ。
このほか、キャビネット大のエアコンを使っている企業もある。エアコンをコンピュー
タラックがずらり並んでいる場所の隣に置いて、壁に取り付けられたエアコンより強力
に冷やそうというのだ。APC-MGE の幹部によると、同社のラック・クーラーであるInRo
wラインは飛ぶように売れており、2006年の売上高はその前年の3倍に達し、今年の売上
高は2006年の2倍強になるという。
Emerson Network Powerというメーカも、小型エアコンLiebert XD製品の2006年の売上
高が前年に比べて2倍に増えた、と報告している。Liebert XDは、サーバラックの上に
置くことができ、水を使わない冷却剤が入ったパイプと接続している。
また、フロアから冷却しようとする技術企業もある。Degree Controls Inc.はフロア用
のタイルを単価1800ドルで販売している。このタイルには強力なファンがついていて、
サーバに冷気を送り込んでいる。 企業向けコンピュータルーム施設を提供するNavisit
e Inc.の幹部は、タイルが敷かれた場所の放熱を、平方フィートあたり最大200ワット
まで処理できるという。
先進ソフトも、この問題と組みうちするのに使われている。HPは11月、Dynamic
Smart
Coolingという消費電力管理ソフトを発表した。これは、コンピュータルームに最も必
要な冷気を送り込むように、設計されている。


McKinsey Web Exclusive
2007年4月

技術を使って、店内マーケティングを改善

消費財メーカはシミュレーション技術を採用して、店内マーケティングに関するアイデ
アをスピーディーにテストしている。
チャネルが増え、消費者の行動が変わると、それに伴って従来のマーケティングの効果
が薄れてくる。そこで、消費財メーカは、棚のディスプレイを拡大して、多くの製品の
中から各メーカの製品に買物客を誘うといった、店内マーケティング作戦を展開して売
上高を伸ばそうとしている。成熟していて売上が芳しくないサブカテゴリーの売上高復
活に努めている消費財メーカもそのひとつだ。サブカテゴリーの製品は、その隣に並ぶ
新しい製品と異なり、斬新なパッケージングや製品技術で買物客の目をひくことはめっ
たにない。
混乱このメーカは、さまざまな消費者層に影響をおよぼすチャンスについて把握するために
、マーケティング技法や作戦を数多くテストしたいと考えた。しかし、従来の試験的な
店内プログラムは、数ヶ月にわたって実行されるため、主要なパートナーである小売業
者のうち1社がテストに二の足を踏んだ。提案されたプロジェクトの数が多かった(最
初は50だったがその後、最も見込みのあるプロジェクト20に絞った)ため、異なる店が
異なったメッセージを伝えて、顧客を混乱させるという危険が高く、さらに、作戦を競
合他社に掴まれる危険も高い、というのがその理由だ。その上、この小売店は、買物客
の巨大な実験室になるのではなく、カテゴリの売上高を急増させることが目的のバイヤ
ーを雇ったばかりだ。

解決
このメーカは、さまざまな店内マーケティングが与える個々および総合的なインパクト
を分析するために、オンライン・インタラクティブ・ショッピング向けのシミュレーシ
ョンを開発した。このシミュレーションには実在の人物が参加し、バーチャルな店内を
歩き回り、製品を試してみて、いくらか金を「使った」。最終的に、最も有望なプロジ
ェクト20の中から、互いにメリットがありそうなプロジェクトを7つ選び出した。この
ようなプロジェクトを実行すれば、両社の利益は、合計で年間7000万ドル強増えること
になる。
このようなプロジェクトには、そのメーカの慈善活動を強調するように棚上の製品を設
計しなおす、買物通路の端に並んでいる製品をもっと洗練されたものにする、店内広告
および棚上の広告でアピールする、なども含まれている。これに続くテストの結果、サ
ブカテゴリーの製品の売上高はおよそ10%増えた。
影響シミュレーションでは、店内マーケティング(例えば、食べ物の無料サンプル)をすべ
てテストすることはできない。また、深く関わらねばならない衣料品のようなカテゴリ
の場合、関心度を正確に測定することはできない。ただし、従来の試験的なプロジェク
トの結果を混同しがちな、先入観を除くことは可能だ。(例えば、店の清潔さや、販売
員の腕前など) 。さらに、オンライン・シミュレーションを使えば、数千人もの買物客
を同時にテストすることができるため、メーカの金を節約するだけでなく、時間も節約
することができる。したがって、実際の販売を危険にさらすことなく、競争相手に先ん
じてマーケティング・プログラムを展開させることができる。このようなシミュレーシ
ョンはまた、双方が恩恵に預かるようなマーケティングを考案することで、メーカと小
売店との協力関係を深めることにも役立つ。小売店は、オンライン・シミュレーション
を薬局や映画館、銀行、消費者向けパッケージ製品を越えたカテゴリーなど、複数の小
売りフォーマットで活用することもできる。


NYT / News.com
2007年4月8日

Microsoftが、CCSでテクニカルコンピューティングに足がかり

Windows のComputer Cluster Server(CCS) では、相互に接続された複数のコンピュー
タが演算タスクを共同で処理している。高性能のコンピュータクラスタは、スパコン上
位500を多く占めているが、普通はLinux を使っており、Windows を採用していない。
だが、1年足らず前にMicrosoftがWindows CCSをリリースしたときには、Linuxと直接競
合するためというより、市場の新しいニッチを見つけるのが目的だった。顧客がWindow
s PCを使って処理している仕事に、小さなクラスタを結合させて顧客を奪おうとしたの
だ。
これまでのところ、Microsoftは自己評価では高得点をつけている。「まだやるべき仕
事は多くあるが、初年度は順調に進んだ」とMicrosoftのHPC(High−Performance
Computing)担当ディレクタ、Shawn Hansen 氏は述べた。
だが、Linuxが支配するクラスタ市場になると、Microsoftとの付き合いは、貴重である
と同時に重荷でもある。
例えば、高性能コンピューティングを専門に手掛けるSGIは、Linuxを多く使っているが
、同社がWindows CCS をサポートすると今年初めに発表すると、コンピュータクラスタ
のメーリングリストで冷たく扱われた。
Windows CCS は、Microsoftがこの市場に参入する最後のチャンスではない。同社は、W
indows Server2003 Service Pack 2をべースにしたソフト、Service Pack 1をリリー
スしたところだ。この新しいバージョンを使えば、各マシンに個別にソフトをインスト
ールしなくても、一挙にクラスタを立ち上げることができる。
CCS のバージョン2にはもっと大きな改良点がある、とHansen氏は述べた。CCSのバージ
ョン2は、Windows Server 2003 の後継である“Longhorn Server”をベースにしている
。Longhorn Serverは今年出荷される予定だが、CCSの改良バージョンのリリース時期に
ついては、Hansen氏は明らかにしていない。
バージョン2は、「開発、実行、操作および統合を容易にする機能」を特徴としている
。中でも、ネットワーキングが改善された。特にTCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)ソフトと、より大規模のネットワーキングのサポートが
良くなった。
開発面では、Microsoftは、Visual Studioというプログラミングツールを売り込んでい
る。バージョン2 では、複数のマシンで同時にタスクを処理するソフトのサポートが改
善される。この並列処理機能をソフトに搭載することが、コンピュータ業界にとっての
数十年前からの課題だ。
Microsoftはまた、IBM 、Dell、H-P 、SGIと提携し、ソフトがすでにセットアップされ
たクラスタの購入を容易にしている。


FT
2007年4月10日

Yahooが、Viacom 傘下の33サイトと提携

10日に発表された提携によると、Yahooは、Viacom傘下の33のブロードバンドサイトに
、検索サービスとコンテンツ連動型広告を独占的に配信する。

契約期間は複数年で、MTV.comやNickelodeon.com、comedycentral.comなどのサイトに
サービスを提供するが、契約金額については明らかにされていない。
Yahooは昨年、インターネットの中でもトラフィックが最も多いウェブサイトであるMyS
pac(News Corp.の子会社)とAOL(Time Warnerの子会社)への検索サービス提供をGoo
gleと争ったが、敗北している。したがって、今回の契約はYahooにとっては慰めとなる
ものだ。
Viacomによると、規模は小さいが、同社のサイトは総合すれば、「インターネットで最
も人気のある行き先」の第11位についているという。
Yahooとの契約で、ViacomとGoogleとの確執は複雑化する模様だ。Googleは
昨年、同社のAdSense広告ネットワーク関連ウェブサイトを通じてViacomのビデオクリ
ップを一部配信することで、Viacomと限定的な合意に達し、両社は手を組んだかのよう
に見えた。
ところが、今年になって著作権侵害が起こったため、両社の関係は冷え切った。Viacom
は先月、ビデオ・クリップが、事前承認なしにGoogleの動画共有サイトYouTubeに配信
されたとして、Googleを著作権侵害行為で提訴するとともに、10億ドル超の損害賠償を
求めた。
新旧メディアとも、映画やテレビ番組、その他ビデオコンテンツのインターネット配信
契約を争っており、ViacomによるGoogle提訴は、新旧メディアの対立を激化させる火種
のひとつになるだろう、とみなされている。Googleに不満なNBC UniversalやFoxもYouT
ube に対抗するビデオウェブサイトを立ち上げる計画を発表した。


BW
2007年4月10日

誇大宣伝の技術を、期待に沿ったものにするには

衛星携帯電話メーカであるIridiumは、セルラタワーがひとつもない辺鄙な砂漠や大洋
の真ん中にも、通信サービスを提供することができる。Iridiumは民間投資を受けて200
1年に蘇り、2006年には2億1200万ドルの売上高と5400万ドルの利益をあげるまでになっ
た。しかし、同社が現在どれだけ利益をあげているかについては、誤解されがちだ。
2006年にIridiumに入社したCEOのMatthew Desch氏は、「Iridiumは公共事業としては失
敗したが、のちに民間事業として成功した。失敗は、我々に起こった最も大きな出来事
として今でものしかかっている」と言う。だが、Iridumは成長を遂げており、売上高と
利益を増やし、そして新しい市場――軍事、災害救助、航空、ユーティリティなど――
のユーザ数などの測定基準もクリアしている。現在、18万人がサービスに加入している
が、加入者の数は年間15〜20%の率で増えている。
Iridiumのように、革新的な製品とサービスを立ち上げたものの、最初の誇大宣伝と足
並みを合わせることができなかった「次の大きな潮流」となる企業の中に、MySpaceに
追い抜かれたソーシャルネットワーキングサービス企業Friendster、立ち乗り電動二輪
車のメーカSegway Personal Transporterがある。
これら2社のビジネスは目下、急成長している。両社は、技術に磨きをかけ、ビジネス
モデルを作り直し、そして新しい利用者に手を伸ばした。
非常に新鮮で前例がないという理由のために、多くの斬新な技術がターゲット層への販
売に苦労している、と学者らは指摘する。
「新しい技術が最も活かせるのがどこであるかは、たいてい最初はわからない。
Viagra はもともと心循環器疾患の治療薬だったが、心循環器疾患の薬としては失敗し
た。また、Javaというソフトは最初は、セットトップジャワ市場向けに開発されたもの
だが、これもうまく行かなかった」とカリフォルニア州立大学バークレー校のHaas
Sch ool of BusinessのCenter for Open Innovation担当のエグゼクティブディレクタ、
Henry Chesbrough 氏は言う。同氏によると、このような革新を成功させる秘訣は、素晴
らしい技術ではなく、それを賢くパッケージにする方法を見つけ、それに対する消費者
の需要を見定め、そしてできるだけ広い利用者層に販売していくことだという。
「このような新しい技術が市場に出なければ、より良い活用法は決して見つからなかっ
たかもしれない。 …このような技術を追求する際、発明家は、チェスよりもポーカー
をする必要がある。なぜなら、チェスは、最初から目的と可能性がはっきりしているか
らだ。」つまり、融通がきかない、予め定められた作戦や期待に沿わせようとするより
、新製品のマーケティングと販売に関する戦略を練り直すことが必要ということになる
。「最初、うまくいかなくても、何度もやってごらん」という格言もある。
Iridiumは柔軟性を持つことによって、最初の失敗を克復した、とDesch氏は言う。小売
市場ではなく卸売り市場に向けて電話器を販売したのだ。 各市場にあわせた技術を開
発するチャネルに対して、門戸を開放したという。「我々の真の市場は、企業と業界だ
ということがわかった。我々が行った最近の革新は、ビジネスをこれらの市場にあった
ものにしたことだ。」(Desch氏)
エール大学経営大学院の副学部長であるJeffrey Sonnenfeld教授によると、世界で最も
すばらしい革新の中には、最初は思ったようなスタートを切らなかったが、メーカと投
資家がこの革新を活用できそうな新しい市場を見つけると、売上高が一気に伸びたもの
もあったという。
誇大に宣伝された革新がたとえ冷ややかな待遇を受けても、その革新を利益のあがるビ
ジネスに変えるフレームワークについて、Sommenfeld氏は説明する。3つの課題を検討
して、問題の根源を探るよう、彼はエグゼクティブたちにアドバイスしている。第一は
、使い易いかどうかだ。「近隣分野における新しい展開が、この製品に対する新たなサ
ポートをもたらしてくれるかどうか、尋ねてみればいい。」その次は、タイミングだ。
「消費者を教育する必要があるかどうか。あるいは企業側がもっと忍耐しなければなら
ないかどうか。」そして最後は、「早くからこの製品を採用した人々が、用途をいかに
変えているか、あるいはコンセプトをすっかり変えているかを見る」ことだ。


WSJ
2007年4月11日

古くなったコンピュータはこうしてリサイクル

最近Microsoftが基本ソフトWindows Vistaをリリースし、AppleがWindowsから同社のプ
ラットフォームに乗り換えるよう懸命に誘っているせいで、地下室の隅っこにはPC
が積み上げられている。
有名なコンピュータメーカにはほとんどリサイクルプログラムがあり、中には玄関口ま
でわざわざパソコンを取りに来てくれるプログラムもある。
Dell は、古くなったDellの機器をいつでも引取りにきてくれる。しかも無料でだ。ま
た、Dellの新しいパソコンやプリンターを買えば、古いコンピュータやプリンターのブ
ランドがどこのものであっても、無料で回収してくれる。
HPは、古くなった機器を製造したメーカに関係なく、回収とリサイクルを行なっている
が、製品ひとつにつき13〜34ドルの発送料と取扱料がかかる。その代わり、製品ひとつ
に対して、HPの製品を買う際に使える30〜50 ドルの割引クーポンが貰える。
Lenovo はThinkPlus Recycling Serviceというリサイクルプログラムを実施しており、
リサイクルあるいは修復するための他社製の古いシステムやモニター、プリンター、周
辺機器をLenovoに送る際に利用できるよう、1枚30 ドルの前払いの出荷ラベルを用意
している。Lenovoは、送られてきた製品のリサイクルを指定センターで行い、再利用可
能な機器をGifts In Kind Internationalに送る。この団体は慈善団体で、現物支給に
よる寄付活動を行なっている。
Apple も自宅まで出向いて引き取ることはしないが、Appleのウェブサイトで30ドルの
出荷ラベルを買えば、各ブランドの製品を受け取ってくれる。Apple のウェブサイトあ
るいはAppleの小売店のひとつで新しいMac を購入すれば、最大2個までの前払いボッ
クスの出荷コードと指示がEメールで送られてくる。これは、製造業者に関係なく、す
べての古い機器をAppleにリサイクル用に送る際に使用することができる。
Rechargeable Battery Recycling Corp.という非営利組織が運営するプログラムの一環
として、Apple の小売店は、各メーカの充電池を受け入れている。これらの店はまた、
不用になったiPods のリサイクルを受けつけており、新しいiPodに買い換える際は、10
% 割り引いてくれる。
リサイクルする際は、ほとんどの企業がハードドライブをシュレッダー処分することを
約束しているが、念のために、データの取扱いや消去は個人で行なうよう勧めている。
一般的に、コンピュータはリイクル工場に送られると、分解され、材料は別々に分けら
れ溶かされた後で再使用される。1987 年以来ずっとコンピュータをリサイクルしてい
るHP は、今年末の時点で、10億ポンドの中古製品を回収・リサイクルしたことになる
だろうと言っている。この中には、自社製品に再利用する部品も含まれている。プラス
チックのような製品は溶かして、リサイクルしたペットボトルのプラスチックと混ぜあ
わせ、スキャナー製造に利用している。
たいてい、再利用に最も向いているのは、使用年数が5年未満の製品だ。おおざっぱに
言えば、古くなったときに忘れないよう、コンピュータはできるだけ早く寄付しようと
いうことになる。
Microsoftは、TechSoupという非営利の技術団体と、Microsoft Authorized
Refurbishersというプログラムを通じて、パソコンを改装している。これらの団体は世界中にあっ
て、ソフト使用ライセンスを低料金で取得して、WindowsやOfficeプログラムを低所得
層や非営利機関、教育機関向けの再生コンピュータにインストールできるようにしてい
る。米国だけでも、10万を超えるライセンスがこのような団体400件に向けて発行され
た。



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