coupe & open : cabrioletコミュのマツダ、ロードスターを一部改良

マツダは“マツダロードスター”の一部改良を行い、発売

　今回の改良では、ソフトトップ車とRHT車それぞれの個性を引き立てるカラーコーディネイトを採用したほか、タン色の本革シートを採用するなど、内装の質感の向上も図った。また、スロットルやブレーキブースター（制動倍力措置）の特性を見直し、アクセル（MT車）やブレーキのコントロール性を向上するなど、運転感覚を向上させる改良も同時に施した

　外観については、ソフトトップ車にはスポーティなブラック基調のコーディネーションを、RHT車には各所にシルバー色のパーツを採用し、上質感を演出した。またフロントグリルの開口部を拡大し、フロントチンスポイラーを新採用するなど、デザインも一部変更した

　内装は、デコレーションパネルとステアリングホイールベゼルを新色のグロッシーダークグレーに変更（「S」のソフトトップ車のステアリングホイールベゼルはオプション）したほか、本革シートに新色の“タン”を追加。シート素材は、ファブリック（ブラック）、本革（タン、ブラック）、アルカンターラ＆本革（ブラック）から選べるようにした
　
　走行性能の面では、MT車には、コーナーを曲がり再加速する場面などでスロットルレスポンスをリニアでより扱いやすい特性とするため、スロットル制御プログラムをより緻密に設定し直し、リニアリティのあるフィーリングを追求した。加えて、全車でブレーキブースター（制動倍力装置）の特性を変更することで、車両の前後荷重のコントロールをより容易にできるようにした。同時にバンパー、ボンネット、アルミホイール、配線の軽量化も施した

　安全面では、一定の速度の範囲内で走行中に、一定以上の衝撃をセンサーが検知するとボンネット後端が瞬時に持ち上がり、エンジンとボンネットの間の空間を広げるアクティブボンネットを全車に標準装備することで、歩行者保護性を高めた