OSTINATOコミュの美獣（美少年と野獣）

Pink FairiesやＦrank Zappaの「ルーベン＆ジェッツ」で仲良くなったハヤト君とミネさん（後のボクのダンナ）は、よくツルんで小倉の町で遊んでいた。

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ある人が二人を見て「美少年と野獣やな」と一言。
熊かゴリラみたいなリーゼントの男性的筋肉男がどちらで華奢な長髪の中性的美少年がどちらか、言うまでもない。

ある時、ミネさんがハヤト君を誘い、デュオを組もうと言い出した。

「美少年と野獣」を略したのか、「美獣」という名で組んだのだが…ハヤト君はアコースティックを弾かせると・・・下手なのが判明。

ハヤト君はいつものようにムーンサルトを持ち、ミネさんはレスポールを持ち、スタジオに入ったのだが・・・なんか雰囲気がチグハグ・・・。

ミネさんの歌詞にハヤト君の雰囲気が合わない。

そこで、ミネさんがハヤト君の歌詞を歌うと・・・似合わないんだ、これが見事に。

黒い天使が君の夢を血に変えて
崩れたギリシャ文字が炎となる
（赤い黙示録）

鏡文字の聖書が燃え上がる
さかさまの福音書が始まる
（黒山羊の福音書）

とかミネさんが歌っても・・・やっぱりあの歌詞はハヤト君じゃないと・・・。

ハヤト君は「ミネさんが言いだしっぺだからミネさんが歌え。俺は歌わん」

というわけでデュオは何度かスタジオ入りしただけで解散。