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パラグアイコミュのイグアス太鼓く工房 サンパウロ新聞

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イグアスー太鼓工房、荒馬座と移民百周年記念公演

 来年3月、南伯で公演 下見、打ち合わせにイグアスーから来聖

 パラグアイで和太鼓の製造販売をはじめ、指導・演奏など芸能活動を行う「イグアスー太鼓工房」関係者が、八日から十一日までの四日間にわたってブラジルに滞在した。来伯したのは、代表の澤崎琢磨さん(三三、東京都出身)と営業・広報担当の澤村壱番さん(四〇、高知県出身)の二人。ブラジル日本移民百周年を記念して、〇八年三月にブラジルとパラグアイ七か所での開催が決定している日本の太鼓グループ「荒馬座」(狩野猛代表)との合同公演の準備・打ち合わせなどが目的だ。澤崎さんは、「いつか果たしたいと思っていたことが、ようやく実現できます」と意欲を見せている。

 ≪太鼓製造も本格化 イグアスー移住地で太鼓演奏活動≫

 両親の音楽的影響を受けて、小・中学校時代から打楽器(洋太鼓、和太鼓)を始めた澤崎さんは、和太鼓を中心とした民族芸能に興味を持ち、自ら太鼓グループを結成した。

 九五年、日本ブラジル修好百周年の時に日本文化紹介の一環として初来伯。太鼓グループの一員として公演に参加している。

 「ポルトガル語という日本では聞き慣れない言語を体感して、本当に外国に来たという実感がありました。ブラジルの人たちの親しみやすさに、本当にブラジルに来て良かったと思いました」と澤崎さんは、ブラジル初訪問の印象を振り返る。 その後、九八年の移民九十周年の太鼓公演で再来伯。九九年には初めてパラグアイのイグアスー移住地を訪問し、同地での太鼓公演を行った。このことをきっかけに翌二〇〇〇年から三か月に一回の割合で弟の雄幾(ゆうき)さん(二八)とともに移住地の子供たちに太鼓指導を行ってきた。  イグアスー移住地での人々との触れ合い、子供たちへの指導・交流の中で澤崎さんは永住を決意。〇二年六月に弟と二人で移住した。

 太鼓を指導する中で澤崎さんは、太鼓の修理やメンテナンスの問題にぶつかった。そこで同年十二月、日本から太鼓作りの職人を二週間呼寄せて技術指導を受け、移住地の人たちとともに試行錯誤を繰り返しながら太鼓づくりに励んできた。

 一方、営業・広報担当の澤村さんは、〇四年十一月から十二月にかけてブラジルとパラグアイ(イグアスー移住地)の十か所で日本の劇団「1980」のメンバーの一員として各地で公演を行った経験を持つ。

 イグアスー移住地での公演の際、「こんな地球の反対側に、日本人が日本語を話しながら生活しているところがあるのか」と感銘を受けた。また、「日本各地の民族芸能を伝えたい」という思いの澤崎兄弟との出会いの中で、約二十年におよぶ自身の劇団活動で培った思いが交じり、イグアスー移住地に住むことを決意。今年五月に正式に移住した。

 澤村さんの加入により、これまで手薄だった営業・広報活動に力を注ぎ、昨年には自分たちで製造した太鼓を販売する有限会社も立上げ、認可を得た。

 現在、澤崎さんたちは移住地で「鼓太郎(こたろう)」「鼓組(つつみぐみ)」など太鼓演奏グループも結成しており、練習を重ねている。

 そうした中、来年三月には日本の文化庁の助成を受け、日本のプロ太鼓グループ「荒馬座」の公演が決定した。南米側窓口としてイグアスー太鼓工房が全面協力を行い、ラーモス移住地やフローリアノポリスなど南伯とサンパウロ、イグアスー移住地など七か所を周る。

 「自分がパラグアイに移住したのは、子供たちと一緒に太鼓をやっていきたいということが一番大きかった。いつかはプロの太鼓集団を呼び、本物の音色を聞いてもらいたいと思っていたことが、ようやく実現できます」澤崎さん。

 来年のブラジル日本移民百周年と合わせたビッグ・イベントに向けて着々と準備を進めている。

 太鼓購入など詳細についての問い合わせは同太鼓工房まで。

 taiko_koubou@tigo.com.py

 ホームページ=http://yguazutaiko.huuryuu.com/


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