シネマインク.の部屋　コミュの願掛けと『アイアンマン２』

一ヶ月のご無沙汰です。まったく映画を観に行く時間がありませんでした。ＤＶＤやＴＶではかなり観ましたよ。でも、やはり映画館でなくては。ストレスたまりっぱなしでした。

今、僕は願掛けをしている。信仰心のかけらも無い僕がである。
今までに、今回を含め２回願掛けをした。願掛けをする時は、何か好きなものを我慢するものだと母に言われたので、それを律儀に守ることにした。

一度目は娘が嫁のお腹にいる時。
僕は無類の炭酸飲料好きである。飲み物の８割は炭酸飲料。
残り２割が牛乳と１００パーセント果汁ジュースとコーヒーかな。
前にも書いたが、微炭酸なんか許せない！口の中に泡が充満しなくちゃ。
そんな僕が約９ヶ月、炭酸を一切飲まなかった。
かなりつらかったが、娘が無事生まれて願掛けをした甲斐があったと当時は思った。

その９ヶ月間の禁炭酸期間中に、僕はかなりコーヒーを飲むようになっていた。若い頃はブラックのみだったが、３０歳なかば頃から胃にやさしくするためミルクを入れるようになり、少し砂糖も入れるようになっていた。ま、おいしいコーヒーは今でもブラックで飲むけどね。
話を元に戻そう。僕は、コーヒーを一日に３杯は飲むようになり、炭酸解禁になってからも１日に１杯は飲むようになっていた。
夏の暑い日のボトルコーヒーの牛乳割り（つまりはアイスカフェオレね。）は、たまらなく好きになり、日に５、６杯も飲むときがある。きんきんに冷やしたボトルコーヒーに氷と牛乳を入れ、一気に飲む。この時期の至福のひと時である。

そんな僕は今、コーヒー断ちをしている。
今度は嫁の足が完治するまで。
本当は、嫁が手術で入院している間の願掛けのつもりだったのだが、嫁に「私の願掛けは短いわね。」と言われたのにカチンときて、ならば治るまでと只今、延長中なのである。

今回の禁コーヒーもかなり辛い。
僕はほぼ毎日、休憩時にサンマルクカフェやドトールへ行ってコーヒーを飲む。え、スタバは？そんなブルジョアの行くところなんて、月１回行くか行かないかですよ。プロレタリアートな僕は今でもビッグマックを買うのに躊躇するのだから。

今は紅茶ばかり飲んでいる。ホットの紅茶って、お湯とティーパックだろ。あれって手間、隙がかかってなくて、味気ないよな。
いらちな僕は１分ぐらいでティーパックをあげてしまうので、いつもうすい味になってしまう。
しかもコーヒー２００円に対して紅茶は２５０円である。５０円も高いのにお湯とティーパックかよ。
それでも他の飲み物はもっと高いので渋々、紅茶を飲んでいる。

この時期、スーパーで特売になっているボトルコーヒーを横目で見ながら、秋ぐらいには嫁の足が完治していると信じて僕の我慢の日々がまだまだ続くのであった。
コーヒー解禁になったら炭酸飲料ぐらいコーヒーを飲んでやる。
あと１、２ヶ月の辛抱である。

今週は『アイアンマン２』。
映画館に行けた事自体に感動していた僕の感想は今回は参考にならないかもしれないけど。

前作『アイアンマン』の続編。相変わらず、ロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スタークはぶっ飛んでたよな。
だいたいヒーローって正体隠すのに、冒頭でいきなり「私がアイアンマンです。」だもんな。バットマンやスパイダーマン、眼鏡をはずすだけで誰も正体がわからない？スーパーマンも謎のヒーローなのに、アイアンマンだけはみんながトニーだと正体を知っている。モデルのお姉ちゃんたちにダンスさせて、登場するヒーローって画期的だ。

前回同様、グウィネス・パルトロウやドン・チードルも健在。ドン･チードルなんかアイアンマンスーツを盗んで、改造し、アイアンマンと戦うんだぜ。なんか最近の仮面ライダーみたいだ。

悪役、ミッキー・ロークも昔の美形キャラは消えうせ、ワイルドすぎるおっさん全開で頑張っている。
でも、『レスラー』も、『アイアンマン２』も、近く公開の『エクスペンダブルズ』も同じにしか見えないほどキャラがかぶっている。ちょっとは風貌から役作りしろと思ってしまった。

サミュエル・Ｌ・ジャクソンとスカーレット・ヨハンソンはＤＣコミックヒーロー大集合の『アベンジャーズ』の流れによる出演なのだが、トニーとニック・フューリーがドーナッツ屋で話し合うシーンは意外と笑えた。

ま、素直に楽しめるヒーローものなので、スカッとしたい人にはお奨めです。

あとラスト、エンドロールが終了後にもう１シーンがあるので最後まで帰らないように。（僕以外は誰もいなくなっていた。）

以上、店長でした。