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ロジックVセミナーコミュの121 モジュレーション・ディレイ

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一見複雑そうに見えるパネルですが、「modulation delay」の文字がある少し浮き出た部分がメインで、残りがサブパラメーターです。コーラスのようにショートディレイを利用したモジュレーションユニットですが、様々な効果がこれ一つで得られ、モジュレーションのデパートとでも言うべきでしょう。ではパラメーターを見て行きます。

Width

入力信号に対しどのくらいの変調を行うかの割合です。他のモジュレーション・プラグインもそうですが、かけすぎる事でピッチを伴う変調が全面に出てしまうと気持ち悪いサウンドになります。0では変調がかかりませんが、このスライダーでは0.5%からかけて行く事ができます。音を聞きながら調節して下さい。

Anti Pitch

このプラグインの特徴の一つです。先ほどの「Width」を強くしていった場合でもこの「Anti Pitch」スイッチ一つでモジュレーション効果を得ながらピッチ変化をキャンセルできてしまいます。

LFO 1 LFO 2

一つのLFOだと周期がわかりやすくなってしまい、リズムやビートに影響を与えてしまう場合もあります。2つ以上のLFOを組み合わせる事でその周期を複雑化する事ができ、平均的なエフェクト効果も期待できます。これもまた0hz〜20hzまでの範囲が選べます。

LFO Mix

2つのLFOの使用割合を決定します。

Constant Mod.

例えばLFOの周波数を上げて行くと変調速度も上がり徐々に新たなピッチ感が現れてきます。元々のLFOは20hz以下なので聞こえないはずなのですが、変調がかかっているため、可聴範囲に周期的な音程を作ってしまうためです。この「Constant Mod.」を押す事でそのような音程感をキャンセルする事ができます。

Vol. Mod.

トレモロ効果を生み出すパラメーターです。隣にあるStereo Phaseが180°になっている場合は、E.piano でよく使われる左右に振り分けられるトレモロ効果も得られます。

Feedback

出力信号をもう一度入力に戻して正帰還、負帰還を行う割合を設定します。フランジャーでお試しだと思いますが、あくが強いサウンドになりますので、意図的な場合を除き適度に設定して下さい。(ダブリングを行う時は0がないので最低の1%にしておくと良いでしょう)

Flanger-Chorus

この場合のフランジャー〜コーラスパラメーターは単純にディレイ(遅延)の割合を示しています。左はショートディレイ、右はややロングに近いショートディレイ(23ms程度)になっているようです。「Width」を0にしてこのツマミを右に持ってくる事でダブリング効果が得られます。

Stereo Phase

左右波形の変調を0°で正相に、180°で逆相にする事ができます。

Mix

エフェクト音、ドライ音の割合を設定します。

コントロールビューにはまだ沢山のパラメーターが隠れています。

True Analog

信号を一旦オールパス・フィルター(全帯域をスルー)に通す事ができます。これによりわずかながら位相が遅れ、ステレオ音像に変化を与える事になります。

Analog Left Analog Right

オールパス・フィルターの使用割合を左右別々に調整します。

Speed LFO 1 R Speed LFO 2 R

次の「Stereo」をFreeに設定した場合、LFO1、LFO2の左右変調周波数をそれぞれ独立して設定することができます。微妙にずらす事でより複雑なステレオ音像を作る事ができるでしょう。

Stereo

通常はLinkで左右同じ周波数を選べば結構ですが、Freeにすることで、左右独立したLFO周期を得る事ができます。芸が細かいですね。

パラメーターは何となく理解できてもまだ使いこなすまでにはなかなか至りませんね。そんな時はプリセットメニューをお試し下さい。スプリングリバーブやトレモロ、コーラス、フランジャー、はてまたディメンジョン(うわ!懐かしい)的なプリセットが沢山セットされています。特にピッチ感をキャンセルできる点は他のモジュレーション系プラグインとは一線を画しています。是非ご活用下さい。

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