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シネマインク.の部屋 コミュのよくお店が潰れる場所と『ICHI』

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当店のある元町は神戸市の中でも繁華街である。ただ、メインストリートの元町商店街よりひとつ上の筋になるため、人通りはあまり多いほうではない。
ま、僕のようなマニア向けのお店ならば、この場所でも問題はないのかもしれない。(本音を言えば、客通りの多いメインストリートに移りたいが、家賃が3倍以上高くなるので。)

ひとつ上の筋と言えどもお店は沢山ある。特に飲食店。当店のビル一階にもステーキハウスが入店している。

飲食店は大変だね。お客様が来ないとえらいことになる。なにせ、生鮮食料品を取り扱っている分、残った食材を処分しなければならない。昼食時に混んでいるお店も、夕方からのディナー時はガラガラだったり、昼食時のランチも夕方からのお酒をイッパイの時間からもガラガラのお店もある。

当然、そういうお店は潰れてしまう。元町に引越ししてきて以来、何件のお店が開店し、そして閉店していったことか。誰もが店のオーナーになることを夢に見、そして夢破れ、借金を背負って消えていった。

その中でも特にひどい場所がある。JRA(場外馬券場)近くにあるオープン屋台のような場所なのだが、新しいお店がオープンし、閉店し、オープンし、閉店する、がかなり激しい。

或る時はスタンダードな立ち飲み屋、或る時は串カツ屋、はたまた或る時はたこ焼き屋・・・・といろんなお店が開店しては潰れていった。
たこ焼き屋はひどかったなぁ。若い兄ちゃんがオープン当時は楽しいそうにたこ焼きを焼いていたが、ほとんど人がいるところを見ないうちに1ヶ月で潰れてしまった。オープン屋台のような場所なので、自転車で前を通ると様子がわかるのであるが、後半は、たこ焼きを焼かずにじっと下を向いていたな。

すごいのは何故かすぐに店舗を始めようとする人が、すぐにみつかる。意外と貸し店舗の看板があがている時間は短い。場所が場外馬券場の近くなので儲かると思うのであろう。

前回の串カツ屋から2ヶ月後の夏、新しいお店が再びオープンした。阪神タイガースの優勝をファン誰もが確信していた時である。店主はバリバリの阪神ファンだと思える。店には選手のサイン色紙、仕事着は阪神優勝年に発売されたヴィクトリーTシャツ、テレビでは野球中継、店の名前もあの有名監督だった人の名前を取って「H屋」(Hは人の名前です。)。

関西という土地柄、オープン当時は阪神ファンで、ある程度だがにぎわっていた。夜の試合になるとTVを観ながらみんなで盛り上がっているのを帰宅途中に良く見かけたものだ。

ところが、快進撃で巨人が勝ち続け、阪神の負けが増えてきた時から様子が変わってきた。それでも、阪神の優勝を信じて疑わない人たちは、仕事帰りに少しはやって来て、応援していた。だが、ファンの気持ちは最後には届かず、巨人が逆転優勝し、2位の阪神はクライマックスシリーズに賭けることになる。そのクライマックスシリーズも中日に阪神はあっさり負けてしまった。

今年の阪神が終わったその日から、人が・・・いなくなった。何故か日本シリーズの頃は少し人は入っていたが、野球シーズンも終わった今は、やばい状態になっている。これからはストーブリーグ。試合もなく、オープンな場所なので、冬はかなり寒いとなると、状況は最悪だ。

僕は前オリックス・ブルーウェーブのファンだったので、阪神への思い入れはあまりないが、それでも同じ自営業としてお店が潰れるのは寂しい。

がんばれ「H屋」!この冬を乗り切れば春には野球が始まる。そこまで持ちこたえれば、阪神ファンがやって来る・・・ハズだ。

と思いながら、腐るものを売っていなくて良かったとも考える僕であった。(ねぇ新名君。あ、それでも11月は売り上げが良くないです。皆さん御来店くださいませ。)


今週は『ICHI』。
お待たせいたしました。やっと映画を観に行くことができました。咳は完全に治っていませんが、他の人に迷惑にならない程度には、我慢できるようになりました。(それでも気を使って、いつもよりは前の方の、周りに人が来なさそうな所を選んで座りました。)

僕は勝新太郎の『座頭市』シリーズは大好きだ。ほとんど観ている。北野武の『座頭市』も面白かったが、あれは『座頭市』とは違う娯楽作品としか理解していない。

子母沢寛原作の『座頭市』はあの汚らしくて不恰好な市が、ある瞬間に見せる背筋も凍るような気迫を放つ居合い抜きがすばらしいのである。だから、あの役は勝新にしか出来ないと僕は思っている。

『ICHI』も当然、別物として観た。
別物として観れば意外と楽しいかった。何と言っても、綾瀬はるかちゃんがかわいい!!ボロボロの服もファショナブルに見える。もう彼女だけでOKである。2時間、綾瀬はるかちゃんを観ることが出来て十分納得した。

居合い切りのシーンは、1ショットの積み重ねで迫力に欠けるし、血しぶきのCGも今更、目新しくもない。曽利監督の『ピンポン』でのCGは目からうろこだったが、今回は彼のCGテクニックは生きていなかったな。

濃いキャラの悪党、中村獅童、竹内力には期待していたが、いつもと変わらない感じで、なんだかもったいない気がした。
大沢たかおも、主役とは言え、あまりぱっとした役でもなく、これももったいない。窪塚洋介にいたっては、「やっぱり、顔が少し歪んでいるな。」と事故の後遺症を思っただけで、悲しいくらいスターのオーラが消えていた。映画のストーリーも先読みできそうなもので、普通だ。

でも、でも、何度も言うが、市(いち)役の綾瀬はるかちゃんが、非常にかわいい。ボロも良ければ、良い着物を着た日本髪姿も見入ってしまう。以前、リュック・ベッソン監督の『アンジェラ』に出ていたリエ・ラスムッセンを観ているだけで映画の内容は大したことがなくてもOKだった時を思い出したぞー。

今回、『座頭市』ファンは怒ります。観に行かないで下さい。
綾瀬はるかちゃんファンにはオススメです。はるかちゃんが押し倒されるシーンもあります。是非、観に行きましょう。

以上、店長でした。(やはり映画館は良いよね。劇場にいると幸せを感じる。)

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