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ちょっと背中を押してほしい・・コミュの『かすり傷』

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    『氷』





















その後、先生に心を許してたが俺はいつしか【友達】をつくることをやめていた。























【友達】をつくるのがつらかった…。



















転校、転校………。





















出会いがあれば必ず別れがある。




















どうせまた転校するだろう。

別れるときのさみしさを味わうくらいなら初めからつくらなければいい。























―――そう思った――――






















教室では口を開かなかった。






























コブクロの『願いの詩』という曲の歌詞のなかにこんな言葉がある。



















【もしも僕があの頃の僕に手紙を出せるならどれくらい真実で書けるだろう】















胸を痛く締め付ける。























――――――――――――こどく【孤独】
ひとりぼっちであること。――――――――――――

























そして俺は疑問に思った。



















【なんの為に生きてるんだっけ?】

















消えてなくなってしまいたかった。
















もう我慢の限界だった…。

















夕暮れ時、母は仕事に行くのに身仕度をしていた時。



















―ついに言ってしまった―























【なんで俺を産んだの?こんなにつらいことしかないのに生まれてこない方がよかった………】



















うずむきうなだれて言った。


















母が歩み寄り俺の目の前に座った…。



























母は言った。























【ごめんね……。お母さんが悪かった…。】






















母の顔を見た。

















――――表情を変えず静かに泣いていた――――――


















そして、母はおもむろに立ち上がり台所へ行った。


















母はすぐ戻ってきた。


















そしてまた言った。




















『まさき…。殺してあげる…。お母さんも一緒に死んであげるからね………。』

















―静かに泣く母の手には包丁が握り締められていた―


















――――死の恐怖――――

















―――言葉の重さ―――― 














初めて気付いた…




















どっと涙があふれ出た…。
















そして俺は畳みの上で泣き崩れた…。














泣きながら必死に謝った。










『まさき…。ごめんね…。つらい思いばかりさせて…。』



















と、そっと俺の頭をなでた。




















今だから分かること。






















あの言葉を自分の子供に言われたら…。
















これがきっかけで小学4年生で反抗期と言われるものが訪れることはなかった。























―――また母は大切なことを気付かせてくれた―――















死を身近に感じたとき。
生きてることは有限であると。















    そして 


















【死ぬこと以外はかすり傷であると】
――――――――――――














  生きることは有限。

    つまり
 
 【傷つくことも有限】

心に深く傷を負っているあなた。

その傷は消えることはない。













そう思っていても嫌でも消える時が訪れる。

【100パーセントの確率で】











心の傷があなたの心の青空を曇らせるなら僕は雲の上から君を呼ぶ。

















一面に広がる白い海。

それを照らす太陽。

















ここが君の来るべき場所

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