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山岳事故 遭難を検証、検討コミュの10/07 白馬のガイド登山、2人死亡、2人安否不明

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【概要】
10月7日午後5時半ごろ、北アルプス・白馬岳(2932メートル)で、登山中の福岡、熊本両県の男女計7人のパーティーが遭難し、ガイド田上和弘さん(48)=福岡県大牟田市=が約2700メートル付近の白馬山荘に「吹雪きが激しくなって、行動が取れなくなった」と、救助を求めた。山小屋従業員3人が捜索したところ、小屋から数百メートルの稜線(りょうせん)上で女性4人が動けなくなっており、うち3人を近くの別の山小屋に収容した。救助に向かった山小屋従業員によると、4人はツェルトをかぶってうずくまり、1人は声をかけても反応がなく、もう1人はうなっていたという。また、近くのりょう線でも、別の女性1人が死亡しているのを同山荘関係者が発見した。残る女性2人がビバークして救助を待っているという。遭難したのは、助けを求めたガイドの男性と女性6人の計7人パーティーで、富山県の宇奈月温泉に宿泊後、7日朝に欅(けやき)平から白馬岳に向かった。正午すぎから吹雪に見舞われ、白馬山荘の手前約400メートル、標高2700メートルの場所で動けなくなった。7日は白馬山荘に泊まり、10日に下山予定だった。ガイドのほか無事だったのは福岡県春日市の女性サブガイド(42)、同県宗像市の無職女性(67)。熊本県大津町の無職女性(53)は救出中に死亡。また熊本市の無職女性(61)は、稜線で死亡していた。ビバーク中の2人は福岡市城南区の無職女性(66)とその妹の無職女性(61)で、連絡が取れず、安否は不明。現地の天候は荒れ模様で、8日も捜索活動は見送られた。長野地方気象台によると、遭難時、白馬岳を含む周辺には大雨洪水警報が出ていた。


9日朝、ビバークしていた2人も遺体で見つかり、結局3人救助、4人死亡、という残念な結果になりました。
女性6人全員が、以前から田上氏のガイドツアーに参加したことがあったそうです。

以下、信濃毎日新聞の記事から。

 北アルプス・白馬岳で7人パーティーが遭難した7日は、日本の東海上を発達した低気圧が進み、中国大陸から寒気が入り込む冬型の気圧配置となったため、山頂付近は吹雪となった。10月初旬の北アは、雨になるか雪になるか微妙な時期。関係者からは、天候が荒れる予報の中で登山を決行した判断を疑問視する声が上がっている。
 同日救助に向かった山小屋従業員によると、当時の現場周辺は、「あられ状の雪が横なぐりに降りつけ、視界がほとんどない状態」だった。近くの山小屋への避難にかかった時間は20―30分ほど。場所によっては10―15センチの積雪があり、「真っすぐ歩くことも難しかった」という。
 県内は、この低気圧の影響で、7日ころまでは雨が降るとの週間予報だった。長野地方気象台によると、低気圧は台風並みの勢力があり、「天気図から天候が荒れることは予見できた」と指摘する。
 同日午後9時の高層気象観測によると、日本の上空3、000メートル付近では風速25メートルの強風が吹いていた。北ア山頂付近の状況について同気象台は「7日の日中も山沿いでは風速20メートルを超える強風だったとみられ、相当強い吹雪になったと推測できる」とする。
 冬型は8日も続き、松本測候所は平年より15日早く常念岳の初冠雪を観測。南信州広域連合も同日、南ア・仙丈ケ岳で平年より13日早く、塩見岳でも17日早く観測した。
 6日にパーティーが泊まった富山県側の山小屋の従業員は、出発前、田上和弘さんに「雨ですけど大丈夫ですか」と声をかけている。その際、田上さんは2年前の同じ時期にも、雨の中、同じルートをツアーで登った経験を挙げ、「大丈夫」と答えて出掛けたという。
 登山計画書によると、パーティーは7日朝、富山県側の祖母谷(ばばだに)温泉を出発。尾根を登って稜線に至り、同日夜は白馬山荘に宿泊する予定だった。
 しかし、そのルートは「健脚コース」として知られ、10時間前後かかる。県山岳協会の柳沢昭夫会長(66)=北安曇郡池田町=は「この尾根を1日で登るのは、中高年にはきつい。雨でぬれて体力が低下したところに、稜線で強風にさらされたとしたら最悪のケース」と話している。

地元の関係者から、気象判断と行動続行の判断を疑問視する声が出ているようです。

また、パーティーが分かれたときの状況については次のとおり。

 大町署が田上さんから電話で聞いた話によると、7日は午後2時すぎから吹雪になり、着衣が凍り付いたような状態になった。福岡市の姉妹が、掛けていた眼鏡が曇って足元が見えなくなり遅れ気味に。田上さんがこの姉妹に付き、ほかの4人を先に行かせた。
 その後、ビバークするために、姉妹を横たわらせツェルト(簡易テント)をかぶせようとしたが、強風でツェルトが飛ばされた。そこで、3人のザックで姉妹の体を覆い、自らは救助要請へ。稜線に出てから約50メートル登った場所で、先行の4人グループと出会ったが、既に1人が倒れていたという。

ツエルトでビバークしていたのではなかったようです。
やれやれ…。
失ったものは、あまりにも大きかったようです。

亡くなった方のご冥福をお祈りします。


さて、今回のガイド、田上和弘氏は日本アルパインガイド協会の認定アルパインガイドで、日本山岳ガイド協会の会員で、アンナプルナ4峰(7525m)登頂者でもあります。

小屋まであと400メートル。。。
好天ならあっという間の距離ですが、悪天候なら、とてつもない距離になります。



コメント(3)

60歳を超えてる人にアルプス10時間のコース設定はキツ過ぎる。無茶だ。

されど400m 
そんなベテランガイドがついていながら何でこういう事態になってしまったのか本当に残念です。
6人全員が以前も同ガイドのツアーに参加してたから安心感や信頼もあったんでしょうね。
2年前の経験なんて・・・「経験」であって大丈夫な要素にはならないです。
絶対、上がるにつれて天候は悪くなっていっただろうし、限界に達する前にどこかで危険は感じたはずです。
辞める勇気、引き返す勇気を持つべきだったと思います。
ガイドさんは本当に大変な立場だったと思いますが、それが仕事なんだなと改めて思いました。
目的地に行くのがガイドの仕事ではなくて ガイドさんは無事下山してなんぼのもんですね。
前にも行けたから・・・それは経験でなくて自信だったのかな?
山は刻々と変化している生き物みたいです。
時には優しく 時には牙をむく 高山では自己判断を必要とする場所ですね。

10/07は悪夢の日でした、10/08に北アの麓 涸沢に行きましたが強風と雪でしたね、普通ならバリエーションコースで下山予定でしたが装備不十分と もしもを考え安全なコースで下山しましたが結果的には良かったと思いました。

少しでもこれからの山行きに注意すべて点が出てくれば思い このコミュを立ち上げました。
いつも安全だとは限りませんからね・・・

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