coupe & open : cabrioletコミュのBMW、3シリーズのエンジンなどを大幅改良

BMWは、『3シリーズ』全車の燃費を大幅に向上させるなど改良を施し、全国の正規ディーラーを通じて販売を開始

各エンジンの改良は、まず320iシリーズに搭載する直4エンジンでは、最大200気圧に加圧された燃料を筒内に直接噴射する“高精度ダイレクト・インジェクション・システム”と“希薄燃焼テクノロジー（リーン・バーン）”を採用。これにより、出力とトルクが約10%向上し、170ps／21.4kg-mにまで高められながら、10・15モード燃費が約45%向上の15.2km／Lにアップ

325iシリーズに搭載される直6NAでは、超軽量マグネシウム合金をクランクケースの一部に採用することにより大幅な軽量化を実現するとともに、“高精度ダイレクト・インジェクション・システム”と“希薄燃焼テクノロジー”を採用した結果、そのスペックは218ps／27.5kg-mとなり、トルクが約10%向上。さらに10・15モード燃費は、約30%の向上となる12.6km／Lを達成

このほか、停車時にエンジンを自動的に停止させる“エンジン・オート・スタート/ストップ機能”を320iの6速MT車とM3全車に、最適なギヤポジションを表示する“シフト・インジケータ”をMT全車に、運動エネルギーを電力に変換させる“マイクロ・ハイブリッド・テクノロジー（ブレーキ・エネルギー回生システム）”を全車に、ステアリング操作時のみエネルギーを消費し、操舵力を軽減した“電動パワー・ステアリング”をアクティブステアリング装着車とM3を除く全車に、きめ細かい制御でエンジンが必要としている燃料のみを供給し無駄なエネルギー消費を抑制する“圧力制御式燃料ポンプ”を全車に、エアコン非作動時にコンプレッサーを切り離して無駄なエネルギーの消費を抑制する“カップリング付きエアコン・コンプレッサー”を全車に採用