ＧＣＨ　先週の結果分析コミュの2009年　第35週(8/29・8/30）　3回新潟5・6日目　3回小倉5・6日目　 2回札幌9・10日

　重賞ＲＥＶＩＥＷ　

新潟・新潟記念
1着　ホッコーパドゥシャ
ペースが遅くて早めに前を捉えに行きたくなるレースであったがのだが、ちょっと閉じ込められた感じはあるにしても、ぎりぎりまで追い出すを我慢し、瞬発力を引き出した。急遽の乗り代わりだったが、抜群の好騎乗だった。江田照は騎乗馬には恵まれていないが本当に上手い。また馬も七夕賞、小倉記念、新潟記念といった強行軍によく耐えた。

2着　サンライズベガ
今回が初めての新潟外回りだったが、東京で3回走って2着が2回という馬で、なぜか小回りコースで勝っていることが多いのだが、アドマイヤベガ産駒らしく、直線の長いコースが合っている。ただし今回は超スローのペースを先行するという流れに恵まれたところも多分にある。

3着　メイショウレガーロ
超スローの逃げに持ち込んだことが、最大の好走要因。ただ2000ｍに限ればほとんど崩れていない。2000ｍの重賞で掲示板を外したのは、ブリンカーが裏目に出た昨年の函館記念だけ。今後も2000ｍ戦では連下にマークしたい馬

4着　エアシェイディ
Ｇ１、G２で何度も好走していてここでは完全に格上の存在であった。だた直線の長いコースでの2000m戦ではこれまで好走歴がなくて、今回も最後は脚が鈍ってしまっていた。

5着　アルコセニョーラ
福島牝馬Ｓでは斤量56キロで2着であったが、牡馬相手の重賞で好走したときは斤量53キロ以下のときであった。斤量に敏感であることは確かで、単に今回は54キロだったというだけでなくて。七夕賞から1キロ増えての54キロであった。それで牡馬相手に一番人気だったのは酷であった。5着ならむしろ健闘したといえる。

7着　ダンスアジョイ
中央競馬では2回以上続けて2着以上に入ったことがない。連続で好走出来ない、追い込み馬で極端な競馬しか出来ない馬の宿命ともいえるが、小倉記念を最高の騎乗で勝って、今回斤量が１キロ増。特にの新潟外回りとはいえ、今回はちょっと走る順番ではなかったと言える。

12着　トウショウシロッコ
勝ったホッコーパドゥシャと同じような位置にいたが、その勝ち馬は直線なかばまで馬群の中で我慢していたのに対して、こちらは残り500ｍあたりのところでスパートしていた。それで最後とまってしまったのだが、ちょっと強気過ぎたかなという印象。

14着　デストラメンテ
七夕賞では伸びない内を通っての5着であったということで2番人気に推されたが、超スローペースを先行してのこの着順となった。とはいえ上がりが、推定33.6秒で、自己最高。要は新潟外回りの上がりの速い競馬には対応出来ないことになる。これまで新潟で4戦3勝2着1回の実績は内回りのものだった。



札幌・キーンランドＣ
1着　ビービーガルダン
函館ＳＳを回避したのだが、その後の調整は順調で体勢は万全。この馬自身は昨年2着だった時より走っていないという感じはするが、札幌と函館の短距離では実に安定している。

2位入線、8着降着
モルトグランデ　函館ＳＳでは大外枠から外々を周らされて9着、ＵＨＢ杯では道中前が壁になって、内目を走った2頭に先着されての3着、そして今回は内を上手く進んで抜け出したのだが、痛恨の走行妨害。降着は仕方のないところだが、短距離では枠順などちょっとしたファクターが違うと、着順が変わってくることをよく示している馬。

2着　ドラゴンウェルズ
ＵＨＢ杯では外を周って5着であった。馬場差等考慮すれば、前回は5着で今回は3位入線だが、同じだけ走っていたという結果。1200ｍだと追い込む形となるので、どういう結果になるかは、他の馬次第

3着　グランプリエンゼル
函館ＳＳと同じ51キロ、同じような内枠、同じようなペースでこの結果であるので明らかにパフォーマンスを落としているのだが、どうしてなのかはよく分からない。ただこの馬は1度の続けて同じ条件を使っていない。芝やらダート替わりとか、ダートから芝替わりとか、距離の大幅な変更とか、そういうときに走っていることが多いので、馬が飽きっぽいのかもしれない。




　新潟・芝　

【馬場・コースについて】
土曜　−０．６（直１０００は−０．４）
日曜　−０．４（直１０００は−０．４）
月曜の芝刈り、火曜のローラー整備の効果で、馬場の衰えはなし。ただ、土曜の１Ｒの時点では、各馬とも内を避けて走っていた。これは雨の影響が残っていたということ。日曜の午後は、ローラーの効果も衰えてきたのか、外差し馬場に。

【芝コース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=3049211271
　
【Ｂランクレース】
土曜２Ｒ・２歳未勝利・１０００ｍ。
１着・デートマスター　−０．３
残り２００まで持ったままの楽勝。時計以上に価値のある内容。ただ、直１０００以外ではどうなのかは不明。

２着・シーマーク
最初から追いどおしだった。コーナリングに難があるがために直１０００競馬に活路を見い出しているようだが、ほんとうはもっと距離があったほうがいいのかもしれない。

３着・ホッコーマスタング
ダート１２００ｍで１２着から一変。今回は出脚も良かった。ただメンバーランクＤだけに、相手に恵まれた感も。

【その他のレースより　特筆事項】
日曜８Ｒ・３歳上５００万下・古町特別・１６００ｍ。
前半８００ｍ４８．８。後半８００ｍ４５．６と、３．２も違った。ペース補正をしてタイムランクＣ。

１着・サトノエクスプレス
過去に何度も人気で凡走しているように、非常に不安定な馬。今回は遅いペースを差し切ったということで能力は高いが、今後も信頼できるかというと別のハナシ。

３着・クレスコワンダー
末脚は光るが、今後も展開に左右されることは必至。人気程の信頼性はない。

４着・プロスアンドコンズ
まだ脚はあったとは言えるが、このような競馬を続けていると、勝ちきるのが難しい。

　




　新潟・ダート　
　　　
【馬場・コースについて】
土曜　−０．２　日曜　−０．３
この夏の新潟では、最も時計のかかる馬場コンデイション。その因果関係からか、新潟ダートにしては、差しが決まっていた。

【ダートコース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=3127832232
　
【その他のレースより　特筆事項】
日曜９Ｒ・３歳上１０００万下・妙高特別
１着・ケイアイスイジン
落馬した馬の影響で、かなり外を回りながらのゴール。これで４勝すべてが左回りのダート。ベストは左回りのダート短距離。今後もこれに該当する場合は注意。

５着・オオヒメ
平坦ダートの１２００ｍでは、無類の安定感を誇っていたが、今回は４コーナーで後ろから馬が乗りかかってきた。敗因はその影響。







　新潟開催のポイント　

【ネオユニヴァース産駒初勝利】
先週ケチをつけてしまったが、勝つこともある。まあ、だからといって、ネオユニヴァース産駒が新潟を苦手ににしていること自体は不変。速い時計の時計の決着が苦手。






　小倉・芝　

【馬場・コースについて】
土曜-0.6 日曜-0.4
月曜に芝刈り、火曜に内側のローラー整備。土日を通じて外差しの馬場にはならなかった。ローラーの効果があったことと、ローラーの効果が薄れても外を周るよりいいという状態だったのだろう。

【芝コース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=1957875117
　
【Ｂランクレース】
土曜4レース
1着　ルナフライト
前走はスタートが悪くて、後方からの競馬で5着となったが、今回は200ｍ距離延長の2000ｍでスタートは前走同様良くなかったのだが、１コーナーまでが長いので、上手く好位に取り付くことが出来た。クラスが上がると、スタート難があるだけに、いきなり通用というのは難しいかもしれない。

2着　フローズンダイキリ【小倉大川注目馬】
後方からの競馬したことがなく、前走は1番人気を裏切って5着であったが、今回は好位から競馬が出来た。最後の伸びを欠いたのは前半脚を使ったからという見方も出来るのだが、次はおそらく阪神の外回りだと思われて、そのコースは得意としており、そこで勝ちあがれそう。

【その他のレースより　特筆事項】
日曜4レース
1着　タガノリザベート【勝ち馬上位候補】
勝ちっぷりが目に付いた。明らかに1200ｍは距離不足といった感じで前半は全くついていけなかったが、エンジンがかかると豪快に差し切った。3キロ減量騎手が騎乗したことと、少頭数での競馬で、置かれてもロスなく立ち回ることが出来たが、距離が伸びればさらに楽しみな馬

日曜8レース
1着　ブライドルアップ【勝ち馬上位候補】
粒ぞろいのメンバー相手に楽勝という内容は評価出来る。平坦芝1200ｍでは今回を除いて、ずっとａかbで好走している。平坦芝1200ｍでなら1000万下でも通用する。
　




　小倉・ダート　
　　　
【馬場・コースについて】
土曜+0.1　日曜+0.2
雨の影響がなくても馬場差の変動が激しい。

【ダートコース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=4253571771
　
【その他のレースより　特筆事項】
土曜10レース
1着　シーポラリス【勝ち馬上位候補】
タイムランクＤではあるが、あと0.1ｓ速ければタイムランクＣであった。8回続けて馬券の圏内。良くも悪くも相手なりの馬。ただしタイムランクｂのレースで2回接戦の2着のある馬なので、今回のタイムランクＤが全てでないことは明らか。昇級しても上位争い可能。

2着　トーホウオルビス
休養明け３走目で復調したといえる。＋20ｋｇだった前走は先行して早々に失速。14ｋｇ絞れた前走は一気に上がるも止まってしまう。今回はさらに絞れて逃げ粘った。タイム自体は評価出来るものではないが、今年1000万下を勝ったときは4走目で典型的な叩き良化型といえて、次はさらに良化する可能性がある。

4着　ピイラニハイウェイ
ピッチ走法による機動力が持ち味で、今回のように外を追い上げて、直線で前を追うという形は伸び切れない。1000万下だと、内の方でもっとせこい競馬をしないと厳しい。

【Ｅランクレース　特筆事項】
日曜7レース
1着　ワキノブライアン
出遅れ、ダッシュもつかず離れた最後方からの競馬。そこから大外をぐうううっと差し切った。見た目が派手な勝ちっぷりであったが、勝ち時計、上がり時計ともにそれほど価値はない。





　小倉開催のポイント　

【もうひとりの▲　国分恭介】　
平場戦で、人気薄の3着固定三連単にお勧め。他にも減量の若手騎手を狙ってみるといいかも。







　札幌・芝　

【馬場・コースについて】
土曜　−０．７　日曜　−０．７
ほとんど変動せず。安定している。

【芝コース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=2305655451
　
【Ｂランクレース】
日曜１Ｒ・２歳未勝利・１２００ｍ。
１着・マンゴプディング　−０．５【次走上位候補】
デビュー戦はタイムランクＢのレースでクビ差の２着。今回は危なげなく勝利。一気に突き抜けた脚は今後も注目。

２着・スワット【注目馬】
これで３戦連続タイムランクＢでの２着。次走はそろそろ勝機。

【その他のレースより　特筆事項】
土曜８Ｒ・３歳上５００万下・まりも特別・１２００ｍ。
５着・スペシャルブレイド。【注目馬】
スローペースなのに、意識的に下げての好位追走。ハイペースで逃げて好走した直後でこの競馬は好走は難しい。本来の先行策なら巻き返せる。
　





　札幌・ダート　
　　　
【馬場・コースについて】
土曜−０．６　日曜−０．６
雨の影響もなく、安定している。

【ダートコース　タイムランク】
http://mixi.jp/view_album_photo.pl?album_id=1370290&number=267877992
　
【Ｂランクレース】
日曜６Ｒ・３歳上５００万下・１０００ｍ。
１着・ケイアイスウォード　−０．３
２走前から着用しているブリンカーの効果が表れた。今回はナニがナンでも逃げるという気迫の逃げ。打つべき手を打って掴んだ勝利。１０００万下ではダート１２００ｍに好走歴がないだけにどうか？

２着・チェアユーアップ
初のダート１０００ｍが合っていた。今回は展開やコース取りで恵まれた点もある。

【その他のレースより　特筆事項】
日曜11Ｒ・3歳上1000万下・白鳥大橋特別・１７００ｍ。
６着・プラチナメーン
モマれると弱く、多頭数ならば先行できるか？と、３走前終了後に危惧していたが、今回はスタートでアオって位置取りが悪くなった。敗因が明白なので次は人気が下がらないと思うが、多頭数ならば巻き返しはあまり期待できない。
　




　札幌開催のポイント　

【マリーンＳとは何だったのか？？】
しらかばＳでは、マリーンＳ上位４頭がそろって出走するも大凡走。マリーンＳは高速馬場で時計も速くなり、決して低いレベルではなかった。
この２つのレースはペースが大きく異なり、しらかばＳの速いペースに戸惑ってしまい、ついていけなかったカタチに。それだけマリーンＳはスローの楽な競馬であったということである。