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カフェバー系音楽とその時代。コミュの80年代と言えば?!

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貴方(貴女)にとって、80年代を象徴する事物(人物、場所、音楽や映画などの芸術作品、出来事など)を教えて下さい。

僕は、やっぱりYMOかな?
もっと言うと、YMOの「浮気なぼくら」というアルバム(「君に、胸キュン。」収録)。
僕が中学2年生の時にリリースされたのですが、その後も僕の青春を象徴するアルバムになりました。
今でも後期YMOサウンドと、あの頃に見た夏空の青さに影響され続けています。

コメント(13)

僕のローティーン時代(80年代前半)を象徴する音楽作品がYMOの「浮気なぼくら」だったとすれば、ハイティーン時代(80年代後半)を象徴する音楽作品はザ・スミスの「ザ・クイーン・イズ・デッド」だ。

僕の人生はローティーン時代において既に下降線を辿っていたが、ハイティーン時代に入って決定的などん底に陥った。
暗黒の青春。
挫折感と疎外感につきまとわれる日々。
そんな時期に出会ったのが、ザ・スミスのこのアルバムだ。
「あなたがそんなにも一緒にいて楽しい人だと言うのなら/どうして今夜一人ぼっちでいるの?」
「自分が少年時代を過ごした街の通りをくつろいだ気持ちになれないまま歩く/僕は本当に悪い夢を見ていた」
「心に茨を持つ少年/憎悪の後ろに潜むのは/愛への欲望/殺人的な欲望」
モリッシーの言葉は、コンプレックスの固まりの中で喘ぐ僕の内面を代弁するものだった。
モリッシーの言葉で自己を正当化し、マーの音楽でカタルシスを得ていたように思う。
もうウンザリだ。
あんな時代には戻りたくない。
僕はあの頃のように、ザ・スミスの音楽に自分の拠り所を求めることは二度とないだろう。

「CEMETRY GATES」で示される一瞬の安息が、せめてもの救いだった。
あの曲が描き出す雨雲の片隅に垣間見えた青空を、僕は今でも追い求め続けている・・・
しもた〜。
実にネクラな書き込みになっちゃったよ〜ん。
誰か、明るくて楽しい書き込みで続けてくらはい。
80年代と言うと、なぜか顔の思い浮かぶ女性がこの人。
早瀬優香子サンです。
御存知の方はいらっしゃいますか〜?
当時、「不思議系」で名を馳せているタレントが少なからずいましたが(戸川純は言わずもがな、松本小雪とか)、この人の存在感は際立っていましたね〜。
僕がこの人を知ったのは、「サルトルで眠れない」というシングルがリリースされたのがきっかけです。
同時にリリースされた「躁鬱」というアルバムには、「去年マリエンバードで」なんていう曲も収録されていました。
「サルトル」だとか「去年マリエンバードで」なんていう1950〜1960年代の作家や映画の名前が引用されるあたり、80年代の時代精神を体現していますよね〜。
(80年代の半ばには「レトロブーム」が起こった。)
で、肝心の彼女のボーカルなんですが、舌っ足らずでアンニュイな俗に言うフレンチ系でした。
(同時代ならシャルロット・ゲーンズブールに近いカンジ?)
楽曲も、フレンチポップスを意識した小ジャレたカンジのものが多かったですね。
アップした写真は、彼女のセカンドアルバムからリリースされたシングル「2/3アミノ・コ・デジ」のジャケットです。
このシングル、個人的には彼女のキャリアの中で最高傑作と呼んでもいい。
フランス映画のサントラのような楽曲は、まさにジャパニーズ・フレンチポップスの歴史に残る傑作です。
作曲は日向敏文。
ただ単に小ジャレているだけではなく、いかにも80年代ならではのエレガンスに溢れているところが魅力的ですね。
(今の時代じゃこうはいかない。)
カップリングの「シニアな記憶」も同傾向の名曲。
このコミュニティーとしては、是非とも再評価したい一枚です。

思えば、早瀬優香子サンやミカドをきっかけにして、僕はフレンチポップスに興味を持つようになりました。
さらにはそれがカフェバー系音楽に引き込まれて行く下地を形成したように思います。
そんなわけで、自分の音楽体験のルーツとも言うべき早瀬優香子サンの曲が今でも僕は忘れ難いのです。

早瀬優香子サンですが、86年のデビューからわずか3年後の89年に自ら表舞台から姿を消しました。
その後の消息は全くおおやけにされていません。
その点も、彼女の80年代における異色な存在感を際立たせるエピソードです。
すでにご存知かもしれませんが、こんなコミュニティがありますよ。
っていうか、自分が作ったのですがw
http://mixi.jp/view_community.pl?id=16938

2001年の復活時のライブではピアノを担当することが出来てメチャクチャ嬉しかったあ。高校生の頃の自分に自慢してやりたいです(泣)
早瀬優香子で1曲といえば、断然「夕方前にはお部屋にいること」です!!
>A.T.O.M.さん

早瀬優香子さんのコミュ、僕も以前から知っていますよ。
ただ、実は僕、そんなに彼女のことを知らないのでコミュに参加するだけの勇気(?)がなかったんですけど。
セカンドアルバムの「アミノ・コ・デジ」は前記のコメントを書いた後にヤフオクで入手しました。
やっぱり「2/3アミノ・コ・デジ」が一番好きな曲だけど、「テレフォン・アレルギー」や「耳の中の部屋」もすごくいいなあ。
「耳の中の部屋」はクラブイベントでかけたんですけど、踊ってくれる人がたくさんいて(みんな知らない筈なのに!)嬉しかったです。
「夕方前にはお部屋にいること」っていう曲は知りません。
なんというアルバムに収録されてるんですか?
早瀬優香子さんのライブに参加されたなんてスゴイですね!
高校生の頃からファンだったアーティストと共演できた喜びはさぞかしでしょう。
僕もイアン・マッカロクに自分の曲を歌ってもらうか、チャイナ・クライシスと一緒に曲を作りたいなあ・・・
今年は「愛・地球博」が愛知県で開催されて話題になりましたが・・・
ちょうど20年前の1985年、「国際技術博覧会」(通称「科学万博」)が茨城県筑波市で開催されていたことを覚えていますか?
80年代には様々な出来事がありましたが、僕にとって「科学万博」はその中でもとりわけ印象に残っている出来事です。

というか1985年という年は、個人的に印象的な出来事が多かった。
まず、僕は高校生になりました。
環境の急激な変化に伴い、それまで知らなかった情報に接する機会が増えました。
僕が本格的に洋楽を聴くようになったのはこの年からです。
流行っていたのは、マドンナ、ザ・パワーステーション、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、ポール・ハードキャッスル(「19」が爆発的にヒットしました)、スクリッティ・ポリッティあたりだったかな・・・
僕はそれらの音楽も聴いていましたが、最もハマったのは遅ればせながらジャパンだったんですけど(笑)。
「LIVE AID」が開催されたのもこの年のことです。
マドンナやデュラン・デュランなどの人気アーティストに並んで、ブライアン・フェリーやザ・スタイル・カウンシルなども出演していましたね。
僕は徹夜でテレビに齧りついていたものです。
洋楽を聴き始めたばかりの僕にとっては、耳にする全ての音楽が新鮮に感じられました。

さて、科学万博。
クラ〜イ日々を送っていた僕にとって、心の拠り所となるような明るい話題でしたね。
僕は二回行きました。
(残念ながら一人で。)
せめて気持ちだけでも「明るい未来」に浸りたくて(笑)。
案の定混雑がひどくて(一時間から二時間待ちのパビリオンなんてザラ)、二回行ったもののパビリオンは二〜三カ所ほどしか入れなかったように記憶しています。
そういや、当時の皇太子夫妻の行列やNHKの松平アナウンサーが赤い顔をして歩いているのに遭遇したりしたなあ(笑)。
特に思い出深いのは、二回目に訪れた時に観た坂本龍一の「TV WAR」というパフォーマンス。
ジャンボトロン(なつかすぃ〜)に映し出された映像に合わせてキョージュがキーボードを弾いていたのを昨日のことのように覚えています。
(この時に撮影した写真は、僕のミクシィで公開されています。)
興行的には失敗に終わったと聞く科学万博ですが、僕にとっては80年代における最も輝かしい出来事です。

この時、タイムカプセルに託した手紙を15年後(つまり2000年)の自分に届けるという企画があったんですよね。
僕は参加しなかったんだけど、それに喚起されて15年後の自分を夢想したものです。
ミュージシャンにでもなってカワイイ奥さんと暮らしているのかな?とか。
しかし、現在の僕たるや・・・
あの頃の自分に合わせる顔がありません。
こんな自分に手紙を書かなくて良かった、と胸を撫で下ろしています。
でも、今の自分に可能な限りで頑張ってるつもりだから、現実は現実として認めたいものだけど・・・
さらに15年後こそは、少年だった頃の自分も納得できるようなオジサン(オジイサン?)になっていたいですね。
今回は、80年代にまつわるコミックを紹介します。
岡崎京子「TOKYO GIRLS BRAVO」。
お読みになったことのある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
舞台は、80年代前半(おそらく82〜83年頃)の東京。
「カフェバー系音楽とその時代」よりは、少し早い時代が描かれているのですが・・・

北海道から上京してきた高校生のサカエちゃんとその友人達によって繰り広げられる無節操かつ他愛もない「うたかたの日々」が、その時代の文化を彩った様々な固有名詞と共に綴られていきます。
これでもかこれでもかと登場するそれらの固有名詞をスムーズに咀嚼しながら読めるならば、その人はかなりの80年代通と言えましょう。
当然ながら、サカエちゃんよりも若い世代に属する僕は、後年になって身に付けた知識を総動員しながらストーリーを追いかけるのがやっとです。
って言うか、ホントにここまで典型的な「80年代のナウ」に染まり切っていた高校生なんていたのだろうか?
ちょっとばかりの憧憬において、僕は80年代トーキョーのプラスティックな空気感に思いを馳せるのであります。

それでもイヤミな印象を受けることなく感情移入できるのは、取りも直さず主人公のサカエちゃんが地方出身者だからでしょう。
憧れのトーキョーの地に立ってギャーギャーとはしゃぎまくるサカエちゃんに失笑しつつも、親近感さえ抱くことができるのです。
それにしても、当時の最先端音楽に対するサカエちゃんの偏差値はかなり高い!
もう、ニューウェーブの優等生ですよ(笑)。
テクノ、ネオアコ、ノイズ・・・メジャーからインディーズに至るまで、なんと好奇心旺盛で勉強熱心なことか!
(でも、ニューロマンティクス関連の固有名詞がほとんど登場しないのは、作者の趣味によるものだろうか?)
当然ながらファッションに関する記述もふんだんに登場しますが、僕にはなんのことやらほとんど分かりましぇん・・・
登場人物が高校生ばかりなので具体的な描写こそないけど、“レッドシューズ”や“ミントバー”など、当時を代表するカフェバーの名前も登場しますよ。

しかし、個人的には主人公のサカエちゃんよりも、脇役の犬山のび太くんの存在につい関心が行ってしまう(笑)。
ニューウェーブ音楽に造詣が深くバタイユやニューアカの本を愛読するような、典型的な優等生(かつ冴えない)キャラ。
特に、モノフォニックシンセサイザーと多重録音によって制作したオリジナル曲を片思いのサカエちゃんに捧げようとする描写などは、いかにも当時のひ弱なニューウェーブ少年の実像に迫っていて笑えました。
作者自身ものび太くんに思い入れがあったようです。
のび太くんの言動(やファッション)と自分自身の若かりし頃を重ね合わせてしまう男性読者も多いのではないでしょうか?
(念の為に申し上げて置きますが、僕は違います!)

かなりデフォルメされているとはいえ、80年代前半=プレ「カフェバー系音楽とその時代」の風俗と精神性を知る上で興味深い作品だと思います。
その時代に青春を送った人々はモチロンのこと、もっと若い人々にも是非とも手に取って欲しいコミックです。
しかし、さすがに初めて見聞きする固有名詞の多さに面食らってしまわれるかも知れません。
そんな読者にオススメの一冊が、フォトグラファーの前田タケシによる「80年代!」という自伝的ドキュメンタリー。
これを読むことで、「TOKYO GIRLS BRAVO」ではイマイチ理解できなかった固有名詞のそれぞれが、あたかも座標軸の上に置いたかのように点と線で結ばれるのが実感できる筈です。
しかし、僕自身も「80年代!」についてはまだ読みかけ(しかも借り物)なので、それについての話題はまたあらためて・・・
80年代の文化や事物をテーマにした本は現在でも店頭でたくさん目にしますが、今回紹介するのもそういった本のひとつ。

前田タケシ著「80年代!」
http://www.amazon.co.jp/80年代-前田-タケシ/dp/4796635114

恥ずかしながら、僕は著者について全く知りません。
(グラフィックデザイナーからカメラマンに転向して、現在も活躍中とのこと。)
この本の特色は、著者自身の実体験から綴られた「80年代史」、という点です。
ゆえに、多面的な視線と、その時代を生きた人々の息づかいがそのまま伝わってくるようなリアリティーが感じられます。
「時代史」であると共に、著者自身の「青春グラフィティ」でもある一冊です。

ポップカルチャーがパンク〜ニューウェイヴ一色に染まった時代から、約10年間。
ちょうどこのトピックのトップに記されているような名詞の数々が、次々に現れては消えていきます。
ナイロン100%、ピテカントロプス、WAVE、P−ピカソ、レッドシューズ、ミントバー、ロンドンナイト、流行通信、ビックリハウス、ドラゴンクエスト、機動戦士ガンダム、カルトムービー・・・
(それぞれに注釈がついている気配りがウレシイ。)
同時に、80年代のサブカルチャーを彩った様々な顔が、著者の前を行き交います。
PHEW、町田町蔵、岡崎京子、三上晴子・・・
(坂本龍一がP−ピカソで「門前払い」された、なんて話も。)
個人的には、著者もパンフレット制作に関わったDAFの来日公演が中止になったせいで主催者のPASSレコード(PHEWやフリクションの作品をリリースしていた)が倒産した話、などが特に面白かったです。
他には、パンクヘアーを真似しようとした若者達の苦労談、クリエーター間のドラッグ事情、なども。

バブル時代の到来と、それに狂奔する世の中に対する著者の違和感が綴られて、本書は結ばれます。
「小さな頃遊んだ菜の花畑はもうないが、美しい鮮やかな黄色の風景は記憶の中にある。」
という巻末のくだりに、一抹の感傷と共に問題提起を突きつけられるようです。

「何もなかった80年代」という世評に対するアンチテーゼとして、本書と岡崎京子「TOKYOガールズブラボー」は同じ位置付けができると思います。
両書を読めば、同時代を生きた若者達の情熱が「80年代の空虚」を埋めるに充分であることを感じ取れる筈です。
(「TOKYOガールズブラボー」の予備知識を得る、という意味で「80年代!」を先に読むと良いかも知れません。)

私事になりますが・・・
この本の著者よりも約10年遅く生まれた僕は、80年代よりも90年代に青春期を過ごした人間です。
数年後、僕が自分の青春期=90年代を著者のように愛惜の念を持って振り返られるとは、残念ながらとても思えません。
むしろ、「何もなかった90年代」を補完するために、(リアルタイムで体験できなかった)80年代のきらめきを追い求めているような気がします。
しまった!
リンクを貼ったURLに日本語が含まれています。
これではアクセスできません。
(「前田タケシ」で検索すると、すぐに見つかります。)
管理人です〜。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます〜富士山

昨年末、松本浩一さんというミュージシャン(EX URBAN DANCE)が主催しているエレクトロハウス系クラブイベントへ行きました。
その際、ABCやTHE HUMAN LEAGUEなどの曲を聴いて発奮し、埃を被っているCDを久々にラジカセで再生したのだけど・・・
イイですね〜湯のみ
「HUMAN」(THE HUMAN LEAGUE) とか、「EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD」(TEARS FOR FEARS) とか、今の耳で聴いてもフツーに(普遍的に)良い曲だと思いました。
現在、テレビCMで流れている「BREAK OUT」(SWING OUT SISTER) なんかも、違和感なく「やっぱりイイ曲だな〜」と受け止めることができるし。

・・・で、「そろそろ80'Sの音楽とかカルチャーを、臆面もなく語っても大丈夫かな?」と思いました。
このコミュ、今年からはそれをやりたいでするんるん
80'Sの中古レコードを買い集めつつ(ゼルダとか少女隊とか、女の子モノばかりだけど)、岡崎京子のコミックを読んでいる今日此の頃。
現在のシーンとパラレルに、「カフェバー系音楽」の本質に迫りたいと思いますっ!

80'Sフォロアーが溢れている昨今だけに、リアルタイム世代が語り継がなければならないことがたくさんあると思う。
(特に「ウラ最先端文化」=サブカルチャーに関していい気分(温泉)レンチ
音楽について言うと、8ビートのテクノポップ (〜80'S前半) のみならず、16ビート のエレクトロポップやホワイトファンク (80'S中盤〜) なども再評価したいですね。

という訳で、今年もヨロシクお願いします〜ダッシュ(走り出す様)
このトピックで昨年10月9日に紹介した、前田タケシ著「80年代!」。
文中に登場する「DAF来日公演中止&PASSレコード倒産」について。
なかなか面白い話だと思うので、ちゃんと紹介します。
著者の前田タケシさんは、DAF初来日公演のパンフレット制作を担当しました。

DAF=
80年代初頭に勃興した、「ノイエ・ドイッチェ・ヴェレ」=「ジャーマン・ニューウェーヴ」を代表するユニット。
「(パンク)ロック」と「テクノ」を融合させたパイオニアとして、ニュー・オーダー(イギリス出身のロックバンド、現在も活動中)等と同様に、今日もなおカルト的な支持を集めています。
メンバーは、ガビ・デルガド(ボーカル=実は、スペイン出身の「ラテン気質全開!」なアニキ)、ロベルト・ゲール(ドラム=ユーリズミックスのアニー・レノックスとウワサになったこともある「なんちゃってゲイ」なアニキ)の2
名。

PASSレコード=(80年代初頭の)日本を代表するインディーレーベル。
PHEW、フリクション、リザードなどを排出。
・・・それしか知らん。
(誰かフォローして!)

その他の登場人物。
ホルガー・シューカイ=
ジャーマン・プログレの大御所ユニット=CANのメンバー。
80年代初頭に、ソロでリリースした「ペルシアン・ラブ」という曲が日本のテレビCMに使用されて大きな反響を呼びました。
この時点で、かなりの年配だったと思う。
この人についても・・・それしか知らん。
(誰かフォローして!)


舞台は1982年暮、DAFの初来日公演を前日に控えたPASSレコードのオフィス。

トゥルルルル、トゥルルルル、ガチャッ。
「もしもし・・・(沈黙)・・・もしもし?」
「グーテンターク・・・(気まずそうに)あの、ホルガー・シューカイじゃが。」
「えっ!・・・な、なんの御用ですかっ?」
「あしたのDAFじゃが、行かないって。」
「ええっっっっっ!!・・・な、なんでですか?」
「そんなこと知らんよ、ワシは!行きたくねえ、って聞いただけじゃ。」
「だ、だからなんで?!・・・っていうか、なんでホルガーさんが電話を?!」

国際電話での話し合いは、数時間に及んだ。
(多分、高齢のホルガーさんをいたわって、途中から他のドイツ人が応対したと思う。)
PASSレコード側がいくら尋ねても、
「DAFは解散、なんだってさ」
の一点張り。
「せめて解散コンサートを日本でやって下さいよ〜!(泣)」
という、PASSレコード側の悲痛な説得も虚しく・・・
翌日、DAFは来なかった。

これは、実際にチケットを買った人から僕が聞いた話だけど・・・
当日の朝、主催者側から「本日のDAFコンサートは中止になりました」と電話があり、チケット代金は払い戻しになったそうです。
翌年リリースされたガビ・デルガドのソロアルバム「ミストレス」のライナーノーツには、「(ガビの)レコーディングが遅れたために、来日コンサートは中止になった」と記されている。

制作されたパンフレットやポスターなどのグッズは、全て廃棄処分された。
PASSレコードは・・・
それらの負債、さらには国際電話の多額な通話料を負担することになり・・・
倒産した。

電話をかけてきたのがホルガーさんだった理由については、「80年代!」の中にも記されていない。
ホルガーさんにしても、「なんでワシがこんなことをせにゃならんのだ?!」と理不尽な思いだったろう。

DAFの初来日公演が実現したのは・・・
2003年のフェス(WIRE)においてです。
これっぽっちも悪びれた素振りを見せず、80年代当時の人気曲を「ダンケシェーン!(メッチャありがとう!)」と連発しながら披露してくれました。
何も知らずに熱狂する現代のオーディエンス・・・
最前列で「アニキ〜ッ!」と騒ぎ立てて顰蹙(ひんしゅく)を買ったのは、他ならぬ僕です。

約20年越しで、やっと実現した初来日公演の直後・・・
ボーカルのガビが、
「オレは画家になりたい、DAFはもうやらねえ」
と一方的にロベルトに通告し、DAFはまた解散しました。
片割れのロベルトも、90年代末に「出家する」と宣言しておきながら、現在でも音楽活動を続けています。

DAF・・・
ホント〜に、迷惑極まりない野郎どもです!

「DAF」=「どうしようもなくアホなふたり」のビデオを紹介します。
DAF - Der Raeuber und der Prinz
http://jp.youtube.com/watch?v=jDQPVXUegPs
DAF -Der Mussolini
http://jp.youtube.com/watch?v=XwAJXV070OY
DAF - Der Raeuber und der Prinz
http://jp.youtube.com/watch?v=jDQPVXUegPs
DAF - Greif nach den Sternen
http://jp.youtube.com/watch?v=v_uyhGfDJd0
DAF -Der Sheriff
http://jp.youtube.com/watch?v=0UA-0ZKFh0g

DAFの公式サイト。
http://www.daf.ag/
こんにちわ、管理人の者です(笑)。
最近は80'Sの中古レコード(アナログ盤)も、あれこれと集めています。
とにかく安い!
ネットオークションの取り引きでは高価なレコードも、バチ当たりと思えるような安価で入手できます。
以下で紹介する3枚も、今年に入ってから500円以下で買いました。
(おまけに、コンディションも良い。)
いずれも著名な80'Sアーティストの作品ですが、僕がちゃんと聴いたのは今回が初めてです。


ZELDA
「C-ROCK WORK」(写真左)

80'Sの日本を代表するギャルバン。
当時、メンバーの一人=小島さちほさんがNHK FMの番組でパーソナリティーを務めていて、僕はその番組でNEW ORDERやOMDなどの曲を初めて聴きました。
それはさておき、この写真・・・
80'Sの代名詞とも言うべき「黒ずくめDCブランド」ファッション!
(ジャケではなくてブックレットから。)
ファッションのみならず音楽性も、「トウキョーガールズブラボーのヒロイン達がバンドを組んだらこうなるだろう!」といったカンジ(笑)。
海外のニューウェーヴバンド(スージー&ザ・バンシーズとか)からの影響はモチロン、曲によってはボーカルが戸川純っぽかったりとか。
でも、無国籍風だったり時代性が曖昧だったりする楽曲は、ミキシング&マスタリング次第で、最近のJ-POPと言われても信じてしまうかも・・・
「ちょっと椎名林檎っぽくもあるな」と思ってたら、プロデューサーが同じ(元PLASTICSの佐久間正英)でした。
これ、「明日のチャットモンチー」を夢見て頑張っている現代のバンギャに聴かせてみたい。


ちわきまゆみ
「アタック・トリートメント」(写真中央)

ソロデビュー前は、「MENU」という男女二人組ユニットで活動していたことは、意外と知られていないかも・・・
(先日、「MENU」のアルバムも買ったけど、聴くに耐えませんでした。)
SMの女王様みたいなボンテージルックでライブをやってたことで有名。
そういうエキセントリックなイメージ戦略とは裏腹に、自身がパーソナリティーを務めているラジオ番組での語り口は「カンジの良いオネエサン」なのが印象的でした。
ちなみに幼少時、故マーク・ボラン(T-REX)にダッコしてもらったことがあるそうです・・・
ちゃんと聴いてみて真っ先に感じたんだけど、声が魅力的ですね〜。
(「MENU」ではアニメ声というか、頭のてっぺんから出しているような声で歌っていたのでわからなかった。)
曲も、これまた最近のロックと言われれば信じてしまうかも。
(こういうのやってる人達、海外には今でもたくさんいますからね〜。)
モロにCOCTEAU TWINSのパクリみたいな曲もあったりするけど(笑)。
アルバムの参加メンツが豪華です。
プロデューサーの岡野ハジメを筆頭にPINKの面々、川島バナナ(元EP-4)、成田忍(当時URBAN DANCE)、沖山優司(元ジューシーフルーツ)、下山淳っていうのは・・・ザ・ルースターズでしたっけ?
作詞では巻上公一(元ヒカシュー)、外間隆史(後に、遊佐未森を全面的にサポート)など。
ちわきさんのその後、僕は知りません。
案外、今でも同じようなことを海外でやってたりして(笑)。


PSY・S
「PIC-NIC」(写真右)
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1651023&GOODS_SORT_CD=101

女性ボーカリストと男性キーボーディストの二人組。
キーボーディスト=松浦雅也は、当時1000万円以上もした「フェアライトCMI」というサンプリングキーボードをデビュー前から持っていたことで有名。
(ベンチャービジネスをやっていたらしい。)
「フェアライトCMI」が多用されている作品としては、THE ART OF NOISEの1stアルバム、SCRITTI POLITTIの「CUPID & PSYCHE 85」というアルバムなどが代表的。
で、このアルバムは、明らかに後者からの影響が色濃いんだけど・・・
「フェアライトCMI」のローファイな音質&アナログシンセ(主にベース)の相乗効果で、逆にイマっぽい(笑)。
しかし、そんなことより・・・
メロディー&ハーモニーのセンスが、メチャクチャ素晴らしいですね〜!
フツーに現代でも通用すると思います。
(っていうか、現代でもこれほど優秀な作家は少ないだろう・・・)
当時の「テクノ少年&少女」には人気があったけど、僕は興味ナッシングでした。
見た目がタイプじゃないので!
(僕はDURAN DURANみたいなのが好きでしたからね〜。)


次回は、以前から自分が好きで聴いているアーティストの作品を紹介したいと思います。
それに今回の3枚、ちっとも「カフェバー系」じゃないし(笑)。
皆様あまりご存知ではないかも知れませんが、「日本のアートオブノイズ」「ソニーのYMO」と言われ、日本に初めてフェアライトを持ち込み、日本テクノ史で重要な役割を果たしたTPOと言うユニットがあります。(1983年デビュー)
http://tpo2009.blog56.fc2.com/

そのTPOの結成前段階の素晴らしいアルバムが、このたび発売されることになりました。
1981年に録音され、28年眠り続けていた、白雪姫のようなアルバムです。
マイルス・デイビスや坂本龍一のマスタリングを手掛けた、オノセイゲン氏がマスタリングをしています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

PROJECT GREEN「GREEN」
レーベル:BRIDGE INC. 品番:EGDS-36
JAN : 4582237817256 税込価格:3150円

大好評のTPO1の復刻に続いて、TPOの母体となった幻の音源を蔵出し復刻!
TPO1のプロデューサー本間柑治が‘81年に立ち上げた“音の観葉植物”なるコンセプトの「PROJECT GREEN」。
TPOの安西史孝、天野正道と共に創り上げた早すぎたラウンジ!

ゲスト : 伊東たけし(T-SQUARE)(Lyricon)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ほとんどアナログシンセサイザーで作られた、素晴らしいラウンジアルバムです。
80年代の忘れていた時代が蘇ります。このコミュの皆様に、是非聴いて頂きたいです。
http://tpo2009.blog56.fc2.com/blog-entry-58.html

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