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おじさん達(人材育成ISSJ)コミュの言語技術教育研究会フォーラム探訪記

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11月25日に麗澤中学・高等学校で開催された言語技術教育研究フォーラムを聴講してまいりました。
 その概要は、http://www.hs.reitaku.jp/news/2006/hkubota_event061125/index.htmlに有ります。
いくつか聞いてきた中から2点ご紹介します。(両者には共通点となる用語が1つあります。)
?パネルディスカッションでの田嶋幸三:日本サッカー協会 専務理事のお話から:
93年のJリーグ開始後、当初10チーム中8名の日本人監督が、95年には14チーム中で3人に減ってしまった。一体何が原因なのかを調べたところジーコ選手を始め著名な外人選手から言わせると、「この練習は何のためにやるのか?どうしてこのシステムでやるのか?」を問われたが、日本人監督は答えることが出来なかったということにあった。その結果、日本サッカー協会は、ディベートの訓練を開始したとのことでした。現在、JFAアカデミー福島にて、中高生へのサッカー指導に、この言語技術フォーラムの中心人物のつくば言語技術教育研究所の三森先生からご指導を得て、ロジカルコミュニケーションスキル」コースを導入しています。また、練習や試合の中で「どうしてあそこへパスを出したのだ?」と質問を受けたことに対して、根拠を挙げて理由づける説明ができるかどうかが鍵となるとのこと。1ゲームあたりは300回〜400回のパス回しが一人にあるのでその都度論理的に考えることを一年〜二年行ってるかどうかで、圧倒的な差が生まれるはず。そして、「何故言語技術が必要か?それは今、世界が見えてきたからだ。世界と戦うことができるレベルに上がったからこそ、その必要が必要である」と。そしてオシム監督と一緒にいると、「論理的に言うと・・・、何故ならば、・・・」という台詞が何度と無く語られるそうだ。最後に田島氏は、「中田もイチローも日本社会では生意気と言われた。何故この練習は必要なのか?と聞くから。」と述べて話しを終えられました。
 この著名な二人は世界で通用する人材として活躍しています。この二人に「生意気だ」と言って排除する傾向の強い日本社会の集団が持っている「思考停止」行動様式は、物事の客観的な認識を拒否するすることを意味しています。
 日本人である私たちが、よく言われる「グローバル化と情報化時代を迎えて」どのように対応すべきかを議論するのであれば、「問題の発見・原因探求・目標設定・解決手段追求」を行うプロセスを回転させ、集団としての意思形成をきちんと回せる思考様式を身に付け行うことが必要だと認識します。

?社会科の松本卓三教諭のプレゼンテーションから:
 同教諭は、4年前から言語技術教育研究が同校にて開始される前に、ディベートの授業を取り入れていたが、「問題への関心」は増すが、期待された他の2つの効果:「問題の多様性の理解「問題に対する理解の深化」には効果が無かったため、数年で中止したとのこと。
 しかし、4年前開始の言語技術教育研究を踏まえて、再開したところ、明らかに、先の2点についても、「議論がかみ合うこと」ができるようになったことで効果が出るようになったとのこと。
 つまり、「その議論は、何のための議論か?」「先の反論は、○○の点から反論になっていない、何故ならば・・・だから」といった切り返しが、相手の論理の上で行えるようになったという。
 以上のことは、コミュニケーションがきちんとできるということのためには、対象の認識・理解が言葉できっちりできて(認知)、情報を伝達する際に、言葉できっちり伝えることのできる法則に則って行われることが前提として必要であることを示している実証実験であったと理解されます。
 松本先生とは名刺交換もさせていただきました。そして、定量的な変化の測定ができると面白いのではないか、またそれがあるとありがたいと、勝手ながらお願いもしてみた次第でした


■以上の2つのお話は、論理的に思考する訓練が、グローバルはもちろんのこと、どんな集団においても必要なことであり、また、その効果が客観的に証明できていることを意味するものと認識します。

■私の所属しますエム・スクエアー?では、立教大学の本年4月発足の経営学部にて、ビジネスリーダーシッププログラムの企画開発を創設前の段階から支援しています。そして、今このBLPを一般企業にも特に若手社員向けにビジネス界の問題解決思考によるビジネスリーダーシップ養成に展開する計画であります。企業活動の様々な現象に直面したとき、どのように課題を定義・分析し、方策を立案するかについての一連の訓練を、テーマ設定と論理的思考様式のメソッドに沿ってグループワークで解く基礎的な研修プロセスを提案していきます。これは、MSQとしての言語技術教育研修の応用展開としたいと考えています。

コメント(2)

社会人としての論理思考、問題解決、コミュニケーションスキルを育成する標準コースになるとよいですね。アイテックを通じて情報サービス産業界に展開すると、野田さんの期待にも応えられます。
ヨーゼフ様
 そうですね、もともと皆様とご一緒した際のお話は、先方野田様からお申し出があったので、そのことの今後の進め方も含めて、再度野田様にもどって相談したいと思います。拝

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