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脳いきいき  セミナーコミュの第1回脳いきいきセミナー

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第1回脳いきいきセミナーの資料
                                      発行 生涯青春の会
*セミナーの進行
このセミナーは次のように進めます。
1、資料を参考として、参加者が10分以内のスピーチをする
2、講師(生涯青春の会代表)の補足説明
3、参加者との意見交換
4、このセミナーは6回で終了です。
 ただし、異なる会場で開催しますので、意見の発表等の書き込みは数年続くことなります。
5、2〜6回までA-4・10枚のセミナー資料があります。

*第1回セミナー資料の目次
1 はじめに・・資料なし
2、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ミクシイ
3、生涯青春の会発足の集いでのスピーチ
4、脳いきいきセミナーのスローガン
5、ボケ老人になる原因
6、老人性痴呆は生活習慣病である 
7、認知症(痴呆)の予防と治療(金子クリニックのホームページから)
(1)はじめに 
(2)発症の頻度と原因
(3)地域で行う予防と治療 (省略)
(4)最後に

1、はじめに
  代表の挨拶・経過説明など

2、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)
 知人との交流や人脈づくりに役立つネット上の会員サービス。 会員以外は非公開のものが多く、日記や掲示板などで 情報を交換し、交友の輪を広げる。
会員はプロフィールや自分の友人関係を登録するため 匿名性の高い通常の掲示板のようなトラブルが起こりにくいとされる。ミクシイが国内最大手で会員数500万人。 今年中に1000万人を超える勢いだ。

 ミクシイは仲間づくりにすぐれた機能をもっているブログです。会員制のため会員にならないとミクシイを閲覧することはできません。会員になるためには、すでに会員になっている人から招待を受け、登録する必要があります。登録することで、あなたのミクシイのページが自動的に提供され、情報発信が可能となります。登録は無料です。ミクシイに興味がある方は私たちがご招待しますので、メールをください。E−mail を教えていただければ、招待状を送ります。

1、ミクシイ ふたみ   日々の映像を掲載。1997年1月1日から記述を始め今年12月31日で3650回の記述となる。

2、ミクシイコミュニティ 癒しの森 2003年8月15日から記述を始め今現在は1040回の記述となる。 

3、ミクシイコミュニティ 高齢者福祉情報 2006年3月25日から記述を始める。約150回の記述。専門家の書き込みが多くあり充実した内容になってきている。今ページを読みたいと登録してきた人はこの半年で600名となった。私は皆さんに「脳いきいきセミナー」としてさまざまな情報を提供できるのは、このコミュ二ティを立ち上げ、おびただしい情報が入ってきたためです。

4、ミクシイコミュニティ 生涯青春の会 ・・会報他の収録をしている。

上記1、2はヤフー検索〈エンピツ〉でも読むことが出来ます。ただし、書き込みはありません。エンピツは公開されている私の資料室という位置づけです。
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3、生涯青春の会発足の集いでのスピーチ
1、生涯青春の会発足の集いでのスピーチの骨子 (2005年6月会報1号から)
 本日はお休みのところ、わざわざ生涯青春の会の集いにご参加頂きまして厚くお礼申し上げます。発足の集いに当たり、会の発起人として所感を述べさせていただきます。

 最初に会の名称についてお断りいたします。この会のスタート準備時の名称は「80代壮健の会」でありました。80代に自立した生活をするには、若い時代の生き方そのものをチェックして、改めるべきは改めなければならないという趣旨でありました。しかし、80代壮健の会というと80代の人が集まる会であるというように受け止める人が多いので、会の名称を生涯青春の会とさせていただきました。生涯青春などはあり得ないと受け止める方もいるかと思います。このことについては、今日のご案内に癒しの森を引用して生涯青春の概念を表示させていただきました。青春とはサルエル・ウルマンが言うように心の様相を言うのであります。心が青春であれば80代は壮健に過ごせるのではないかと思います。

 次に言葉の使い方についてお断りします。現在は痴呆症・ボケ老人のことを認知症と呼ぶことになっています。私の話の中では分かりやするために認知症を痴呆症・ボケ老人と発言させていただきますのでよろしくお願い致します。あるいはこれらの社会問題について、適切でない激しい表現を使うかもしれませんが、ボケ老人を出さない運動に対する熱情の表れと、ご理解を頂きたいと思います。

 最初にお話ししたいことは、このような会を作ろうとした動機であります。会報1号の事務局長の挨拶にありますとおり、日本では150万人の痴呆老人がいるのです。10年後には何と250万人に達するのであります。この増える100万人をどこで収容すればよいのでか。1年で10万人も増加する認知症(痴呆症)のお年寄りを収容するだけの病院・老人ホームはないのす。3月末の報道によれば厚生労働省は、お年寄りが共同で暮らすグループホームに入居させようとの方針を立てています。著しい徘徊や混乱症状がある人でも介護保険の規定を改め、グループホームの利用を認めようとしています。それほど収容する場所がないのです。この現実が「呆け老人になるな!」をキャッチフレーズにする生涯青春の会を立ち上げようとした動機なのであります。

 第2の動機はボケ老人を抱える家族の厳しい精神的な負担であります。ボケ老人になるということは、表現はいろいろあろうと思いますが、人間でなくなることを意味します。詳しくは省略しますが、ボケ老人なることは、家族に深刻な負担をかけるのであります。家族がお手上げであれば後は公的な施設に入る。ここであらゆる迷惑と負担をかけて死んで行く、これほど哀れな晩年はないのです。人生は晩年の5〜10年が最も大切といわれています。この晩年・最終章を「ボケ老人に成らないにしよう」とするのが、会の骨格となる目的であります。

 第3の動機はボケ老人が出た時の家計の経済的な負担です。厚生年金の平均的な受給額は174000円です。夫婦の一方が痴呆になって施設に入ると、現在の負担額は90000円前後が、まもなく改正されて、130000円余りの負担になるのです。1740000円の年金で、130000円の負担が出ると残り44000円ですから、家計は完全に破産するのです。平穏な老夫婦の家庭が一遍に生活弱者になってしまいます。それゆえ「痴呆老人なるな!」と声を大にして叫びたいのであります。

 次に第4の動機は、ボケ老人は生活習慣病によるものであるという現実です。会報1号で専門家の指摘を引用しました。結論として、これら老人性痴呆は、脳を使わないという生活習慣病なのであります。平たく言えば感性の乏しい生き方をしている人は、ほぼ100%ボケ老人になってしまうのです。サルエル・ウルマンが言うように何かに燃える情熱を持っていれば、ボケ老人などは無縁なのであります、この会で呆け老人にならない生活習慣を啓蒙して行きます。ボケ老人にならない習慣を付ければ、痴呆にならないのであります。どのような習慣かは後日のテーマに送りたい。

 次に「生涯青春の会」の活動の骨子であります。様々な活動を考えていますが、活動の中心は「スピーチの会」であります。1人3分〜5分のスピーチの会を開きます。スピーチの題材は、しばらくの間は、会報に掲載されている短文エッセイを活用していきます。この題材に基づいて、感想と意見などを自由に話していただきます。

たとえば、今日お集まりのご婦人の一人が「よし、毎月会合に出席するのに美容院に行き、お気に入りの洋服を着て3分のスピーチをしよう」と決心したとします。この瞬間から「何を話すか」と頭の回転が全く変わってくるのであります。月1回必ずスピーチをするという習慣を付ければ、痴呆症になる危険はゼロになると確信しております。

最初からスピーチとなると負担に感じる人がいるかも知れません。その場合は参考になった場所を拝読していただくだけで結構です。それでも人前で朗読することは、血流まで変わってくるという絶大な効果があるのです。

スピーチの会は、私が講演をするとか、どこから講師を招いて講演をする計画は全くありません。前段に説明しましたように、参加者が主役となっていく会合であります。1回の会合は30〜40名と考えております。参加者が多い場合は会合を分割していく流れになります。(その他は省略)

最後にサルエル・ウルマンの詩を朗読して終わりたいと思います。
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうのだ
逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱
・・・・
こういう様相を青春というのだ。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
・・・・
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4、脳いきいきセミナーのスローガン 「認知症になるな」
 このスローガンを学習するため8月18日高齢者福祉情報「認知症になりたくない」を引用します。8月16日の「認知症患者の激増を止められないか」のテーマに関してマサさんから以下の書き込みがあった。書き込みの題を付ければ「認知症には絶対なりたくない」になると思う。書き込みを引用させていただき、多少の補足をしたい。

 「パソコンに慣れていないので何度書いても途中でどこかへ消えてしまって見つけられなくなります。これで3回目です。どうか消えないで!「認知症」には絶対なりたくないと思っていますが、父も亡くなる前の何年かはなりましたし、母も一時は怪しいなというところまで行きましたが戻ってきました。私の周りにはどうしてと思われる人で「認知症」の人がいます。人間国宝のひとや、会社を自分が立ち上げた人、自分がのぞめばいつまでも続けられた仕事を持ってしかも成功をした人が「認知症」になっています。一方、ベットで天井を見ながら何年も過ごしている人でも最後まではっきりしていた人もいます。また民生委員をしながら少しずつ変化していった人もいます。どうしたら「認知症」にならないのかは私のなかではいまだに?マークです。前にふたみさんから「認知症は生活習慣病ですよ」と教えられたのですが・・・ どうしたら『認知症』にならないのかは私のなかではいまだに?マークです」

このことについて、私なりの信念のよりどころを紹介させていただきます。生涯青春の会会報1号の4でアインシュタインの言葉を引用した。
「アインシュタインが含蓄のある言葉を残している。『人は自分以外のもののために生きられるようになって、初めて生のスタートを切る』と。私は1998年1月18日の日々の映像の結びで次のように書いた『自分以外のもののために生きられるようになる』これを我が人生の最大の課題にしようと思った。そこに初めて気力が溢れる充実の日々が待っているような気がする」と書きました。自分以外の人のために行動する、これが認知症にならないカギであると確信しています。生涯青春の会の別名は「認知症にならない会」です。活動の主体は2ヵ月1回のスピーチですが、認知症にならないための懇談会は断続的に開いています。認知症にならないようにしようと呼びかけ行動している私は認知症にはならないと確信しています。

「認知症は生活習慣病ですよ」と教えられたのです・・・・」このことについては早期痴呆研究所院長の金子満雄先生のリポートを参考に書いた以下のエッセイをご覧になってください。同先生が認知症は生活習慣病といっているのです。

 次に早期認知症(痴呆)の専門医である金子満雄(金子クリニック)先生のページを開いてください。私が生涯青春の会を作って認知症の予防運動をしようとの決意をさせてくれたページです。
〒432-8002 静岡県浜松市富塚町1933-1
佐鳴湖パークタウンサウス 1B-1
TEL:053-476-7781  FAX:053-476-7782

ホームページの(http://mkaneko.jp/)一部を引用
「これまでに多かった講演のテーマは、以下のようなものです。
(1) 老人性痴呆の早期診断と予防・治療
具体的な演題としては「ボケは防げる治せる・痴呆は心の生活習慣病」「ボケない生き方教えます」、「生き方を変えればボケは必ず治せる」「ボケない生き方の工夫」等が多かったようです。
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5、ボケ老人になる原因(2005年03月30日に癒しの森から)
 80代壮健の会の意見交換のテーマを記述したい。NHKの「ためしてガッテン」の協力者である早期痴呆研究所院長の金子満雄先生のリポートを熟読した。同先生は、20年間に渡り3万人以上の痴呆患者と接してきたのである。この経験の上にたってのメッセージを箇条書きで引用させてもらうと次の通りである。
1、ボケになるかならないかはその人の「生き方」によって左右されます。

2、「どういう人がボケやすいのでしょうか?」と質問されたら、私は迷わず「感性の乏しい人」と答えます。

3、脳は体の筋肉などと同じで、使わなければそのぶん確実に衰えていきます。

4、若いころは仕事一辺倒。そんな人は、特に危ないと言わざるをえません。痴呆患者さんの中にも、実はそういう方がたくさんいます。労働の多くは、案外、動物でも持っている脳の中の低い機能しか使わない作業が多い。

5、周囲とのコミュケーションは痴呆予防のためにとても重要です。とくに都会暮らしでは、隣人と交わる機会が少なく、これがボケの大きな原因になっている。

6、痴呆は大まかに、軽度、中度、重度の段階に区分されます。地方では軽〜中度が多く、都会では重度の割合が高いのです。これは、いかにコミュケーションが痴呆予防にとって大切かを示すデータといえるでしょう。
(NHKためしてガッテン 2004秋号から)
このテーマは引き続き記述する機会を持ちたいと思っている。ボケの原因が生き方と感性であるのであれば、ボケ老人に成るか成らないかは、20〜50代に決まるといっても過言でない。
 
 ・その人の 乏しいまでの 感性が 因となってか 脳がボケ行く
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6、老人性痴呆は生活習慣病(2005年04月04日の癒しの森から)  
 ボケ老人になって、家族に深刻な負担をかけ、家族がお手上げであれば後は公的な施設に入る。ここであらゆる迷惑と負担をかけて死んで行く、これほど醜い人生の総決算はないと思う。3月30日に「ボケ老人になる原因」と題して書いた。これら老人性痴呆は生活習慣病なのである。よって、ボケ老人に成るか成らないかの遠因は、20〜50代の「生き方」にあるのだ。ここで記述したいことは老人性痴呆が生活習慣病なので、早く気がつけば進行予防ができるという。3月31日に書いた金子満雄先生のリポートを再度熟読した。痴呆に関する基本的認識の一部を引用したい。

「専門家であるはずの医療機関ですら、アルツハイマー病と老人性痴呆を混同しているケースが多々見られます。両者は重度まで進めば似ていますが、前者は遺伝子異常の病気で、まず治療は困難。それに比べ、後者は生活習慣病で、早く見つければ進行予防も脳機能改善も可能なのです。私が診療した痴呆患者さん2万7000人のうち、アルツハイマー病はわずか90人で、しかもすべて50歳以下の人たちでした。言い換えれば、90人を除くほとんどの人たちが、本来回復の見込みのある痴呆患者なのです」(ガッテン2004秋号から)

 痴呆になっても、早期であれば回復するのだから、痴呆老人にならないような生き方をすれば痴呆老人にはならないのである。

・身体は 使わなければ 衰える 生き方次第で ボケなど無縁
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6、認知症(痴呆)の予防と治療(金子クリニックのホームページから)
(1)はじめに 痴呆の定義と重症度分類
(2)発症の頻度と原因
(3)地域で行う予防と治療 〈省略〉
(4)最後に

(1)はじめに ― 痴呆の定義と重症度分類
これから痴呆にならないための予防対策と、痴呆が始まっても重度痴呆には陥らせないための早期対策についてお話します。これまで「痴呆は治らない」といわれてきました。しかし、それはあまりにも進みすぎた重度の痴呆を指していたのです。それまでに、軽度・中度の時期が必ず2〜3年はあり、その間に手を打てば、大部分の症例で回復させる可能性が残っているのです。
私たちは多数の早期痴呆症例を調査した結果、以下に述べるように、老人性痴呆の多くは、「心の生活習慣病」ともいうべき廃用型痴呆(以前は何となくアルツハイマー型痴呆と呼ばれていたもの)であることを突きとめ、脳の活性化訓練(脳リハビリ)によって痴呆の進行を阻止し、また機能を改善させることにも成功しました。他の諸々の疾患と同様、痴呆も「早期診断、早期治療が重要である」といえるのです。
痴呆とは、脳全般に何らかの軽度・広範な障害(外傷、脳血行障害、脳細胞の萎縮などの様々な要因)が加わり、そのために自発性、判断力、意欲などが低下し、社会活動や家庭生活に支障がある状態をいいます。したがって、その重篤度は脳機能(神経心理機能)を測定することなしには、正確に判定することは出来ません。私たちは以下の二つの脳機能テストを併用した簡易二段階方式を用い、これまで見逃されてきた早期軽症レベルの痴呆を明確に診断出来るようにしました。

 まず最初に、前頭前野機能を測定する最高次機能テスト(かなひろいテストなど)をおこないます。痴呆のごく初期にこの機能(機転、発想、注意分配能、計画性等)が低下し始めるので、これに落第点を取るようになります。
二番目に行うのが、大脳の後半部の認知機能、つまり「何を知っていて、何を憶えているか」を測る簡易知能テストです。(MMSテスト)
痴呆の重症度はこのふたつのテストの成績で次のように分類できます。まず「かなひろいテスト」の成績が年齢不相応の不合格点だと、少なくとも社会活動には適応できない何らかの痴呆領域に達していると判断されます。そこでMMSを測定し、それがまだ正常域の24点以上にある時には、軽度痴呆、23〜15点の範囲にある時には中度痴呆、14点以下に低下すると重度痴呆と判定します。
その臨床症状を簡単に説明すると以下の通りです。
軽度痴呆では、老人会などの社会活動の場で一人前の社会人として通用しなくなっていることが分かります。老人会等で集金を頼まれても、機転がきかず、ヘマばかりしてうまくいきません。銀行、郵便局などでの出金・入金ができなくなります。前頭前野機能が低下しているため、意欲がなくなり、何事にも感動しなくなり自発的に生活の計画が立てられなくなります。つまり指示待ち人です。
中度痴呆は、家庭活動(炊事、洗濯、掃除、庭仕事等)に支障の出るレベルです。脳機能低下は大脳後半部にも及び、時間、場所などの見当識や計算などに問題が起こります。家庭では、鍋を焦がしたり、水道の栓をしめ忘れたり、庭の手入れを頼んでも、花の苗も野菜の苗も引き抜いてしまいます。5〜7才の児童のレベルに相当します。
重度痴呆まで進むと、いよいよ自分の身の回りのことにも支障が出るレベルになります。幼児の4歳以下のレベルに相当し、「今が何月か」が分からず、家族構成も理解できなくなります。重度の初期では、まだ身の回りのことも一部はできますが、次第にトイレや風呂や食事に介助がいるようになります。ここまで進行すると回復は難しくなり、もはや介護の方法を考えるしかありません。
  平成12年4月に始まった介護保険は、主として重い痴呆を対象としていますが、介護保険認定の基準はだいたい以下の通りです。(多少地域差があります)
早期治療の効果を最も望める軽度痴呆が対象とならない事が残念です。
要支援 中度痴呆の初期(簡易知能テスト・MMS21点以上)
要介護1 中度痴呆(簡易知能テスト・MMS18〜20点)
要介護2 中度痴呆(簡易知能テストMMS15〜17点)
要介護3 重度痴呆 (簡易知能テストMMS15以下)

(2)発祥の頻度と原因
 私たちが全国数百ヶ所の保健師、医師や保健所の協力の元に実施してきた痴呆健診によって、以下のようなことが分かってきました。
早期痴呆を含めた年齢群ごとの全痴呆頻度は加齢とともに増加し、50歳代で5%、60歳代で12%、70歳代で30%となり、80歳代で初めて50%を越えます。90歳代ではほぼ75%に達し、そして100歳を越えると97%に達します。地域ごとの痴呆頻度と重症度は、全国どこでもだいたい同じ結果になります。仮に人口が1万人の市町村を想定すると、高齢化率が30%(全国の平均)ですから、高齢者人口がおよそ3,000人となります。その中の全痴呆者の頻度は私たちの統計で約30%なので、ここでは1,000人となります。
その重症度内訳は、軽度:中度:重度が、ほぼ2:2:1で、具体的には軽度痴呆400人、中度痴呆400人、重度痴呆が200人となります。つまりここには800人の治療可能な早期痴呆者がいることになるのです。全痴呆症例の約93%が廃用型痴呆であるというのが、私たちの統計結果です。これは生活習慣病に属するもので、「若い頃から仕事一辺倒で、趣味はなく、生き甲斐もなく、交友も少ないといった生活を続けてきた結果、仕事をやめて数年のうちにボケが起こる」というタイプです。
こういった人々は、子供の頃から右脳の感性教育がうまくなされず、成人した後も心貧しい生活を送ってきたことがうかがえます。勉強と仕事に打ち込むだけの人生を送り、音楽や絵画の美しさにも感動できず、碁も将棋もトランプも楽しまず、スポーツにも熱中できない、というタイプです。この種の人には、親友も異性の友達も少ないに違いありません。
さらに重要なことは、この種の痴呆は、家族と家庭の病気だということです。ご当人にももちろん様々な原因がありますが、家族にも問題がある場合が多く見られます。配偶者や子供達も感性に乏しく、優しさや思いやりがなく、冗談やユーモアを口にすることもなく、家で一緒に遊んだりすることもない。そんな冷たい同居人の集まりのような家庭に痴呆は起こりやすいのです。

 ここでよくみられる誤診には注意が必要です。痴呆症例で、脳のCTやMRIだけを撮って、痴呆の有無を論じるのは誤りです。また、小さな梗塞(ラクナ)が数個見られるから,多発梗塞性痴呆だと診断するのもほとんど誤診です。脳卒中の後遺症が血管性痴呆ではありません。本当の血管性痴呆は突然起こり、運動麻痺などはないのに、理解力などのみが低下します。
 また遺伝子起源と思われる狭義のアルツハイマー病は、せいぜい2%と考えるべきでしょう。これは40歳代から50歳代に起こり、1〜2年のうちに急速に悪化して、重度にまで進行します。早期に発見できても治療が奏功しないため、半年くらい経過を見れば、ほとんどそれと分かります。また最近のPET検査では、痴呆早期からこの型を鑑別できます。

(3)最後に
 訪問看護の立場で個々に対応する場合でも、また家族の対応を指導する場合でも、以上の考え方が通用します。痴呆患者は、草花の美しさにも、ゲームの楽しさにも、音楽の素晴らしさにも感動せず、鈍感に生きてきたような感性の貧しい人々がほとんどです。生き甲斐を持たず、もはや「何もしたくないし、どこへも行きたくないし、誰とも会いたくない」人々ばかりなのです。まず対応にあたるあなた方自身が、感性を磨かなくてはなりません。ゲームの楽しさの分かる人間になる事、トランプの遊びも10通りくらいは知っておき、花札やオセロゲームの相手もできること。音楽や絵画も、その楽しさ、美しさに感動できる人であること。誰とでも明るく話ができ、人生の生き甲斐を語れるような人であることが理想です。



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第1回の脳いきいきセミナースタート

 12月4日第1回の脳いきいきセミナーを午前10時と午後6時39分の2回開催する。午前の参加者は12名、夜の参加者は8名であった。詳しくは後日の記録となるが、参加者全員から満足を頂いて帰ってもらった。セミナーというと中心者が一定の話をするのが一般的であるが、この脳いきいきセミナーは、資料に基づいて参加者が10分以内のお話(スピーチ)をする形式である。昼、夜とも中心者である私の話な5分余りであった。予想以上の充実した内容となった。参加者の中にはお話をパスする人もでるのでないかと予想していたが、全員が5〜10のスピーチしたことは特筆される。内容は少しずつ書き加えていきたい。
第1回の脳いきいきセミナーの発表内容の記述、書き込みはここの場所で行ってください。
             管理人 石田ふたみ
記念すべき第一回脳いきいきセミナーの司会を担当させて
いただいたMOONこと月岡です。
オープンしてから一年余という「葡萄の木」という会場は
小人数で集うにはちょうどいい広さの会場でした。
個人が作った小さい公民館をイメージしていただければと
思います。
朝10時から12時まで、丁度2時間
実に内容の濃い時間を過ごすことができました。
参加者12名、お一人2分から3分間くらいで
簡単な自己紹介をしていただいたのち、
本題の話を5分から10分以内でお話をしてもらいました。

印象の残った発言をここに要約させていただきます。
トップバッターはKさんの発言からご紹介します。

●Kさん
退職して3年を迎える。新潟市内で住んでいたというKさんは
峰岡(旧三根山藩があった)の土地が気に入って
居を構え悠々自適な田舎くらしを楽しんでいる方です。
いちごを生産しているが、冬季は作業が休みとなるので
趣味の粘土細工の人形を作っています。

Kさんは燕市の工業で働いていた現職の時に、なんとなんと
40代で痴呆症になった男性の話をしてくれました。
職場ではその男性の上司であったKさんは、
結局職場を辞めてもらったそうです。

40代と言えば働き盛りです。
「40代でも痴呆症になり得る」という実際のお話を聞いて、全員ショックを受けました。
若年性痴呆症を扱った映画「明日の記憶」を思い出しました。

脳は使わないとすぐ退化するそうです。みなさん
退化しないように、脳をいきいきと使っていきましょう!
MOONさんの Kさんこと櫛谷暁廣さんの発表内容の補足をしたい。櫛谷さんは最初に以下の記述を引用した。
「この種の痴呆は、家族と家庭の病気だということです。ご当人にももちろん様々な原因がありますが、家族にも問題がある場合が多く見られます。配偶者や子供達も感性に乏しく、優しさや思いやりがなく、冗談やユーモアを口にすることもなく、家で一緒に遊んだりすることもない。そんな冷たい同居人の集まりのような家庭に痴呆は起こりやすいのです」(資料P10)
 客観的に見てAさんの痴呆は家族に問題があったとの指摘であった。Aさんが38歳の時弁当を忘れることがあった。そうすると父親が後に届けに来たと言う。話を整理すれば超過保護の習慣がAさんを認知症に追い込んだ側面がありありであったという。Aさんは結婚せず独り者であった。
櫛谷さんが会社の役員の時に部下だったAさんは、40代の後半に痴呆状況が明確に現われ52歳の時に会社を辞めてもらったとのこと。

 40代の認知症の会見の話は、ボランテヤ亀田のまとう恵子さんからも聞いたことがある。このことが後日の報告とした。
ふたみさん
「全員が5〜10のスピーチしたことは特筆される。内容は少しずつ書き加えていきたい。」ということですが、手で入力されるご予定なのでしょうか。

もしそうでしたら、スキャナーとOCRソフト利用すると、活字でしたら、ほとんどそのまますぐ入力出来ます。ぜひOCRソフトもご利用ください。時間と労力が大幅に節約できます。

スキャナーに標準で付いているものもありますが、フリーソフトもあります。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/11/29/smartocrlite.html
ンチャさん
アドバイスありがとうございます。
検討します。しかし、スピーチ原稿を発表者に書いたもらう方針としてあります。その辺の整合性をどうするかであります。

スピーチのことですが、夜は8人全員が10分間のスピーチをしました。私の構想(資料をテーマにして全員はスピーチする)はほぼ受け入れられる形です。全員が一つのテーマに10分間のスピーチをすることによって、脳がいきいきする・・という企画です。

 これらのことから参加人員は12名主催者側3名合計15名で脳いきいきセミナーを展開します。
当コミュニティー「脳いきいきセミナー」のイメージ画像を
貼り付けさせていただきました。んちゃさん、ふたみさん
アドバイスをいただき有難うございました。
さて、今回記念すべき第一回目の脳いきいきセミナーの
司会をさせていただきました。
12名の参加者が発言しました。時間配分もうまくいきました。
皆さんの発言の内容をご紹介をすべく、書き始めたものの
一番バッターの櫛谷さんのご紹介でストップしてしまいました。
つくづく文章力の無さを感じています。
二番手の斉藤文夫さんの発言の紹介を
新しいページで書いてみます。
二番手の発言者は新潟市巻町福井にお住まいの斉藤文夫さん。
野武士を思わせる風貌の斉藤さんの話の概要です。

斉藤さんが住んでいる村には93歳になるおばあちゃんが
3人おり、健康を維持しながら元気で暮らしているという
明るい話題を提供してもらいました。
その理由を3点に絞って紹介してもらいました。

・体力に見合った仕事がある。
・お仲間とのコミュニケーションがある。
・いつも感謝を忘れない。

_______________________

この村は三根山藩という城下町の風情が残っている里山の
村で、斉藤文夫さんは庄屋佐藤家保存会事務局長もしている。
斉藤さんは最近「消えた村の記録ー角海浜物語」という
写真集を出版された写真家でもあります。

角海浜は原発建設の予定地に挙がったばかりに
「離村」を余儀なくされる悲劇の集落となる。
この記憶から抹消されかかった集落に、足しげく通って
人々の生活を撮り続けた人に写真家 斉藤文夫さんがいる。
彼はその慈愛に満ちた眼をして、人々の心底を
余すところなく写し撮る。
集落は消えても、この「現実」を風化させてはならじ、と
               俳人 中原道夫

http://www.itech.co.jp/maki/dokukesi.html
明日は(第3グループ)の「脳いきいきセミナー」である。
ここで出席者を記録しておきたい。
新潟第1グループ 12名    司会進行 月岡哲郎さん
新潟第2グループ 8名     司会進行 櫛谷暁廣さん
新潟第3グループ 12名の予定。司会進行 月岡哲郎さん

4月以降出発する新たなグループの予定
新潟第4グループ   参加者の啓蒙と司会進行小林秀伸さん
新津市第1グループ  参加者の啓蒙と司会進行栃原チイさん
今日第3グループの『脳いきいきセミナー』を開催する。参加者は12名であった。会場責任者は平田富士夫さんに御願いする。特筆すべきことは、スピーチの会に参加いたことのない人が4名参加したことである。最初の全員の自己紹介は終わった時は既に40分経過し、本題のスピーチの時間が心配されたが、お話が5分未満の人が、2人いたので予定通りの2時間で終了する。回を重ねるごとに、スピーチの会の内容が充実してきている。一つのテーマに対して10人余りが10分間話をすることは、予想以上に充実して時間を生むものである。ここでは総括報告のみに留めます。
今日午後2時から開催の脳いきいきセミナーの
司会を担当させていただいたMOONです。
参加者は12名でした。全員がお話をするには
丁度いい人数だなと思いました。

ミクシイからあかりんさんが参加してくれました。
あかりんさんが参加という情報をお聞きして
今日は似顔絵を休んで司会を担当いたしました。
2時間という時間があっという間に過ぎてしまいました。
非常に充実した時を過ごすことができました。
ふたみさんも MOONも、本当にお疲れ様でした。
『脳いきいきセミナー』の参加者からも、ミクシィへの参加が増えると良いですね。
ンチャさん
ミクシイの人にいきいきセミナーを勧め
セミナー参加者にミクシイを勧めています。
相互乗り入れを進めていきます。
楽しみながらやっていこうと思います。

相互の乗り入れが進んでいくとことを思うと
楽しくなってきます。
現在はあちこちから
芽がでようとしている状況です。
MOONさん
参加者が増えると、いろんな特技や才能を持った人も増えるので、それも楽しみですね。
みんなが自分に出来る分野で協力していけば、かなり素晴らしいことが出来ると思います。
本当に楽しみです。
今日、マイミクシイからまさかつさんとあかりんさんが
参加してくれました。
あかりんさんは2年前から脳力開発のインストラクターを
してきた若い女性です。その意味では専門分野の人材です。
次回にも参加してもらうことになりました。

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