ドイツ便りコミュの2/18

※　バイエルン、全てを失ったか？
前節ビーレフェルトに勝利し、再び調子を取り戻したかと思われたバイエルンミュンヘン。しかし今節アーヘンとの試合では再び自信をなくしたチームに戻ってしまった。出だしは良かった。マカーイが５分、８分とビックチャンスを得る。しかし１０分に元バイエルンアマチュアチームのクリツペラにコーナーからゴールを奪われると、それをひっくり返すことは出来なかった。GKカーンは怒り心頭の様子だった。ボールを前にけりだすと、ものすごい形相で睨みつけていた。その後もカーンはチームメイトに声をかけつづけ、何度もセンターラインまで上がったりもした。４０分にはスーパーセーブも見せた。８７分にはスローインもした。少なくとも試合から全く消えていたサニョールよりも走っていた。火曜日にはレアルとのチャンピオンズリーグ。このままでは戦うどころではないかもしれない。

ヒッツフェルト「６０分まではまだ満足出来ていた。相手よりも良いプレーが出来ていた。しかし最後の３０分間にはがっかりした。７−８つのゴールチャンスを得ながらも、冷静にそれを決めることが出来なかった。しかし私はいつも３位には食い込めると思っている。レアル戦は高いモチベーションで乗り込む。今日はモチベーションなしで試合に入ってしまったが。」

カーン「俺たちがチャンピオンズリーグに出るかどうかは、今日決定づけられるものではない。第３４節終了した段階でだ。そこまで流行れることは全てやる。今日多くのチャンスを作り出すことが出来たが、ただボールがゴールに入ろうとしなかった。それが今のところの俺たちの問題だ。０−１とリードされた段階で、自信が欠けている。おれたちはFCバイエルンで戦っているんだ。チームは俺たちプレーヤーにいつも多くのものを与えてくれる。今、俺たちはそれを返さなければならないんだ。最低限俺が期待できるのは、全ての試合を降格のかかった争いのように戦っていくことだ。こうした情熱・ファイティングスピリットが今必要なんだ。」

※　ブレーメンもこけた
最下位に苦しんでいたHSVがブレーメンをアウェーで一蹴。エースのファンデルファールトがPKを決め先制、さらに追加点も決めた。あれだけ勝てなかったチームが２連勝を果たした。ブレーメンは水曜日にアヤックスを倒し、調子を取り戻したようにも見えていたが。キャプテンのフリンクスは「破滅的だ。このチームでこんなことが起きるなんて考えてもいなかった。おそらく僕らは皆が考えていたほど強くはなかったんだ。何人かの選手は足らなすぎる。」と話していた。昨日勝ったシュツットガルトに抜かれこれで３位。首位シャルケとの勝ち点差は７に開いた。

シャーフ「全てを美しく語ったりする気はないが、全てヲンガティブに見ることに賛成もしない。アヤックス相手に素晴らしい試合をし、後半戦に入って２勝もあげている。そのことについて誰も何も言わない。シャルケ戦は確かにチームの悪い出来で負けた。シュツットガルト戦は前・後半で違った顔を見た。今日は自分たちの身軽さを再び見つける過程にあるといえるだろう。少なくともシャルケ戦よりも良かった。」

※　シャルケは引き分け。
首位シャルケはアウェーでボルフスブルクに２−２の引き分け。今日勝っていればおそらく優勝を完全に決定づけることができただろうが、ボルフスブルクのクリモビッツに８９分同点ゴールを許した。勝っていればチームレコードの７連勝だった。クラーニーは試合後「２−０とした後もう勝利したものだと思った。ざんねんながらきょうはうまくいかなかった。」と話していた。それよりもシャルケに取っていたいのは、クラーニーとともに攻撃陣を支えていたレーベンクランツが右足首の靭帯損傷で６週間の離脱を余儀なくされたことだろう。

※　ゴメスにビッククラブが興味
今シ−ズン既に１３ゴールを挙げ、シュツットガルト躍進を支えているマリオ・ゴメス。そんなゴメスをヨーロッパのトップクラブが追いかける。リバープール、アーセナル、ユベントスのスカウトマンは既にブンデスリーガの視察に来ているようだ。ゴメスは今のところ「僕はシュツットガルトで集中しているし、ここでもっとうまくなりたい。」と語っている。監督のフェーも「マリオは素晴らしい成長を遂げている。しかしまだ充分というわけではない。」と褒める。チームマネージャーのヘルト氏も「ゴメスは売れないよ。」と語っている。