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静岡市駿河区コミュの静岡新聞 社説 2008年6月24 

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多様性尊重への第一歩だ

映画「靖国」自主上映

 静岡市の市民有志が、全国に先駆けて映画「靖国 YASUKUNI」の自主上映を決めた。七月十二、十三の両日、同市葵区のアイセル21で上映会を行う。
 この映画をめぐっては今春、上映を中止する映画館が相次ぎ、一時は公開が危ぶまれる事態に発展した。その後、少しずつ全国の映画館が公開に踏み切ったが、県内の常設館ではいまだに上映の動きがない。
 「『靖国』を上映する静岡の会」は「人口76万人の政令指定都市で一館も上映館がないのは、映画の内容以前の『表現の自由』の問題」と指摘している。同感だ。自主上映を企画した市民の心意気に敬意を表するとともに、混乱なく全日程が消化できるよう見守りたい。
 配給元などによると、これまで全国二十八地域の常設館三十五館が既に公開したり、今後の上映を決めている。今月に入って自主上映の動きも広がりを見せ始め、静岡市を皮切りに五県八ヶ所で日程が決定したという。
 「靖国神社は戦後の日本の象徴。興味深いテーマだし、一市民として純粋に映画を見てみたかった。見た後の判断はもちろん自由。みんなで大いに議論してもらえれば」と同会。
 憲法が保障する「表現の自由」「思想・良心の自由」は民主主義社会の根幹だ。そこでは、自分と正反対の意見も認めるという「度量の広さ」が求められる。多様性を尊重しない社会は息苦しいし、活力も生まない。
 そもそもよく分からないのが、今回の騒ぎの発端だ。一部の国会議員が映画に対する公的助成の在り方を問題視したり、政治団体の妨害があったとされるが、だからといってあれほどの過剰反応がなぜ起こるのか。
 強いて言えば、日本社会特有の「空気」なのだろう。上映によって具体的な実害が発生するかどうかという現実的な判断以前に、「やめておいた方が無難」という漠然とした思いが広がったのではないか。
 この「空気」が戦前の日本を誤らせたことは、しばしば指摘されるところだ。「グローバルスタンダード」と言いながら、相変わらず肝心なところで「忖度(そんたく)」や「横並び意識」から脱却できない。私たちが克服しなければならない大きな宿題だろう。
 「空気」に流されないためには、「何事も自分の目で見、自分の頭で考える」という姿勢が何より大切だ。自主上映はまさにその精神に沿ったものといえる。「自立」の風土を大きく育てたい。

コメント(1)

ドキュメンタリー映画「靖国」のボランティアスタッフを募集します。

7月11日(金) 18時〜20時 
アイセル21 1階 ホール

翌日の為に会場設定を行います。

また、当日、12日(土)13日(日) 9時〜19時 くらいで
時間のある方も、募集しています。

我は、私はと思う方は連絡ください。

「靖国」を上映する静岡の会
TEL 054−252−3837
FAX 054−252−3397 

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