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Tru Callingコミュの『トゥルー・コーリング』 トリビアvol. 3

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今回は『トゥルー・コーリング』のキャセルに至った経緯を見てみましょう。

今日現在、既にシーズン1全20話のレンタルもリリースされシーズン・フィナーレにワクワクした方も多いと思います。

通常売れ線のドラマではフィナーレ撮影時には既に翌年の継続が決まっているため、来期(約半年間)まで視聴者の関心を引き止めるに値する'これでもか'の伏線バリバリ状態でクリフハンガー(絶対絶命)的な終わりかたをする場合が多いのですが、『トゥルー・コーリング』の場合、シーズン1の最終話、つまりシーズン・フィナーレの撮影時には翌年続投するかどうかの判断がFOXから下りておらず、出演者、スタッフ、関係者一同ヤキモキの状態だったそうです。トゥルーを演じるエリザ・ダシュクを始め出演者は、仮に打ち切りとなってこのシーズン・フィナーレが最後のエピソードとなっても恥ずかしくない内容となるよう全力であたったとコメンタリ−でもコメントしていました。

さて、USのTV番組の続投においてはどのくらい視聴率を稼いでいるかがその判断基準となります。通常視聴者数で10億人を超えるものがヒット作と呼ばれ、コンスタントに20億人の視聴者数を稼ぐ『CSI』や昨年のヒット作『LOST』などは局にとってはドル箱となる訳です。視聴者数で10億人を越す作品は『Stargate SG-1』、『Buffy』、『Angel』、『24』、『Alias』、古いところでは『X-FIles』やStarTrekシリーズなどがこれに当たります。何れもシーズンにして4から長いものではシーズン9(1年で1シーズン)まで続くのですから長寿番組といえます。

話を元に戻しましょう。
我々が今どっぷりとはまっているこの『トゥルー・コーリング』、何故か視聴率が芳しくありませんでした。パイロットから視聴者数5億人を前後し(大半がそれを下回っていますが)中盤に至るころに視聴者数が3億人近くに落ちてしまっていました。これは木曜日という日がライバル局がヒット作『フレンズ』を放送しており、さらにこの年(2004年)がシリーズの最終シーズンとして宣伝されていたため、視聴者をごっそり根こそぎにされたことが大きな原因と考えられています。

これによりシーズン1の中盤に差し掛かってFOX側は一旦翌年の継続を行わない事に決めたようですがこれは出演者やスタッフには伝えられなかったようです。そして、シーズン・フィナーレの撮影が終わった直後に関係者へショウのキャンセルが伝達される予定でした。

ところが更に事態は2転、3転します。
 - 後半にかけての視聴者数が多少戻り、今後の改善が期待できる事
- ライバル局の『フレンズ』がなくなった事
- そしてFOXが同一の視聴者層をターゲットとして製作を決定した新ドラマ『ポイント・プレズント』が遅れ気味であった事
を理由に、FOXはようやく『トゥルー・コーリング』のシーズン2のGOを出す事になります。FOXがGOしたのは放送枠を少し短めた全13話で、これは通常22話から24話続くドラマシリーズのシーズンの谷間に繋ぎとして放送される枠用のものです。

製作スタッフ、出演者、ライターもようやく決まった続投にほっとしながら、シーズン・フィナーレで幕を開けたトゥルーとジャックの戦い(勿論本人同士のフィジカルな戦いではなく、生死をさまよう人々を救うのか、或いはそのまま運命として死を享受させるのかの立場上の戦いですが。)に焦点を当てたシーズン2として番組制作を続行することになっていたのですが...

ところがまたまたFOX側の事情で全13話のはずだったシーズン2のエピソードを全6話にカットする、との意向がその第6話目の撮影中に出されます。そして第6話の撮影完了の日、FOXはついに『トゥルー・コーリング』のキャンセルをスタッフ一同に通達する事となります。既に13話向けにシナリオも進んでいた状態でいきなりの6話打ち切りとなったため、内容は何の準備もできておらず、6話がシーズン・フィナーレ(この場合シリーズ・フィナーレとなる訳ですが)としてのものではなく、13話の中の1エピソードとしての第6話の位置付けでしかない、ファンにとっては紋切り型もいいところ、の最終話となってしまいました。

本年4月、『トゥルー・コーリング』のシーズン2の第4話を放送後、第5話の放送をもって『トゥルー・コーリング』が打ち切られるというニュースが流れました。既にショウのキャンセルを知らされたファンには残りのシーズン2の6話だけでも精一杯楽しみたい、という思いもFOXの決定によってもろくも打ち砕かれてしまう結果となります。そして第6話は予定とおり放送すらされないままに終わってしまう事になりました。これを受けて熱狂的なファンの間ではFOXへの嘆願書送付やFOXのボイコット運動など多くの動きが起こった中、最後の頼みとして残された他の局(例えばSci-Fiチャンネルが他の局から受け継いでヒットした『Stargate SG-1』や『Sliders』、最近では『ギャラクティカ』などがあります)での版権委譲による継続の可能性もファンの祈りが届かないまま今日に至っています。

FOX Japanが『トゥルー・コーリング』をこれほどまでに押す理由は、担当者がこの番組に相当惚れ込んでくれているのだろうと推察します。日本でのヒットが将来何かのトリガーになって『トゥルー・コーリング』がよみがえる日がくるかもしれないな、という期待を持ち続けながら来月2日にUSとJapanで同時リリースされるDVD(シリーズ2)を楽しみに待つ今日この頃です。
(ちなみにFOxが以前13話(TVでは10話しか放送しなかった)『Firefly』(劇場版タイトル『Serenity』の予告編:http://serenitymovie.com/trailer.html)も番組キャンセルから3年経った今日、劇場版として帰ってきました。この成功如何で再度TVシリーズとして返り咲く可能性もでてきたとファンの間ではまた一気に盛り上がっています。『トゥルー・コーリング』もそうあってくれる事を願って止みません。




コメント(7)

この内容でどうして!?って思いが強かったのですが、
いろんな意味でタイミングが悪かったんだなって思いました。
アメリカでは今もトゥルーの復活を願っている人たちがいると
思います!
日本での人気がトゥルー復活への布石になるといいですね☆
>たま♪san
番組の質からは到底想像できない結果ですよね。

『Alias』等は放送時間帯を変更したら視聴者数が5億人から一挙に15億人に跳ね上がり、今ではコンスタントに10億人の視聴者数を獲得するHit作になっています。

『トゥルー・コーリング』も曜日や時間帯を変えるなどの工夫があればもっと違った展開になっていたのではないかと今でも思います。
はじめまして。
『トゥルー・コーリング』が好きなsatoと言います。

こんなに2転、3展するなんて厳しい状況ですね。
ようやくまたおもしろい海外ドラマにめぐり合えたと
思っていたのに残念です。
厳しい中で制作されるから、海外のものはおもしろいんでしょうね。
日本のも好きですが、質が違うな、と悲しくなります。
Alecさんのおっしゃる通り、日本での人気がトリガーに
なってくれるといいなと願っています。
>sato san
ようやくまたおもしろい海外ドラマにめぐり合えたと思っていたのに…の気持ちは全く同感です。シーズン1のフィナーレがこれからの展開に一層ワクワクさせる内容だっただけにキャンセルの知らせは我々ファンにとって非常に辛いものとなりました。

後は祈るだけですね、いつかまたトゥルーにあえる事を。
後日談としては、FOXが期待した新ドラマ『ポイント・プレズント』(『トゥルー・コーリング』と同一の視聴者層をターゲットとして製作した番組)は13エピソード製作され、その内8エピソード放送されただけでFOXがキャンセルしました。

視聴率?? 
『トゥルー・コーリング』よりさらに悪い結果だったそうです。では、何で『トゥルー』が犠牲になるわけ??!! FXOさん、頼みますよホント。
そういう事でしたかあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
フレンズに勝てないのは仕方ないですねげっそり

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