これは量子力学におけるコペンハーゲン解釈にも通じる考え方です。量子力学の世界では排中律(A or not A)が成立しないのです。それは「有無というもの自体が存在しない」ということを意味します。 このような「全ては存在しない」という解釈を認めるべきという直観主義的な見方は、証明できないが真実だと感じる「感性」の問題であり、また、最先端の学者が排中律を捨てて概ねその方向に人類の進化の方向性を定めているようなので、彼らの「感性」もこれが真実であると感じているようです。 オレもそうです。なぜこれが正しいと感じるのか自分でもわかりませんが、とにかく感性でそう感じます。ブッダもそう確信したからこそ般若心経を後世に残したはずです。