祝！ ショートゆかりんご
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祝！ ショートゆかりんご２・爆笑編
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祝！ ショートゆかりんご３・大盤振る舞い
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祝！ ショートゆかりんご４・これでもか？！
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新潟・馬場差の推移
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新潟・芝
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新潟・ダート
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新潟・勝ち馬レベル
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小倉・馬場差の推移
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小倉・芝
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小倉・ダート
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小倉・勝ち馬レベル
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函館・馬場差の推移
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函館・芝
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函館・ダート
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函館・勝ち馬レベル
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●●● 重賞プレイバック ●●●
【小倉・小倉記念】
１〜２コーナー中間。ニルヴァーナが先頭、２番手にアラタマサモンズと、格上挑戦の上がり馬２頭が先手。1000ｍは59秒６と平均ペースも、中盤からは12秒台が３回も続き、ペースは落ちていた。隊列も変わらず直線へ。メイショウカイドウはすでに一杯になり、圏外へ。４番手のインでうまく脚を溜めていたニホンピロキースが先行２頭を捕らえにかかり、抜け出したところへ大外からサンレイジャスパーの爆発的末脚が炸裂。13度目の重賞挑戦でようやく戴冠。
１着サンレイジャスパー。過去の戦跡からも、夏に強い馬だった。それは単に牝馬だからという理由だけで片付けられるのではなく、純粋にこの馬の夏適正が上だった。小倉コースもデビュー時に連勝しているように適正があった。２〜４着の馬が前に位置し、内を回っていたのに対し、この馬は中団から外を回っての差し切り。後方から伸びたのはこれ１頭という内容に価値あり。
２着ニホンピロキース。好位のインを進んだ。もともとが逃げないとダメというタイプではなく、こういった先行のレースができたというところも収穫。ここ２走で「長いか？」と懸念されていた2000ｍも大丈夫であることを裏付けた。このレベルのメンバー相手なら次走も注意したい。
３着アラタマサモンズ。４着ニルヴァーナ。ともに1000万勝ちからの格上挑戦。前でレースを引っ張った。ともに自己条件の1600万下に出走してくれば上位候補。ただニルヴァーナについては、前走のような控える競馬のほうが、能力を発揮できるのではないか？
７着スウィフトカレント。58キロでは好走例があったが、本来の走りではなかったのか、伸びを欠いた。
11着メイショウカイドウ。１年ぶりの出走で、かつ59.5キロの斤量はさすがに厳しかった。
●●● タイム分析 新潟 ●●●
５日目９Ｒ 村上特別
５日目１０Ｒ 五頭連邦特別
５日目１１Ｒ 新潟日報賞
６日目９Ｒ 糸魚川特別
６日目１０Ｒ 火打山特別
６日目１１Ｒ 北陸ステークス
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
土日を通して−０秒５と、安定しかけている。
まだ、外伸びの馬場とは言い切れない。
【高レベルレース】
なし。速いものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
乾燥していて、力のいる馬場。
【高レベルレース】
なし。速いものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜１Ｒ・ショウナンアルバ。この馬は走る。福島のデビュー戦では途中からガマンが効かなくなってガーッと行ってしまったが、この日は落ち着いており、折り合ってタメが効いた。ラストの瞬発力は見事で、スローでこの内容は賞賛。精神的に暴発しなければ間違いなく出世する。
土曜12Ｒ・スプリングタピアン。内々でソツなく乗られ、キッチリ抜け出した。力がありながらも、もどかしいレースが続いていた休養前に比べてレース振りが格段に良化。ローカル限定というイメージはあるが、組み合わせ次第では昇級しても注意が必要。
日曜２Ｒ・トーセンクロス。昨年の札幌以来の長期休養明けも、一目で仕上がっていたとわかった。テンで一気にハナも、直線で飲み込まれかけたがもう一伸び。能力はある。昇級しても上位候補。
日曜６Ｒ・タケミカヅチ。スタートで一頭大出遅れ。行き脚もつかずポツンと後方。しかも超のスローペースをいつもまにやら中団に取り付いて、直線では推定上がり33秒０の鬼脚炸裂でゴボウ抜き。２〜６着の馬が、すべて好位に位置していた馬につき、余計に価値が高い。新種牡馬ゴールドアリュールはこれで勝ち鞍がマイル・マイル・1800ｍ。これがこれからの参考になるかが注目。
日曜８Ｒ・ビックポパイ。外目２番手から力強く抜け出した。モマれないカタチになれば強い。1000万下でも自分の競馬ができるかがカギ。
【その他注目馬】
土曜９Ｒ・３歳上500万下村上特別・芝1600ｍ。
特に上位３頭をチェックしておきたい。
１着ゲイル。後方でうまく折り合えた。道中掛かったりするなどのムダがなければ今のような「鋭さ＋強さ」を見せることができる。今まで戦ってきたメンバーから比較しても、1000万下でも十分に足りる。ただ半兄のカンパニーの域に近づくには、もっと成長が必要だが・・・
２着シンボリハレー。好位から伸びシッカリ。マイル線でもメドが立った。500万では力が上。春から成長していて、レース振りにも幅を増している。
３着デュポンサークル。小柄ながらすごくいいフットワークで高性能。前々でケイバしたため、目標にはされたが、後続には内容的に大きな「差」があった。現級でモタつく馬ではない。
日曜12Ｒ。３歳上500万下芝1800ｍ。
上位３頭に注目。
１着アドマイヤジュピタ。馬群を捌いてからの伸びは鮮やか。１年５ヶ月ぶりの実践・プラス４０キロもなんのその。逞しくは見えても、決して太くは見えなかった。反動も心配だが、太めではないと断言できるだけに、その心配もないだろう。能力的には1000万下がカベになる馬ではない。
２着フルヴィクトリー。左回り専用。間隔を開けた使い方は、勢司厩舎のお家芸。内枠から非常にスムーズな競馬ができた。14キロ減は気にならない体つきで、次走も有力視。
３着マイネルグラシュー。人気馬にありがちな、外目を通った「大事な」乗り方に徹した感が・・・。上位馬とはこのコース取りの差もあった。ただし、上がりの速い競馬にもしっかり対応して、地力強化をうかがわせる。馬場が渋れば鬼に金棒だし、もう順番か。
●●● タイム分析 小倉 ●●●
５日目９Ｒ 高千穂特別
５日目１０Ｒ 宮崎競馬１００周年特別
５日目１１Ｒ 青島特別
６日目９Ｒ 響灘特別
６日目１０Ｒ 小倉記念
６日目１１Ｒ 若戸特別
６日目１２Ｒ 筑紫特別
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
週ごとにバラつきがあるが、先週は土日で良馬場ではあったが、かなり速い時計というわけではなかった。
【高レベルレース】
土曜２Ｒ・３歳未勝利芝2600ｍ。
先週の芝では飛びぬけて優秀なタイム。基準より１秒６も速い決着。
１着マルモコウテイ・距離が延びて、一層追走がスムーズだった。
２着ギムレットロック【番組推奨馬】。こちらも距離が伸びたことで、巻き返してきた。長距離適正アリ。３着馬に３馬身離す好内容。３回小倉３週目に、同じ芝2600ｍの未勝利が組まれているだけに、ここに出走なら中心。中距離出走ならメンバーを吟味して決断。
【低レベルレース】
上記写真の通り。
日曜10Ｒ・小倉記念（Ｇ３）。
馬場差を考慮すると基準より１秒１遅い勝ちタイム。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
前半２週は、雨の影響でマイナス２秒台と、相当に脚抜きのいい馬場だったが、この週はともに−０．３秒と水準レベル。
中団からの差し馬の台頭が目に付いた。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜９Ｒ・バブルウィズアラン。初めての2000ｍでも、力の違いを見せつける勝利。直線で抜け出して先頭に立つと、鞍上が追うのをやめていたが、それでも馬は伸びていた。距離適性についても、中距離がけっして長いというわけではなく、馬の成長とともに対応できるようになってきた。昇級しても上位候補であり、神戸新聞杯に出てきても、注意が必要。
土曜10Ｒ・サンライズレクサス。連闘で小倉ダート1700ｍを連勝。外目から早めにスパートしての圧勝。昇級しても注意。
土曜11Ｒ・ライブコンサート。こちらも連勝。とにかく末脚が堅実。1000万下でも軽視はできない。
【その他注目馬】
土曜８Ｒ・３歳上500万下ダート1000ｍ。
タイムランク・メンバーランクともにＢ。質の高い一戦。
１着テイエムクリスタル。２着キーレター。ともに前走は２回中京の1000万下・芝のマラヤンＲＡＴで２ケタ着順を引いた馬たち。今回は降級の利を活かした。勝ち馬はこれで1000万下にまた出走できるが、ダート短距離なら注意。
３着ウインハンスダウン。４着イリューシプネス。
２頭とも詰めの甘いところを見せたが、上位の２頭が能力上位だったと言える。
５着サンエムパーム。９ヶ月ぶりの実戦で、スムーズに前にいけなかった。ここを１度使われて変わってくる。
６着デンコウグラス。２番手につけたものの、伸びを欠いた。休み明け２走目ながら、あまり変わってこなかった。
日曜12Ｒ・３歳上500万下筑紫特別芝1200ｍ。
３着の馬までなら、地力上位。
１着コウユーキズナ。前走は出遅れて、直線で突っ込んできた惜しいレース。今回はスタートのロスは無いも、控えて直線の伸びに賭けた。自在性があり昇級しても注意。
２着エイシンアロー。前走は道中で不利も、今回は外目をスムーズな追走だった。勝ち馬には劣ったが、500万下なら上位の存在。
３着リッカバクシンオ。ある意味インパクトの最も強いのがこの馬だったかも。逃げ切り濃厚のところを、外から来た２頭に差される始末・・・。ただ馬券圏内にはキッチリ入ってくる。落ち着いた頭数で、先手を取るのにスムーズなら粘りこむのではないか。
●●● タイム分析 函館 ●●●
５日目９Ｒ かもめ島特別
５日目１０Ｒ 駒ケ岳特別
５日目１１Ｒ 七重浜特別
６日目９Ｒ ＵＨＢ杯
６日目１０Ｒ 美利河特別
６日目１１Ｒ 檜山特別
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
大雨で一気に馬場が悪化。時計をかなり要するコンディションに。土曜の１Ｒは豪雨により設定不能。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いなものでもＤランクまで。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
土曜日の豪雨で一変。一気に時計が速くなった。だが、日曜は今季の通常の馬場に。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
上記写真の通り。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜９Ｒ・エアマグダラ。３番手のポジションで自分のペースを守っての競馬。直線でも頑張っているイチゴイチエを差し切り勝ち。総合的には近走でいちばんいい内容であった。テンションが上がりやすいので、輸送のない滞在競馬というのも吉。欲を言えば、馬体がもう少しふっくらしてほしいのだが・・・。勝ち馬レベルはかろうじて△とはしたが、能力があるだけにもうすこし上で見積もっても良い。
日曜４Ｒ・パラダイスプラム。好位からセンスよく抜け出して快勝。パラダイスクリーク産駒だけに、この日のような馬場が合っていたことが勝因の可能性もあり、スピード競馬への対応が、今後のカギ。
【その他注目馬】
土曜10Ｒ・３歳上500万下駒ケ岳特別芝2000ｍ。
１着ユキノマーメイド。まさにこの馬のための競馬。馬場の悪化も勝因だが、このメンバー相手に５馬身差は見事。コンスタントにこのパフォーマンスができるかどうかという点では疑問だが、昇級しても単騎でいけるメンバー構成ならば一発あり注意。
２着ミストラルクルーズ。折り合い重視で後方からも、終いの脚はしっかり伸びていた。セントライト３着馬が完全に復調している。
３着チョウカイサンデー。前走はタメて不発だっただけに、今回は３コーナーからマクり、４コーナーでは先団に。ただいい脚を長〜く使ってしまっただけに最後は差された。力は明らかに上だけに、今回にされやすい面が難。
土曜８Ｒ・３歳上500万下ダート１７００ｍ。
少頭数ながら、現級上位のメンバー構成。
メンバーレベルはＢ。
１着ロリンザーユーザー。３歳馬と若く、道中は２番手で遊び遊び走っていた。追われてからもすぐには反応しきれずに、逃げ馬との差が一旦開いたが、追われてからの伸びは圧巻。気性の問題はあるが、脚力は上のクラスでも通用。
２着ウィキウィキ。ハナを切って、叩きあいになってもひるむことがなかった。前走・今回と、ハイレベル相手によくがんばっている。評価できる。
３着ノースベアハート。いつもより早めのポジションでジワジワと伸びた。とにかく函館では堅実。
４着ポーカーフェイス。後方からで一番の脚は使っていた。前に行く脚もあるので、ただいまいろいろと試行錯誤の段階か？
だが、このクラスでは力上位であることは確か。
６着トウカイゲイル。骨折しての休み明け。体は仕上がっていた。走らせても圧巻のフットワーク。２番手で息がもたなかったが、これは休み明けと割り切りたい。素質・素材からもう１度狙える。
●●● 次走注目 ●●●
【次走注目馬】
新潟開催より。
日曜３Ｒ・３歳未勝利芝2000ｍ。
４着・スズカサンバ。昨年夏のデビュー戦以来の休み明け出走。能力の片鱗はみせた。道中行きたがった面を見せ、直線飲み込まれたと思いきやもう一度伸びてきた。相当な脚を道中に使っているのにこのパフォーマンスは驚き。次は狙える。未勝利にとどまる器ではない。
【次走危険馬】
函館開催より。
日曜11Ｒ・３歳上1000万下檜山特別ダート1700ｍ。
２着・エアサンタムール。今回ははっきり言って相手に恵まれた。レースぶりもスムーズすぎてメンバー中いちばん上手に立ち回る。これがまたできるかというかというと疑問。依然としてワンパンチ不足した面は否めず、もう一度危険馬としてあげてみる。
【次走注目馬】
小倉開催より。
土曜11Ｒ・３歳上500万下青島特別芝1700ｍ。
４着・ツルマルオジョウ。復調を示すレース振り。
１〜３着馬が内目を回っていたのに対して、この馬だけ大外をブン回した。このロスがあっての４着。３ヶ月半振りの実戦で、十分な見せ場は作った。16キロ増も太くはなかった。このクラスで通用する能力はあるし、次走は中心視。
【次走危険馬】
小倉開催より。
日曜２Ｒ・３歳未勝利芝1800ｍ。
１着・キャプテントゥーレ。うまくスローペースに落としての逃げ切り。きわめて人気になりやすいタイプの馬で、昇級戦でも人気先行になりそうで、懸念アリ。
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祝！ ショートゆかりんご２・爆笑編
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祝！ ショートゆかりんご３・大盤振る舞い
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祝！ ショートゆかりんご４・これでもか？！
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新潟・馬場差の推移
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新潟・芝
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新潟・ダート
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新潟・勝ち馬レベル
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小倉・馬場差の推移
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小倉・芝
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小倉・ダート
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小倉・勝ち馬レベル
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函館・馬場差の推移
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函館・芝
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函館・ダート
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函館・勝ち馬レベル
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●●● 重賞プレイバック ●●●
【小倉・小倉記念】
１〜２コーナー中間。ニルヴァーナが先頭、２番手にアラタマサモンズと、格上挑戦の上がり馬２頭が先手。1000ｍは59秒６と平均ペースも、中盤からは12秒台が３回も続き、ペースは落ちていた。隊列も変わらず直線へ。メイショウカイドウはすでに一杯になり、圏外へ。４番手のインでうまく脚を溜めていたニホンピロキースが先行２頭を捕らえにかかり、抜け出したところへ大外からサンレイジャスパーの爆発的末脚が炸裂。13度目の重賞挑戦でようやく戴冠。
１着サンレイジャスパー。過去の戦跡からも、夏に強い馬だった。それは単に牝馬だからという理由だけで片付けられるのではなく、純粋にこの馬の夏適正が上だった。小倉コースもデビュー時に連勝しているように適正があった。２〜４着の馬が前に位置し、内を回っていたのに対し、この馬は中団から外を回っての差し切り。後方から伸びたのはこれ１頭という内容に価値あり。
２着ニホンピロキース。好位のインを進んだ。もともとが逃げないとダメというタイプではなく、こういった先行のレースができたというところも収穫。ここ２走で「長いか？」と懸念されていた2000ｍも大丈夫であることを裏付けた。このレベルのメンバー相手なら次走も注意したい。
３着アラタマサモンズ。４着ニルヴァーナ。ともに1000万勝ちからの格上挑戦。前でレースを引っ張った。ともに自己条件の1600万下に出走してくれば上位候補。ただニルヴァーナについては、前走のような控える競馬のほうが、能力を発揮できるのではないか？
７着スウィフトカレント。58キロでは好走例があったが、本来の走りではなかったのか、伸びを欠いた。
11着メイショウカイドウ。１年ぶりの出走で、かつ59.5キロの斤量はさすがに厳しかった。
●●● タイム分析 新潟 ●●●
５日目９Ｒ 村上特別
５日目１０Ｒ 五頭連邦特別
５日目１１Ｒ 新潟日報賞
６日目９Ｒ 糸魚川特別
６日目１０Ｒ 火打山特別
６日目１１Ｒ 北陸ステークス
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
土日を通して−０秒５と、安定しかけている。
まだ、外伸びの馬場とは言い切れない。
【高レベルレース】
なし。速いものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
乾燥していて、力のいる馬場。
【高レベルレース】
なし。速いものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜１Ｒ・ショウナンアルバ。この馬は走る。福島のデビュー戦では途中からガマンが効かなくなってガーッと行ってしまったが、この日は落ち着いており、折り合ってタメが効いた。ラストの瞬発力は見事で、スローでこの内容は賞賛。精神的に暴発しなければ間違いなく出世する。
土曜12Ｒ・スプリングタピアン。内々でソツなく乗られ、キッチリ抜け出した。力がありながらも、もどかしいレースが続いていた休養前に比べてレース振りが格段に良化。ローカル限定というイメージはあるが、組み合わせ次第では昇級しても注意が必要。
日曜２Ｒ・トーセンクロス。昨年の札幌以来の長期休養明けも、一目で仕上がっていたとわかった。テンで一気にハナも、直線で飲み込まれかけたがもう一伸び。能力はある。昇級しても上位候補。
日曜６Ｒ・タケミカヅチ。スタートで一頭大出遅れ。行き脚もつかずポツンと後方。しかも超のスローペースをいつもまにやら中団に取り付いて、直線では推定上がり33秒０の鬼脚炸裂でゴボウ抜き。２〜６着の馬が、すべて好位に位置していた馬につき、余計に価値が高い。新種牡馬ゴールドアリュールはこれで勝ち鞍がマイル・マイル・1800ｍ。これがこれからの参考になるかが注目。
日曜８Ｒ・ビックポパイ。外目２番手から力強く抜け出した。モマれないカタチになれば強い。1000万下でも自分の競馬ができるかがカギ。
【その他注目馬】
土曜９Ｒ・３歳上500万下村上特別・芝1600ｍ。
特に上位３頭をチェックしておきたい。
１着ゲイル。後方でうまく折り合えた。道中掛かったりするなどのムダがなければ今のような「鋭さ＋強さ」を見せることができる。今まで戦ってきたメンバーから比較しても、1000万下でも十分に足りる。ただ半兄のカンパニーの域に近づくには、もっと成長が必要だが・・・
２着シンボリハレー。好位から伸びシッカリ。マイル線でもメドが立った。500万では力が上。春から成長していて、レース振りにも幅を増している。
３着デュポンサークル。小柄ながらすごくいいフットワークで高性能。前々でケイバしたため、目標にはされたが、後続には内容的に大きな「差」があった。現級でモタつく馬ではない。
日曜12Ｒ。３歳上500万下芝1800ｍ。
上位３頭に注目。
１着アドマイヤジュピタ。馬群を捌いてからの伸びは鮮やか。１年５ヶ月ぶりの実践・プラス４０キロもなんのその。逞しくは見えても、決して太くは見えなかった。反動も心配だが、太めではないと断言できるだけに、その心配もないだろう。能力的には1000万下がカベになる馬ではない。
２着フルヴィクトリー。左回り専用。間隔を開けた使い方は、勢司厩舎のお家芸。内枠から非常にスムーズな競馬ができた。14キロ減は気にならない体つきで、次走も有力視。
３着マイネルグラシュー。人気馬にありがちな、外目を通った「大事な」乗り方に徹した感が・・・。上位馬とはこのコース取りの差もあった。ただし、上がりの速い競馬にもしっかり対応して、地力強化をうかがわせる。馬場が渋れば鬼に金棒だし、もう順番か。
●●● タイム分析 小倉 ●●●
５日目９Ｒ 高千穂特別
５日目１０Ｒ 宮崎競馬１００周年特別
５日目１１Ｒ 青島特別
６日目９Ｒ 響灘特別
６日目１０Ｒ 小倉記念
６日目１１Ｒ 若戸特別
６日目１２Ｒ 筑紫特別
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
週ごとにバラつきがあるが、先週は土日で良馬場ではあったが、かなり速い時計というわけではなかった。
【高レベルレース】
土曜２Ｒ・３歳未勝利芝2600ｍ。
先週の芝では飛びぬけて優秀なタイム。基準より１秒６も速い決着。
１着マルモコウテイ・距離が延びて、一層追走がスムーズだった。
２着ギムレットロック【番組推奨馬】。こちらも距離が伸びたことで、巻き返してきた。長距離適正アリ。３着馬に３馬身離す好内容。３回小倉３週目に、同じ芝2600ｍの未勝利が組まれているだけに、ここに出走なら中心。中距離出走ならメンバーを吟味して決断。
【低レベルレース】
上記写真の通り。
日曜10Ｒ・小倉記念（Ｇ３）。
馬場差を考慮すると基準より１秒１遅い勝ちタイム。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
前半２週は、雨の影響でマイナス２秒台と、相当に脚抜きのいい馬場だったが、この週はともに−０．３秒と水準レベル。
中団からの差し馬の台頭が目に付いた。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いものでもＤランクまで。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜９Ｒ・バブルウィズアラン。初めての2000ｍでも、力の違いを見せつける勝利。直線で抜け出して先頭に立つと、鞍上が追うのをやめていたが、それでも馬は伸びていた。距離適性についても、中距離がけっして長いというわけではなく、馬の成長とともに対応できるようになってきた。昇級しても上位候補であり、神戸新聞杯に出てきても、注意が必要。
土曜10Ｒ・サンライズレクサス。連闘で小倉ダート1700ｍを連勝。外目から早めにスパートしての圧勝。昇級しても注意。
土曜11Ｒ・ライブコンサート。こちらも連勝。とにかく末脚が堅実。1000万下でも軽視はできない。
【その他注目馬】
土曜８Ｒ・３歳上500万下ダート1000ｍ。
タイムランク・メンバーランクともにＢ。質の高い一戦。
１着テイエムクリスタル。２着キーレター。ともに前走は２回中京の1000万下・芝のマラヤンＲＡＴで２ケタ着順を引いた馬たち。今回は降級の利を活かした。勝ち馬はこれで1000万下にまた出走できるが、ダート短距離なら注意。
３着ウインハンスダウン。４着イリューシプネス。
２頭とも詰めの甘いところを見せたが、上位の２頭が能力上位だったと言える。
５着サンエムパーム。９ヶ月ぶりの実戦で、スムーズに前にいけなかった。ここを１度使われて変わってくる。
６着デンコウグラス。２番手につけたものの、伸びを欠いた。休み明け２走目ながら、あまり変わってこなかった。
日曜12Ｒ・３歳上500万下筑紫特別芝1200ｍ。
３着の馬までなら、地力上位。
１着コウユーキズナ。前走は出遅れて、直線で突っ込んできた惜しいレース。今回はスタートのロスは無いも、控えて直線の伸びに賭けた。自在性があり昇級しても注意。
２着エイシンアロー。前走は道中で不利も、今回は外目をスムーズな追走だった。勝ち馬には劣ったが、500万下なら上位の存在。
３着リッカバクシンオ。ある意味インパクトの最も強いのがこの馬だったかも。逃げ切り濃厚のところを、外から来た２頭に差される始末・・・。ただ馬券圏内にはキッチリ入ってくる。落ち着いた頭数で、先手を取るのにスムーズなら粘りこむのではないか。
●●● タイム分析 函館 ●●●
５日目９Ｒ かもめ島特別
５日目１０Ｒ 駒ケ岳特別
５日目１１Ｒ 七重浜特別
６日目９Ｒ ＵＨＢ杯
６日目１０Ｒ 美利河特別
６日目１１Ｒ 檜山特別
＜芝＞
【馬場についてのコメント】
大雨で一気に馬場が悪化。時計をかなり要するコンディションに。土曜の１Ｒは豪雨により設定不能。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
なし。遅いなものでもＤランクまで。
＜ダート＞
【馬場についてのコメント】
土曜日の豪雨で一変。一気に時計が速くなった。だが、日曜は今季の通常の馬場に。
【高レベルレース】
なし。優秀なものでもＢランクまで。
【低レベルレース】
上記写真の通り。
＜開催２日間を通して＞
【勝ち馬レベル注目馬】
土曜９Ｒ・エアマグダラ。３番手のポジションで自分のペースを守っての競馬。直線でも頑張っているイチゴイチエを差し切り勝ち。総合的には近走でいちばんいい内容であった。テンションが上がりやすいので、輸送のない滞在競馬というのも吉。欲を言えば、馬体がもう少しふっくらしてほしいのだが・・・。勝ち馬レベルはかろうじて△とはしたが、能力があるだけにもうすこし上で見積もっても良い。
日曜４Ｒ・パラダイスプラム。好位からセンスよく抜け出して快勝。パラダイスクリーク産駒だけに、この日のような馬場が合っていたことが勝因の可能性もあり、スピード競馬への対応が、今後のカギ。
【その他注目馬】
土曜10Ｒ・３歳上500万下駒ケ岳特別芝2000ｍ。
１着ユキノマーメイド。まさにこの馬のための競馬。馬場の悪化も勝因だが、このメンバー相手に５馬身差は見事。コンスタントにこのパフォーマンスができるかどうかという点では疑問だが、昇級しても単騎でいけるメンバー構成ならば一発あり注意。
２着ミストラルクルーズ。折り合い重視で後方からも、終いの脚はしっかり伸びていた。セントライト３着馬が完全に復調している。
３着チョウカイサンデー。前走はタメて不発だっただけに、今回は３コーナーからマクり、４コーナーでは先団に。ただいい脚を長〜く使ってしまっただけに最後は差された。力は明らかに上だけに、今回にされやすい面が難。
土曜８Ｒ・３歳上500万下ダート１７００ｍ。
少頭数ながら、現級上位のメンバー構成。
メンバーレベルはＢ。
１着ロリンザーユーザー。３歳馬と若く、道中は２番手で遊び遊び走っていた。追われてからもすぐには反応しきれずに、逃げ馬との差が一旦開いたが、追われてからの伸びは圧巻。気性の問題はあるが、脚力は上のクラスでも通用。
２着ウィキウィキ。ハナを切って、叩きあいになってもひるむことがなかった。前走・今回と、ハイレベル相手によくがんばっている。評価できる。
３着ノースベアハート。いつもより早めのポジションでジワジワと伸びた。とにかく函館では堅実。
４着ポーカーフェイス。後方からで一番の脚は使っていた。前に行く脚もあるので、ただいまいろいろと試行錯誤の段階か？
だが、このクラスでは力上位であることは確か。
６着トウカイゲイル。骨折しての休み明け。体は仕上がっていた。走らせても圧巻のフットワーク。２番手で息がもたなかったが、これは休み明けと割り切りたい。素質・素材からもう１度狙える。
●●● 次走注目 ●●●
【次走注目馬】
新潟開催より。
日曜３Ｒ・３歳未勝利芝2000ｍ。
４着・スズカサンバ。昨年夏のデビュー戦以来の休み明け出走。能力の片鱗はみせた。道中行きたがった面を見せ、直線飲み込まれたと思いきやもう一度伸びてきた。相当な脚を道中に使っているのにこのパフォーマンスは驚き。次は狙える。未勝利にとどまる器ではない。
【次走危険馬】
函館開催より。
日曜11Ｒ・３歳上1000万下檜山特別ダート1700ｍ。
２着・エアサンタムール。今回ははっきり言って相手に恵まれた。レースぶりもスムーズすぎてメンバー中いちばん上手に立ち回る。これがまたできるかというかというと疑問。依然としてワンパンチ不足した面は否めず、もう一度危険馬としてあげてみる。
【次走注目馬】
小倉開催より。
土曜11Ｒ・３歳上500万下青島特別芝1700ｍ。
４着・ツルマルオジョウ。復調を示すレース振り。
１〜３着馬が内目を回っていたのに対して、この馬だけ大外をブン回した。このロスがあっての４着。３ヶ月半振りの実戦で、十分な見せ場は作った。16キロ増も太くはなかった。このクラスで通用する能力はあるし、次走は中心視。
【次走危険馬】
小倉開催より。
日曜２Ｒ・３歳未勝利芝1800ｍ。
１着・キャプテントゥーレ。うまくスローペースに落としての逃げ切り。きわめて人気になりやすいタイプの馬で、昇級戦でも人気先行になりそうで、懸念アリ。
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