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シネマインク.の部屋 コミュのスッチーと『ハッピーフライト』

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友達にスッチーがいる。今はキャビン・アテンダントというのかな?でもスチュワーデスのほうがなんだか呼びやすい。今は男性もいるので、スチュワーデスはね、と言う人もいるがCAとかキャビン・アテンダントという言い方のほうが親しみがないような気がする。これも慣れなのかもしれないけど、僕はやはりスッチーと呼ぶ。

話をもとに戻そう。キミ子は僕の友人の外国人タレント、ブレイクの彼女だ。ブレイクに紹介されたのは、結婚する前だから・・・えーっと8年ぐらい前かな?
ミーハーな僕達はスッチーということで、意外と身構えていたかもしれない。だって、友達にそんな職種の人はいなかったんだもの。思えばブレイクみたいな外国人も友人では始めてだったな。
(一般の日本人なんてそんなものだ。僕達はなんて狭い範囲で生きているのだろう。)

キミコの第一印象はスチュワーデスそのものだった。美人で、動きもしなやかで、言葉使いもキレイ・・・でも、その印象は会えば会うほど崩れてゆき、今は僕にとってスチュワーデスは雲の上の職業ではなくなった。
ま、それは僕らが勝手に作っていた虚像なだけであって、彼女も地面の上では普通の女性で、笑ったり、泣いたり、怒ったりするのである。当たり前なのだが。

そんな普通の時のキミコのほうが僕は好きだ。知れば、知るほど彼女の性格は関西のオバサンだった。
香港の飛行機会社に勤めているからキミコは香港に住んでいる。女性が海外で、しかも香港で一人で生活するのは大変だ。それが彼女を関西のオバサン化させているのだろうか、彼女は街を闊歩し、値切り、馬のマークの有名ブランドショップの定員とケンカをする。かなりステキだ。

僕が仕事で香港へ買い付けに行った時、キミコに案内してもらったことがある。聞けば、あまり香港をうろうろしたことがないと言う。飛行場と住んでいるマンション付近しか、うろうろしないそうである。キミコは広東語をほとんど話せないので、英語で会話をするそうである。
彼女は片手に地図を持ち、僕を案内してくれた。
そして商品を買う映画ショップごとに、値切りたおす。

ある店で、商品を沢山買い、価格は6500香港ドル。キミコは耳打ちし、5000ドルだけ出せという。もう6500ドルでも1500ドルほど値引いてもらっている。
キミコは気の弱そうな定員に食い下がり、甘えた声でお願いし、5000ドルにしてしまった。
店を出た僕は「あんなに値引かせて大丈夫なのか?」と聞いたらキミコは「ヒトシ君、香港で言い値で買う人はいないよ。ま、私にまかしてといて!」と。アニキ!ついていきます!!
とそれからは彼女の指示にしたがったのだった。

お陰で安く仕入れることができた。ただ、その後、ぺニンシュラのような高級ホテルのレストランへ連れて行かれ、ちょっと見栄をはってご馳走すると言ったら、かなり高くて、めまいがした気の弱い僕だった。(だってデザートだけで5000円だったんだもの。他にアラカルトの料理とカクテルを合わせると・・・まためまいがしてきた。)
それに、ことあるごとにブレイクの話をする。彼は優柔不断だと貶したかと思うと、彼の優しいところはねと、今度はのろけ出す。香港にいる間の半分以上は、ブレイクの悪口と褒め言葉と、甘い2人の話だった。僕にとってはどっちでも良い話なのだが、彼女はブレイクのことが本当に好きなのだろうなと、悪口を言いながらも感じ取れた。

キミコとは母の日本舞踊の会で会ったきりなので、もう1年半ほど会っていない。彼女は時々、メールはくれる。今でも世界中を飛び回っているみたいだ。久しぶりにメールでもしてみようかな。

今週は『ハッピーフライト』。
飛行機にかかわる人たちの話である。監督は矢口史靖。
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』とすばらしい作品を作っている監督、久しぶりの新作。

考えれば『ウォーターボーイズ』の男子シンクロも良くがんばりましただが、所詮は文化祭の余興のわくは超えていないし、『スウィングガールズ』もこれだけ楽器が使えるようになりましただが、所詮はアマチュアが上手になった程度だった。
つまり彼の映画はまったくのシロウトが努力して、上手になって、がんばった過程に拍手なのである。
しかし、今度はプロの世界。それを新人スチュワーデスと、まだ機長になれない副操縦士という未熟なものを主役にし、頑張るストーリーにした。その点ではいつもの矢口節なのかもしれない。

また、今回はかなりリサーチしていることが伺えるほど飛行場や飛行機の中の裏話が見ることができて、なるほど、そうなのかと納得させられるシーンばかりで、それはかなり楽しい。
鳥を追い払うバードさん、CAとグランドスタッフの駆け引き、整備士の正確さ、オペレーションの大変さといい加減さは、さすがプロの仕事と感心させられる。

綾瀬はるかと田辺誠一が主役の映画ではなく、誰もが主役のエピソードを持ったオムニバスストーリーなので、ぼくのような飛行機好きだけでなく、誰もが楽しめる作品になっています。

ぜひご覧下さい。

以上、店長でした。

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