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Toshi 鳥居コミュの中身だけでは駄目!

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 製品は機能だけ優れていても殆ど世の中の評価を得られません。
ここ1年ずっと製品の中身(回路&音)ばかりを検討しています。実はこれが非常に危険なパターン。

 宣伝メディアの多様化で製品の本質よりも先に“見た目”が購買層の目に届いてしまう時代です。特にネットで製品を見て“カッコイイ!”と取られるか“ダサイ!”と診られるかで、問い合わせや店頭での実売が大きく左右されます。はっきり書けば、見た目と噂で“通販”でガンガン売れる時代。

 殆どの会社では開発者全員が少しでも優れた“中身”を作るため、機能ばかり見て製品開発をしています。会議や打ち合わせでは当然コストや納期そして機能が最優先です。意匠デザインに類する事柄は殆どその場の判断(気分)で決められています。購買意思決定の第一関門が十分検討されないのです、
超一流の大企業なら“箱”、“取り説”、“製品”、“広告”とその道のプロが担当しますから、それなりのモノが出来上がりますが、一般的には“中身”が終わってから日程最優先で適当にその他の事は決まってしまいます。
製品のデザイン見て好き嫌いで済めば未だ軽症!箱診て“これ要らない”ってケースも実は少なく在りません。(箱も取り説もお金出して買っている訳ですから…)

 大勢の一流デザイナーが分業しても上手く行かないケースもあります。個々のデザイナーの個性が強すぎて“プロダクト・アイデンティティ”が感じられなく成ってしまうのです。皆さんの回りの工業製品は殆どこのパターンで出来上がりチグハグな製品構成要素に慣れてしまい気付きません。

 SONY時代“SONY”ロゴデザインの技術資料で見た時、とても驚きました!
入社するまで“SONY”のロゴは既製フォントを変形させた程度と思っていたのですが、実はこの“SONY”のロゴは全体のバランスを美しく魅せるために個々の文字の大きさが違います。
視覚的に揃って見せる為に一文字ずつ文字の高さが違うのです!!!
デザインと聞くと突飛で奇妙なモノばかりを観て来たので、この“素人に判らないデザイン力”には脱帽しました。この“SONY”ロゴデザインをされたのは、ご存知な方も多いと思いますが“黒木”さんです。個人的にデザイナーって称する人は似合っていない変なデザインの持ち物や服を身に着け、髭をはやしたりしていて雑誌情報で自分作り過ぎて胡散臭い人種が多くて大抵馬が合いませんでした。

 マーチャンダイザーと言う仕事を誰かが担当しないと、統一感のある企業文化を製品に継承する事はとても困難です。特に日本の企業は“お面変え”と言って見た目を変えて新規性を演出する技術ばかりで“不変の哲学”を感じる製品創りをしている会社は皆無です。
少々ミーハーですがポルシェ、ロレックス、ゼロハリバートンみたいに流行に左右されない魅力を継承する製品を造り続ける企業が本当の意味で“国際競争の勝者”だと思います。

 一時の流行でモノが売れても歴史には何も残りません。

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