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僕らのゲイライフプロジェクトコミュの9月別枠企画 HIVのことをもっと知ろう(まとめ)

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ゲイプロ別枠企画「もっとHIVのことを知ろう」

日時 2010年9月11日(土)13:00~15:30
場所 rise
参加者 13人
担当 ふうま、ゲストの方

報告が遅れてすみません!
5月に引き続き、HIV陽性者の方をゲストに招いてHIVについてのレクチャー&ディスカッションを行いました。当日は、以下のような内容で進みました。

第一部 レクチャー
 1 HIVの感染経路
 2 感染すると体内でどうなるか
 3 最近の傾向:感染から発症まで
 4 治療ガイドライン
 5 実際の治療法
第二部 ディスカッション
 6 陽性者をとりまく状況
 7 陽性者とどう接していけばよいか

それでは、項目ごとに報告していきます。
【第一部 レクチャー】ゲストの方に、質問に答えてもらいながら説明してもらいました。

1 HIVの感染経路
 ・セクシュアリティによる感染確率に違いはありません。
 ・主な感染経路は、以下の2つです。
  ?無防備なセックス
   HIV陽性者との接触によりHIVに感染する確率
    相手の性器を直接なめる 0.1%未満
    コンドームなしのアナルセックス 1%
  ?注射器の回し打ちによる共用(感染する確率 10%)
 
2 感染すると体内でどうなるか
  ・HIVに感染していない人の免疫リンパ球(CD4)は1000±数百位ですが、感染するとCD4が破壊されていき、500前後になったくらいから症状が出るようになり、200以下になると重篤な症状が発生しやすくなります。
  
 3 最近の傾向:感染から発症まで
  ・年代によってAIDS発症に至る傾向の異なることが指摘されています。
  ・高齢層(50歳前後より上の年代)では潜伏期間が長く発症するまで気づかない、若年層ではウイルス変化が原因で潜伏期間が短くなってきています(かつては、感染してから発症まで10年と言われていましたが、近年では感染予想時期から1年程度という例も報告されています)。
 
4 治療ガイドライン
  ・以前のガイドラインではCD4が200を切ったら治療開始と言われていましたが、近年では350を切ったら、500を切ったらというように、治療開始時期が早くなっています。その結果、治療開始時に、障害者認定にもとづく医療助成が追いつかない、つまり自己負担割合が高いなかで治療がおこなわれるようになっています。
  ・治療で勧められる薬剤も、1日2回中心から1日1回へと移ってきています。
  ・HIV増殖におけるメカニズムとそれに対応した計6種類の薬剤についても説明してもらいました。 

 5 実際の治療法
  ・現在の化学療法は、複数の薬を組み合わせて飲む内服治療が中心です。3種類程度の効き方の違うタイプの薬を組み合わせて飲むことで治療効果をあげています。
  ・服薬率(忘れず薬を飲む割合)が低下するとともに、治療成功率(これは検査時にHIVが検出限界以下になることだそうです)も下がってきます。服薬率が95%以上だと成功率も80%近くですが、70%を切ると成功率は10%程度になってしまいます。

コメント(1)

第二部 ディスカッション

6 陽性者をとりまく状況

ここでは、陽性者が生活していく上でどんな問題に直面すると思うか、参加者から意見を出してもらいました。
・自身のメンタルヘルスの維持(隠すことによるストレス、HIV発症の恐怖) 7人
・仕事(仕事の継続、会社での立場) 5人 
・どの人にどこまで話すのか(友人へのカミングアウト) 4人 
・家族の理解・カミングアウト 3人
 ・恋愛やセックス 3人
 ・お金がかかる 3人
 ・服薬(薬に縛り付けられる) 3人
それぞれの項目についてゲストの方からコメントしてもらいました。

7 陽性者とどう接していけばよいか

  ・ゲストの方からの話のポイントを書いておきます
  ?ある程度のことについて話してくれる関係であれば、「他に誰に話しているのか」「投薬を受けているのか」について知っておきましょう。

  ?特に意識して接する必要はありませんが、投薬を始めている場合は、相手の内服時間にも気を使いましょう。

  ?免疫が下がっているとき、薬の副作用が辛い時は、食べ物の鮮度に気をつけたり、刺激的な飲食物は避けるようにしましょう。食事に出かけるときは、相手にお店を決めてもらってもよいかもしれません。

  ?たまに愚痴をこぼすことがあるかもしれません。そのときは聞き役に徹しましょう。回答を求めているわけではなく、話を聞いてくれる相手を求めていることが多いからです。

  ?具体的な悩みを話してくれるようになった時のために、HIVの基礎知識を持っておきましょう。そのほうが親身に聴くことができるし、相手もそのように感じることができます。

 【感想】
  最後に参加者の感想を紹介します。
  ・HIVの知識を実際に陽性者の方から聞くことで、より実感を持った知識を得ることができた。
  ・HIV感染をカミングアウトしてくれた友人が2人います。それぞれまったく違ったタイプの人ですが、彼らと接するときに「こうしたほうが親切」ということがわかって、とても有益でした。
  ・自分が持っていたHIVの知識が少し古く、かつ浅いことが分かってちょっとショックでした(まあまあ自信があったので…)
  ・薬の大きさの話や飲む時間の誤差のOK範囲など、リアルに感じられる話で、安全なセックスをしっかりしなくてはと、よりちゃんと考えられた気がします。
  ・自分のセックス(生フェラ)ではHIVになる可能性があることを改めて考えないといけないと思いました。
  ・セックスをする人ならだれでも感染する率はあるんだと再認識。検査は定期的に必要。自分のためだけでなく、セックスをする相手のためにも。

【最後に 担当のふうまより】

5月に続いてゲストを招いての企画でした。参加者の中には、友人に陽性者がいという人も少なくなかったです。その一方で、陽性者の友人・知人とどのように接したらよいかを考える機会はまだまだコミュニティでも少ないです。その意味でも、コミュニティとして、コミュニティの中にいる陽性者とどう接するのかについて考える機会をもっともてるようになればいいなと思いました。

また、陽性者の話を聞くことで、性ファーセックスについてあらためて真剣に考えたという感想も何人かから寄せられました。陽性者の話を聞くことは、非陽性者にとっても自分の恋愛やセックスについて改めて考える機会にもなると感じました。

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