俺の彼女は風俗嬢の仕事ですコミュの本当のことを教えて、と言われたとき

さてさて。

お客さんの気持ちをドドドーーン!!と
受けて流して見ない振りをして笑って、と
そんなことしてますとね、
たまーに

「本当の気持ちを教えて！」
「君の本音を教えてくれ！」
「君は優しいから嘘ついてくれてるんだろ!?」

とね。

来ることがあるんです。
２回目でお会いして言われることもありますが･･･
さて。


　　　　これな、地雷踏む可能性あるから言わない方がいいわ。


「うん、あなたなんて大っ嫌い♪」
「すっごい気持ち悪〜〜い☆」


なーんて言えないからだと思ってると
全く違う場合があってな。
正直、個人的にすごく困る言葉なのよ。


・店外に出来ない
・付き合えない
・愛人になれない
・結婚できない
・プライベートで友達付き合いできない
・メル友になれない

などなど。

これの表向きの理由は確実に
自分は店の従業員で貴方はお客さんで、
お客さんに特別な感情はもてません、なんですが、

表向きの答えで退いてもらえない場合で、
尚且つ、この言葉達が来た場合。


　　わたしね、「本音」や「本当のこと」までは、嘘つけないんだよ。


本当の事を言うんだよ。

何度か書いているように
私の中にはお客さんの好き嫌いがない。でも無関心でもない。

嫌いだと思えれば答えは楽。
好きだと思えれば答えは楽。

でもそうじゃない。
どちらでもない。そして無関心でもない。

「お客さんはお客さん」、という答えに納得が出来る人や、
それで退ける人は、これを言う人には少なくて、
「あえて言えばどっち？」とか聞いてきちゃうんだわ。


ここで地雷踏んでるなーおい、とか思うわけですよ。


好きでも嫌いでもないのに、
どっちも取れるもんでもない。
でも、「どっちでもない」という答えは有り得なくてな。
ここまで来てると。


そして、私はここで嘘がつけない。


だーから苦労する。
絶対に最後まで聞けないだろう話をしなきゃいけなくなる。

なんで
「どっちでもない」という答えになるのかという答えに答えるために、
「どっちでもない」という感情が有り得るのかを答えるために、


・私の過去にあった出来事や家族
・刷り込み入ってる人への恐怖心や不信感(少しずつ抜けては来た)
・言葉にはまだ出来ない未整理の亡くした何か
・ここにいて、見てきたもの、感じてきたもの
・自分の中にある澱のような何か
・仕事のこと、家のこと、自分のこと

・私という人間と一緒にいるということ
・私が何故、連絡不精と言われているかということ
・私が求めてるのは何かということ

こんなもんを全部話していかないといけない。


　　　　　　　簡単な一言で済ますなら「私が無理」。


でも、それでは納得が出来なくて苦しくて聞いてしまって、
途中で「あーもーいいよ！要は俺がイヤなんでしょ！」となって
エンドレス・リバーーーース。

最後まで聞ける人はまずいない。



良いから腹の中を見せろ、と言われたら見せる。

けれどそれは、

「私が」自分で自分の傷を抉り出して見せた上に、
「私が」相手を傷つけて、更に自分も傷つくる行為でな。

どれだけのお客さんが泣きっ面になってたか。
どれだけのお客さんに「大丈夫だ」と笑ってきたか。

「相手が私にそれを望んでいるか」といえば、違う。
「そういう事をさせたくて言っているか」といえば、違う。


お客さんが想像していた「本音」や「本当の事」と
私の本当の「本音」や「本当の事」が
全く違っていただけの話。



「本当のことを話して」、と言うとき、
「本音を教えて」、と言うとき、

傷を自分で抉らせて、
相手に人を傷つける行為をさせて傷つけ、
尚且つ、笑ってフォローもさせるのだ、と
そういう覚悟が持てないならば、


　　本当に信頼のおけるパートナー以外には、安易に言わない方がいい。


誰が傷つくって、
それをさせた自分が一番傷ついて許せなくなる。


それをしても、またプレイ出来ちまうような人間じゃないだろ？

まあ、最後まで聞かねぇから出来るんだけどな。
するんだけどな、プレイ。
俺が慰めてあげるーとか言って。


けれどそれも又、
後から思い出したときに
自分自身を許せなくなる理由の大きな一つになっちまう。




私のように、
腹の中に「貴方にとっての地雷」を隠し持っている人間がたまにいる。
それは珍しいことではなくなってきている。



もしも今、誰かに言おうと思っているなら、
よーーーくよーーく考えてから！
言わなくて済むならそれに越したことねえから。
お互いにね。