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オリコン週間チャート2007コミュの2007年度アルバム

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【アルバム】※長く愛され続ける曲に人気が集まった。ベスト、カバー、コンピが大ヒットの2007年!
・ 携帯型の音楽プレーヤーの普及は、ダウンロードによる音楽の購入を容易なものに変えた。しかし、それによってCDをはじめとするパッケージメディアのセールスに大きな変化が起きてきたのもまた事実である。2007年のアルバム年間ランキングはミリオンセラー・アルバムが2作という結果に終わった。1年間で100万枚を突破したアルバムが2作しか誕生しなかったケースは1990年以来のことであり、200万枚を突破するアルバムが生まれなかったのは1993年以来の出来事となった。音楽を聴く“カタチ”が目に見えて変わったことを象徴するデータと言えるだろう。
・ そんな状況ではあるが、好材料も存在する。110万枚を突破した『HOME』が、4作連続でオリジナルアルバムがミリオンセラーとなっMr.Childrenは、シングルで2度達成している年間1位(1994年「innocent world」、1996年「名もなき詩」)の称号を、アルバム部門においても“初めて”手に入れた。数多くのヒットを生み出し、シングルの初動売上記録を保持するなど、国内屈指のセールスを誇るスーパーバンドが、年間No.1セールスのアルバムをこれまでに送り出していなかったことも驚きだが、それをデビュー16年目のこのタイミングで達成したこともまた称賛に値する。彼らの持つあくなきチャレンジ精神の結集がこうした記録を生み出したと考えると、後進のアーティストにとって今後の大きな目標となることだろう。
・ 女性アーティストでは倖田來未が『Black Cherry』で100万枚を突破。これで2005年の『BEST〜first things〜』、2006年の『BEST〜second session〜』に続いて、3年連続でのミリオンセラーという快挙を達成したことになったわけだが、ベストではなくオリジナルアルバムでの記録という点で、評価はさらに上がる。倖田のアーティストパワーがしっかりと確立されたことを物語る結果と言えるだろう。
・ 3位にはコブクロ『ALL SINGLES BEST』が入ってきた。誰もが知る通り、この作品の発売は昨年の9月であり、2006年の年間ランキングでも174万枚で3位にランクされている。つまり、“2年連続のトップ3入り”であり、これは、1974年、1975年の年間ランキングを2年連続で制した井上陽水の『氷の世界』以来の大記録となる。シングルでもそうだったが、彼らの歌がいかに長く愛され続けているかを示す“金字塔”的快挙と言っても差し支えないだろう。
・ 4位にランクされたアヴリル・ラヴィーンの『ベスト・ダム・シング』もまた、快挙を達成した作品である。邦楽の勢いに押され、2005年、2006年と年間ベスト10入り作品が生まれなかった洋楽シーンにあって、3年ぶりに登場したベストセラー。3年前の2004年にベスト10入りした作品は、クイーンの『ジュエルズ〜ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン〜』だった(3位)のだが、実はこのときにはアヴリルも『アンダー・マイ・スキン』が8位にランクされており、オリジナルアルバムということに限れば、2004年以降でアヴリルが“断トツ”のセールスを残していることになる。日本における彼女の“愛され度”が明らかなデータと言えよう。
・ ベストアルバムが変わることなく好調なセールスを残した1年でもあった。前述のコブクロをはじめ、スキマスイッチ、KinKi Kids、mihimaru GTなど、なぜか“2人組”のベストにヒット作が多かったことも面白い符号と言えるが、浜崎あゆみやORANGE RANGEのように、多くのヒット曲を持つアーティストがコンセプトの異なる2種類のベストを発表し、ユーザーの好みで選んでもらうという手法を相次いで取ったことも印象深い出来事だった。また、不慮の事故死を遂げたZARDの坂井泉水の歌声を求めてファンがCDショップに殺到、『Golden Best〜15th Anniversary〜』が店頭から瞬く間に消えたことも大きなトピックとして記憶に鮮明だ。
・ 徳永英明の『VOCALIST』シリーズの成功は、新しいカバーアルバムのスタイルを提唱したという点で大いに評価されるものだ。女性アーティストの作品に絞り、原曲の風合いを損なうことなく、徳永ならではのカラーに染め上げた作品は、大きな反響を呼んだ。さらに、コンピレーションが意外な形で復権を遂げたのも今年。『R35 Sweet J-Ballads』は対象年齢を絞り込んだ戦略と選曲が受け入れられ、ロングセラーとなった。

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