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僕らのゲイライフプロジェクトコミュの第113回 カミングアウトとアウティング のまとめ

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開催日:2017年2月11日
参加人数:11名(アンケートの回収数より)(司会/けんいち 書記/ふうま)

今回の趣旨:アウティングという問題について、カミングアウトのことも踏まえながら、参加者同士で話し合う。


1.カミングアウトの経験は(いつ、誰に、どうして、何を、どのように)?
□否定
・同級生に。お前は洗脳されていると言われた。もしかしたら誰かに話されているかも
・そっぽをむかれた
・足をあらいなとか言われた
□受け入れ・変わらず仲良くなった
・「ふ〜ん」「へぇ〜」のリアクション
・高3頃に同級生に。自分らしく受け止めてくれたことが嬉しかった
・友だちから行動が女性っぽいと言われてしまい、カミングアウトしたら、それでもいいと理解してくれた。
・元上司に。この話は無かったことにしようと言われた。特に態度は変わらなかった。
・職場の同僚に飲み会の席で。自分をもっと知ってほしくて。
・高校生のときに同級生(女子)に。何か言わないとと思って、カミングアウトした。
・大学生のときに一緒に働いていた女の子に、何となくカミングアウトした。
□不特定に
・レスリー・キー氏のOUT IN JAPANに参加したとき
・アスリートファン仲間のSNS。OUT IN JAPANの流れで
・ツイキャス(動画配信)で自動的にカミングアウト
・演劇の舞台上でカミングアウトに近いものをした
□アウティングされた
・職場の好きになった先輩に。好きになったので2人きりで。その後アウティングされた。
□カミングアウト「された」
・相手がゲイ/レズビアンとカミングアウト、された後、自分もゲイだとカミングアウトすることができた。


2.アウティングされた、または見聞きした経験は?
□告白→断られる→好きの表明(ノンケから)
・自分がゲイだと言っていたと、他の人から聞かされた
□知り合いのゲイから実家へ電話(ゲイから)
・その後、行動が慎重になった。
・母親が出て、「息子に代わりましょうか」と対応された。
□フラれた側が実家に押しかける(ゲイから)
・恋愛でもつれたのが原因
□イベントにいるのを見られた
・NLGR等で踊っているのを見られた
□聾(ろう)のゲイからバラされた(ゲイから)
・知り合いの友だち(ゲイ)が口が軽く、うわさを流された
□カミングアウトしている会社の先輩(ゲイ)から言われた
・居心地は悪くないとのこと
□花婿から(ノンケから)
・結婚式でブーケトスのブーケを取った後、自己紹介があり、新郎が自分のことをゲイだとアウティングしたが、味方になってくれたので良かった。
□告白→アウティング→不登校
・高校生のころ、同じクラスの男子に好きという気持ちを伝えたら、クラス内にアウティングされ、学校に行けなくなった。女子は皆、味方してくれた。


3.アウティングの受け手(=秘密を聞く立場)になったことは?
□職場でこの人はゲイと聞いた
□恋愛相談の中で
・自分が好きだった人が、自らのセクシャリティがわからない人を好きになったという相談を受けた。
□「友だちの中にいるよ」
・カミングアウトした大学の同級生(女子)にレズビアンの子がいて仲良くしていると言われた。
□友人からあの人はゲイと聞いた。それに対して、それは悪いことではないと伝えた
□最近引退した俳優の件でアウティングについて考えた
・他人事ではない。ノンケがアウティングという言葉を初めて知ったのでは?


4.ゲイプロで参加者の秘密を聞いたら
※この時点で、時間がないと考え、ここではみなさんの意見を聞くことを省略しました。司会からは、今一度この「僕らのゲイライフプロジェクト」のグランドルールを守りましょうということを伝えました。


5.アウティングが起こるのはなぜ? 
□興味本位
・ワイドショー的感覚(情報は早いほど価値がある)
・興味本位
・自分の存在を認めるため
□秘密と思っていない
・うっかり話してしまう
・秘密を「秘密」と思っていない
・約束を破ってしまう
□セクシャルマイノリティへの理解不足
・同性愛者に対する問題意識が極めて低い
・趣味の延長線上としか思っていない
・同性愛者というものが理解できてない人がアウティングしてしまう。
□違うもの排除
・日本人ははみ出すことを嫌う
・毛色が違うと思うと、無意識のうちに差別化したくなってしまう人が多い
□認識のズレ
□精神的負担
・自分の中で、その秘密が精神的負担になってしまうため
・カミングアウトする側にも、「しかた」というものがありそう(相手が一人で抱えきれなくなるので)
□事前に知ってもらう
・実は「自分は…だ」ということを事前に知ってもらうためかも?


6.アウティングされたらどうする?
□とぼける/無視する
・煙に巻く
・相手にしない
□相談
・他の信頼できる友人に相談する
□何が悪い
・その人はこれでいいんだよいう(悪い意味じゃないということで)。深々と突っ込まない
□教育する
・意識を逆の立場に教える
・(教育的な)DVDをすすめる
□脅かす
□訴える
□専門家への相談

7.カミングアウトされて1人で抱えきれなくなったら、どうする?
□カミングアウト主に相談
・カミングアウトしてきた人に、つらい胸の内を伝える。どうしたらいいか相談する。
・カミングアウトした本人と話し合う(当人同士で解決する)
・カミングアウトしてきた本人と相談する
・トランスジェンダーの人にカミングアウトされ、どう対応したらいいか相談された→いつもの自分でいいと言ったらと返した
・「どうふるまってほしい」と確認する
□当事者のコミュニティセンターに相談
□専門家に相談
・法律に詳しい人や、弁護士に頼る
※匿名で相談するという意見もありました。
□第三者に相談
・その人が知らない人に相談
□共通のカミングアウトされた人に相談
□情報収集
□受け止めない
□昇華(スポーツなど)


8.アウティングされないためには?
□「自分に返ってくるよ」
・自分のプライベートの秘密をバラすのと同じよ
□干渉されない
・バレそうな相手に干渉されないようにする
□念を押す(数人にしか伝えていない)
・「この話はあなたと〜さんにしか言ってない話だよ」と伝え、ここだけの話であるという念を押す
・予防線を張っておく「私よく変な噂立てられるのよね〜」
□専門家にしか言わない
・友だちには言わないで、下調べしたうえで専門家(スペシャリスト)に相談
・人を選んで話す
□人を選ぶ
・友だちに言うなら、人を選んで話す
□話の焦点を逸らす(違う側面を伝える)
・職場では語らない。LGBT以外のそれを超える過激なネタで印象付ける
・相手に、楽しませる会話と楽しませない会話の違いを伝え諭す
□普段から信頼関係を作る


9.アウティングしないためには、どうしたらよいか?
□モラルを意識
・自分からありのままの存在を広めて、当たり前な日常生活になるように(モラル意識を強くする)
・1対1以外では、個人的なことを話さない
□プライバシー尊重意識
・失礼に当たるので、例え自分がオープンにしていても、アウティングはしない、と意識する
・秘密であることをしっかりと念頭に置く
・誰でも秘密はあると自らを戒める
・カミングアウトやアウティングの相手をうまく分け、信用のある人になる
・アウティングの自覚のない人には教える
□誰に話してよいか確認
・カミングアウトしてくれた人に、誰にならこのことを話して良いか、あるいはダメなのか確認する
・言っていいことと言ってはいけないことの境界線がある。自覚できるか?
□一人で解決せず二人で相談
・カミングアウトした人とよく話し合い、自分で解決できないときは、二人で相談して相談先を話す
□相手が信頼してくれていると思う
・自分にカミングアウトしてくれた人に好意を持つ
□あまり重く受け止めない
・「秘密」であるという認識を持つ。その上であまり重く受け止めないようにする
□何をしたらどういう結果になるのか、という予測をする
□恕の心


アンケートから
・カミングアウトとアウティングという言葉があり、なぜアウティングという言葉を生み出したのか。どうやってアウティングしないで守れるのか。色々と話し合い、難しい部分もありましたが、本当に深いテーマで良い勉強になりました。
・カミングアウトするなら、アウティングされる可能性があることを覚悟してから話す。されて困るのなら、始めからカミングアウトしない方がいいかと。
・私は職場でオープンにしていますが、中には秘密にしていたい、もしくはアウティングされることにより不愉快な気持ちになるということを同じ当事者として肝に銘じることが大切だなと思いました。また、安易な発言は自分の品格を下げるので、慎むことが大切だと思いました。
・カミングアウトは公衆の面前でしない限り、限りなく個人的なことだと思うので、「カミングアウト=他言しないで!」というメッセージも含まれていると思う。アウティングされたことはあるが、それ程深刻な結末にはならなかったように思います。ちなみにカミングアウトするときには、「あまり深刻に受け取ってほしくないんだけどね〜」と伝えています。
・何をしたらどうなるか、という考えは、何にでも使えるので、頭にとどめておきたい。また、恕の心は親から教わったが、良い言葉なので、みんなが知っていると良いと思う。
・カミングアウトされた状況でしたので、いろいろと参考になりました。アウティングについては、問題意識を持たないといけないですね。
・カミングアウトは以前からあったテーマですが、そこにアウティングの問題も加わり、他の人の意見も聞けてよかったです。
・活発な意見交換ができ、色んな意見を聞けてよかったです。
・今まで聞けなかったことが聞けて良かったです。知らないことを聞けたこともそうですが、他の人も知らないことがあるということも知ることができたことはよかったです。困っている人を助けてあげるなど、前向きに何かできそうな気がします。今日は本当にありがとうございました。
・今回のテーマに興味があり、出席しました。カミングアウトは自分が言う(のでまだいいが)、アウティングはやっぱり良くないと思います。皆さんの意見やお話しを聞くことができ、とても参考になりました。
・アウティングは、本人に自覚がないので、誰かが教えないといけない。カミングアウトされたときは、アウティングしないで、確認を。


この回では、アウティングという、社会問題にまで発展したことについて皆さんと考え、意見交換をしました。アウティングが起こる背景には、僕たち当事者への支援は進んできたものの、受け止める側に対しては不十分だった、ということがあります。アウティングをしないための研修がいくつかの企業で行われているようですが、まだまだ発展途上です。個人あるいは個人間で何とかする、というのはもちろんですが、学校教育等でできることがあればいいなと思います。それはアウティングをしない人に育て、真の意味で「思いやる」ということをできるようにするためです。


けんいち

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