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パセオフラメンコ社長室コミュのパセオフラメンコ9月号のガチンコ感想

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 8/20発売の月刊パセオフラメンコ9月号。

 A表紙および『フラメンコの光源』は、
 フラメンコギターの人気大物ビセンテ・アミーゴ。
 久々に明るいトーンの表紙は評判も上々。

 B表紙および『心と技をつなぐもの?』は、
 花形バイラオーラ小島慶子「ふれあう歓び」。
 「他との優劣なんかどうでもいい。
  わたしの人生はわたしが決めればいい」
 出産育児から一時現役引退まで考えた彼女の、
 見事なカムバックの軌跡を追いつつ上達のヒントに迫る。

 中谷伸一『フラメンコの美学』?は、
 無頼カンテのカネラ・デ・サンロケ。
 頑固な職人肌、昔堅気のフラメンコは、
 消えゆく伝統の橋頭堡として今日もどこかで叫んでいる。

 東敬子『フラメンコのいま』。
 「いま、フラメンコに新しいなにかが芽生え始めている。
  若手のフラメンコなんてつまらん!なんて言うおじさん、
  おばさんを蹴っ飛ばし、80年代生まれの子供たちは今、驀進を開始した。
  もう誰にも止められない」

 『心から泣けるフラメンコ』(その21)は、
 人気バイラオール佐藤浩希による『ガデスよ永遠なれ』。
 そのころ佐藤浩希の犯した犯罪は、すでに時効なのか?

 フラメンコモーダは今枝友加と仲間たちが
 カラー4ページで登場!

 ばるパセ月替わりエッセイには井口由美子(みゅしゃ)登場。
 例によってその独創的発見力で「心と技」シリーズを俯瞰する。

 公演忘備録にはファルキート、ラ・モネタが登場!

  ――――――――――――――――――――
 
 つーことで、おもろくて肥やしになるパセオ創りのために、
 ガチでホメたりケナす、キャッチボールはこつらまで。
 いただいたご感想は無断で本誌に掲載したり、
 日刊パセオやしゃちょ日記に戴っけることも普通なので、
 又スペースの都合で一部カットさせて戴くこともあるので、
 あらかじめ、そのつもりでよろしくねっ!

 なお、本誌掲載分については、
 掲載誌&ヨランダ・フラメンコ手ぬぐいを進呈!


コメント(3)

 パセオフラメンコ9月号のガチンコ感想です。

 「フラメンコの美学」カネラ・デ・サンロケ『誇り高き唄声』。
 この貫録、そしてインパクト。
 A08の写真に、私はおびえてしまうような心地になりました。
 ヒターノの家系に生まれ、若いころは屠殺業に従事しながら、カンタオールをめざして勉強し続けてきた。そこにはプーロとしての確固たる自負がある。 
 気持ちの高ぶりのまま叫ぶように唄い出し、怒りに任せてテーブルを叩く。ド迫力のヒターノ声を響かせたかと思うと、こちらを見てニヤリと笑う。
 常に先手を打って、人を強引に自分のペースに巻き込んでいく。そうでなくてはやっていけない、私などには想像もできないシビアな世界で生きて来たのだと感じます。
 生れついてのヒターノとしてカンテを継承してきた。そこにひとつの文化で徹底的に貫かれている強靭なアイデンティティーをみる思いがします。
 なんでもありの日本のカルチャーの中で育ち、たまたま出会ったフラメンコを自由意思で選ぶ。そんな私たちのフラメンコがそれに太刀打ちできるのかと、ふと思う。
 否、それを自覚したところから、いかにそのギャップを埋めて乗り越えて行くかが、私たちに課せられたフラメンコの修行なのだと考え直す。


 「心と技をつなぐもの」小島慶子さん「ふれあう歓び」。
 出産育児で4年間のブランクが出来てしまったときの葛藤は、私も身につまされました。
 「周りはみんな前進しているのに自分だけ置き去りにされるような不安」 
 私は未だにそういった中で右往左往している状態です。
 でも、小島さんの笑顔を拝見して力づけられました。悩み抜いて、開き直れた先に、本当に大切なものが見えて来る。
 小島さんの天真爛漫な笑顔の中には、潔い決意が宿っています。だから胸を打ってくる。
 B01の笑顔には愛があると感じました。B04の表情には、しっかりと地に足をつけて歩んで行こうとする意志が見えました。
 「一筆描きみたいなフラメンコ」という表現は、小島さんの生きるダイナミズムそのものを例えていると感じました。
 小島さんの生き方に共感します。


 「心から泣けるフラメンコ」佐藤浩希さん「ガデスよ永遠なれ」
 このタイトルに泣けてしまいそうです。なぜなら私もガデスに恋した人間だからです。
 でも、佐藤さんには完敗です。私は86年と87年の来日時に一枚ずつのチケットしか買えなかったから。でも、あのときの「カルメン」と「血の婚礼」は心の宝物となっています。それこそが今なおフラメンコと私をつなげてくれているのです。
 A27とA29に見惚れてしまいます。若いころの写真と比べて、さらに魅力が増しているのがわかります。亡くなってなお、人生の可能性を示唆してくれているように感じます。
 壮大な作品だったという遺作「フエンテオべフーナ」を観てみたかった。


 東敬子さん「フラメンコのいま」
 以前3月号で紹介されていた、白百合のようなお辞儀をしたアマドール・ロハスというゴージャスな踊り手がずっと気になっていました。今回の誌上での再会に胸がときめいています。この両性具有の危うい美しさは、きっと日本でも支持されるのではないでしょうか。来日が待たれます。
ベスト・オブ・〈Paseoフラメンコ〉。
ココは読んどけ、9月号ベスト3!!!

さぁ、皆さん、秋へ向け
アタマの中で
ドラムロォォォォォォール!

☆ ベスト1 ☆
「失敗はフラメンコの素」
蕎麦屋より愛をこめて
(横須賀市・徳の輔/47歳)

皆さん想像して欲しい。嫁いだ先の
小さな蕎麦屋の2階で、病んでしまった
旦那の父親を励ますためにフラメンコを
踊る一人の女性の姿を。フラメンコは
結婚したことであきらめた彼女の封印した
趣味だった。彼女はもう自分がかつての
ようには踊れないのを知っている。
しかも足下は畳敷きの和室。いっそ足袋でも
履いて盆踊りでもした方が似合いの空間だ。
それでも彼女は踊る。畳の柔らかさに揺らぎ、
視線の先の欄間にとまどい、蕎麦つゆの香りに
翻弄されながらも踊りきる。旦那の父親をはじめ、
その日集まった将棋仲間のジイさんたちは
歓声をあげ拍手し涙ぐむ。もちろん旦那だって
感動が止まらない。みんなのそんな姿を見て、
彼女は嬉しいのだけれど、やっぱり少し切ない。
誰もいない厨房で冷や酒をぐい呑で一杯。
クッとあおる。彼女は蕎麦屋の女将に戻る。
皆さんさらに想像して欲しい。
自分の10年後20年後30年後。
どこにいて何をしているだろうか。
少し切ない気配をもって生きているくらいが、
ちょうど幸せなのかもしれない。


☆ ベスト2 ☆
フラメンコ最前線
「アンヘリータ・バルガス闘病寄金を募ります」

大切なのは、彼女のキャリアや功績では
ありません。困っているヒトや弱っているヒトは
助けるのだ!というシンプルな気持ちです。
さらに大切なのは、「これはいい人になるチャンス!」
とか「お近づきになれるかもしれない」といった
不純な動機でもOKだということです。
あなたの人間としての評価や前科は問いません。
ただただ募金しようではありませんか。
「フラメンコ」という言葉を知っている以上、
お財布からお金を取り出す理由になります。
彼女への寄付は、そのままフラメンコという
芸術に対する貢献になります。
彼女への寄付は、フラメンコがもつ精神性を
国境を越えて共有することにつながります。
彼女への寄付は、フラメンコの包容力を
さらに深く強くすることでしょう。
彼女への寄付は、理由がいくらでもみつかるので
買い物ついでに銀行や郵便局、コンビニに立ち寄って
振り込んでみてはいかがでしょう。
詳しくはパセオ9月号、B22ページでどうぞ。
もちろんわたくしも参加します。


☆ ベスト3 ☆
〜フラメンコ狂日記〜
「諏訪内晶子を聴いた」

まったく堀越さんは面白い。ふつうマドリード
在住で画家やってますなんてのは、うらなりの
青びょうたんみたいなのが相場で、後ろから
蹴飛ばしたら手足がもげそうなイメージ。
どうやら堀越さんは違うらしい。いや、違う。
断言していい。辛口どころか悪口だけど、
言い得てるからきっとだれも反論できない。
今回の記事では特にA31ページの後半から
真骨頂。「日本やスペインのライブやタブラオで
よく見る、『汗かいてナンボ』みたいな踊りは
僕は嫌いだ。」あたりからはもう酔っぱらいの
おっさんが巻き舌でツバ飛ばしてるいい雰囲気。
近くにいたら堀越さんのコップにザブザブ酒ついで
もっとしゃべらせたくなっちゃう。
そんな堀越さんはただいま個展を開催中。
B21ページに本人のコメント付きで詳細が
載っているのでこちらも一読を。
「わが腸(はらわた)のスペイン」だって。
これまた面白そうだ。


☆今月のベスト落差☆

小島慶子どの
舞台での凛とした情欲と
オフでの綿雲のような母性に
敬意を表しここに表彰する。

おめでとう。

 みゅしゃ、サミー、ありがとう1

 二つとも、日刊パセオフラメンコに只今アップ!
              

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