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【 興 福 寺 】コミュのニュース【旧西金堂本尊は運慶作】

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完全に見逃していたのですが、興福寺に関するこんなニュース
があったようです。

・産経ウェブ
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070322/bnk070322003.htm
(以下、リンク切れ対策のため転載。画像も)

          *   *   *

【奈良・興福寺の仏頭、運慶作だった 住職の日記に明記】

 ■作風の変遷が分かる重要な発見

奈良・興福寺に伝わる鎌倉彫刻の仏頭(国重文)が天才仏師、
運慶の作だったことが21日、わかった。
文化庁の横内裕人・美術学芸課調査官が、当時の住職の日記
に「運慶に造立の褒美を与えた」と記されていたのを発見し
た。
運慶の作品とされるものは東大寺南大門仁王像(国宝)など
10件余りあるが、奈良・円成寺(えんじょうじ)大日如来
坐像(国宝)に次いで2番目に古い。
専門家は「運慶の作風の変遷を知る上で重要な発見」として
いる。

運慶についての記述があったのは、興福寺別当だった信円が
書いた文治2(1186)年1月28日の日記。
「興福寺西金堂の本尊が運ばれてきた。大仏師運慶に賞(褒
 美)として馬を与えた」とあった。

この本尊は、平氏の焼き討ち(1180年)によって焼失し
た本尊の再興像で、もともとは木造釈迦如来坐像(推定約2.
5メートル)だったと考えられている。
江戸時代に体部を焼失し、頭部などが同寺国宝館に保存され
ている。

高さ約98センチ、鎌倉彫刻らしい生き生きとした表情の秀
作。
作者についてはこれまで、作風から運慶の父・康慶(こうけ
い)や兄弟子・成朝(せいちょう)が挙げられていた。

横内調査官は中世史が専門。財団法人・石川文化事業財団(
東京都)所蔵の古記録『類聚世要抄(るいじゅうせようしょ
う)』を調査するうち、この部分(写本)を発見した。
史料は今月末に出る学術誌『仏教芸術』で紹介される。

運慶に詳しい根立研介・京大大学院教授(日本彫刻史)の話
「仏頭の作者については諸説があったが、運慶作で決着した
といえる。運慶の現存作品としては早い時期にあたり、作風
の変遷を考えるうえで重要な発見だ」

(2007/03/22 10:22)

          *   *   *

とのこと。
これまで現存する数少ない成朝の作ではないか?というよう
に語られていたと記憶しております。
びっくりですね。

時期的には円成寺大日如来に近い作例だそうですが、北円堂
の弥勒如来の容貌と少し似ている気がします。

コメント(2)

>幽黙さん

お寺伝来の古文書、まだまだあるでしょうし、藤原氏傍流の
家々にも資料がありそうですね。

先日、久々にテレビをみていたら、『なんでも鑑定団』で、
解体業の方が、旧家のふすまの下地から幕末維新期の志士の
手紙をサルベージしておられたのに感動しました。


さて、見比べてみるために手持ちの資料をひっくり返して
円成寺の大日如来をさがしだしてみました。

あとで北円堂の弥勒如来もアップしてみますね。

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