ドイツ便りコミュの9/21

※　ブンデスリーガは弱すぎる？
チャンピオンズリーグに出場した３チームが揃って初戦を落とした。２００２／３シーズン以来のこと。当時はバイエルンがラコルーニャに2ー３、ドルトムントがアーセナルに０ー2、レバークーゼンがオリンピアコスに2ー６で負けた。シュツットガルト監督のアルミン・フェーは『私はここに座って、説明しなければならない。何故我々がドイツサッカーを救えなかったのかを。勝ち点３をプレゼントしてしまった。最期の瞬間で迂闊なプレーをしてしまったからだ。９０分間頑張りながら３分間寝てしまったために勝ち点０。苦い結果だ。」とコメントしていた。ブレーメン強化部長のアロフスは「我々はまだ2位としてベスト１６進出への視界が開けている。」とコメント。レアルのようなトップチームはブンデスリーガには強すぎる。

※　ルカ・トーニ、バイエルンを救う。
ブンデスリーガの首位を走るバイエルンは１０年ぶりとなるUEFAカップの初戦でポルトガルのベレネンセ・リスボンにルカ・トーニの１ゴールで辛くも勝利。３４分、ファンボメルからの見事なパスを受けたトーニが左足でゴール。トーニにとってこの試合がなんと欧州カップ初出場！ルーカス・ポドルスキはケガをした4月以来のスタメン出場。前線で走り回るが、まだ周りの選手との連係がまるで見られなかった。終了間際にはケガで長期離脱していたドイツ代表FWのヤン・シュラウドラフがバイエルンで初出場を果たした。

ヒッツフェルト「もちろん結果にはがっかりしている。１ー０は決して望んでいた結果ではない。もっと取れることを予想していた。それでも次の試合のことを考えるといい終わり方をしたとおもう。無失点でおわれた。我々はアウェーでも強い。向こうはもっと前が仮に来なければならないだろう。そうすれば我々はより多くのスペースを手にする。勝ち進むのに充分なチャンスだ。普段よりもプレーのスピードが遅かった。そのせいで自分たちで問題を作ってしまった。」

ホルゲ・イエズス（ベレネンセ監督）「完全に満足というわけにはいかない。しかしこの結果はホームでの2戦目に向けていくつかの戦術的可能性を残してくれた。僕らはほとんど互角の形で試合を戦うことが出来た。我々はまだ無名のチームだが2戦目の後にはもっと名を馳せれると思う。」

※　ニュルンベルク、ホームで引き分け
ニュルンベルクは１９年ぶりとなる欧州カップの初戦をホームで引き分け。しかしファンはようやく戻って来た欧州の檜舞台の満足。スタジアムは素晴らしい雰囲気に包まれた。序盤から全力でせめるニュルンベルクは何度もチャンスをつかむが、エースのスロバキア代表FWビテック、ロシア代表FWのサエンコをケガで欠く前線はこれをいかせない。ゲオルグ・ハジ監督率いるラピド・ブカレストは時折カウンター攻撃を仕掛けるがニュルンベルクも得点を許さない。結局最期まで０ー０で試合は終了。

※　レバークーゼンは快勝。
ホームにポルトガルリーグで下位に沈むウニアオ・レイリアを迎えたレバークーゼン。１６０００のファンが詰めかけたベイアレーナで１９分エリア内でボールを受けたキースリングが先制ゴール。しかしそのすぐあとのレイリアの攻撃でジョー・パウロが同点ゴールを奪う。ショックを受けるレバークーゼン。その2分後、かんとくのスキッペは安堵する。FKのチャンスにグレスコがゴール前にボールを送るとドイツ代表守備的MFのロルフスが高い打点でのヘディングシュートを決めて勝ち越し。その後ドイツ代表MFのシュナイダーが味方選手との交錯で膝を痛めて途中でベンチに下がると試合内容はがくっと下がることになる。それでも７８分、せめあがたったグレスコのセンタリングをキースリングがヘディングで決めて３ー１。この日2アシストのグレスコはしかし８０分2枚目のイエローで退場。

スキッペ監督「今日は勝つべくして勝った。次戦に向けていいポジション。無失点であればもっと良かったけど。しかし我々はポルトガルで集中してプレーし、勇気を持って戦う。」

※　チェルシー後任監督にクリンスマン？
電撃解任となったチェルシーの後任監督に元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマンの可能性はあるのだろうか。５月の段階でチェルシーディレクターのペーター・キーロンはロスアンジェルスでクリンスマンと会っている。さらに最近ではカリフォルニアで行なわれたチェルシーの合宿中に首脳陣とも会っている。ウェンブリースタジアムで行なわれたイングランドードイツ戦に姿を見せたクリンスマンは「私は新しい仕事への準備ができている。家族があうのならね。」とコメント。昨日は「今の段階ではノーコメント。」としている。チェルシーは他にもファビオ・カペッロ、メルチェロ・リッピ、フース・ヒディングの名も挙げていると言う。