マルホランド・ドライブコミュの完全解読ページ

参加ついでにトピたてました。
ずいぶん前に見つけたページですが、
http://www.ne.jp/asahi/hoth/press/other_films/2002/mulholland/mulholland.htm
前出だったらすみません。
リンチの映画なので解釈はいろいろで良いんだなと思っていたけど、この人の解読はすごい！これ読んだとき「えー！そうだったのかあ！」と思わず叫んでしまいました。もう一回見たくなります。
アメリカで精神科医やってる樺沢紫苑さんと言う人のページで他の映画評論もすごいです。

コメント(21)

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[1] mixiユーザー 09月29日 00:16

これはスゴイ分析力ですね。まだ半分読んでいるところですが納得する面が非常に多いです。
これを全部読んだうえで、もう一度じっくり「マルホランド・ドライブ」を観てみたいと思います。
それにしても凄い文章量。これだけ分析するなんて凄い人もいるんだなぁ、私なんかこの何分の1にも満たない解釈だったのに...。
あ～、早く観直したくなってきちゃいました...(^_^)/

[2] mixiユーザー 09月29日 01:05

いや～今、最後まで読んで「リンチ映画に完全解読などない」とは素晴らしいです。かなり満点に近い解釈なのではないかと思います。恐れ入りました。m(__)m
やっぱりもう一度、マルホ観てみたいです。早速観てみようかなぁ～と。
これもリンチの策略？
やっぱり凄い映画だな～と改めて関心！

[3] mixiユーザー 09月29日 02:14

喜んでもらえて良かったです。
この人ホント博識で、ハリウッドの暗部やユダヤ思想と聖書、歴史や社会的な背景から映画を読みとくという常人ではない映画の見方をしていて勉強になります。読んでると自分がいかに何も知らないかを思い知らされちゃいます。スターウオーズ研究とかもやってるみたいです。（全く知り合いでもなんでもないんですが）

[4] mixiユーザー 09月29日 12:24

今朝4時に、読んでいたら、
なんだか、ゾゾっとしてきました。
またゆっくりマルホを見たくなりました！

[5] mixiユーザー 09月30日 21:21

３連続しないカット

のところは間違ってますよね。
食べ残しのベーコンエッグが次のカットで片付いてる、というのはもともとダン達の後ろのテーブルは空席で、そこが映っただけだし、
アダムの浮気現場のシーンも（ブラジャーをつけて慌ててその後を追うけど着いた時にはドレスを着てた）、女はベット上のドレスを掴んで夫を追いかけたし、ワンピースなのでさらりと歩きながら着れるはずです。浮気相手もなんかすごいおっとり（？）とした男だし、「まず服でも着んべ」と思ったんだと思います。キッチンを通って、ガレージまで、あれだけ家が広いと距離があるのかもしれないし、わざわざガレージのペンキをキッチンに持ってきて宝石にぶちまけたのをみても、妻が自分を探しにやってくるまで少し待っていたのかもしれません。
それに、あのつやつやの水色のドレスは、ピンクのペンキの色が映えるようにと演出されたものだって思ってます。

でもすごく深く掘り下げていてすごいと思いました。

ただ私は完全解読という言葉にすごく違和感を覚えます。
リンチは謎解きをしてもらいたくてこの映画を撮ったわけじゃないと思うからです。
悲惨な女がみた悪夢をより美しく描くために、いろいろアクセサリーを散りばめて、それが謎のように見えているだけです。
現実の世界の物事が、夢のなかでうまく変換されて登場している様は本当に見事です。
どれだけ主人公にとって現実が寂しく辛いものか、私達は前半を通して彼女の夢診断をしてあげているのです。
私がマルホランドドライブを愛しているのは、難解だからでも、謎解きをしたいからでもありません。
主人公の苦悩とか後悔が映画をまるごと包んでいて
そんな苦悩が綺麗に悪夢に変換されている様が素晴らしいからです。

[6] mixiユーザー 10月02日 05:23

はじめまして。

やばい！すげー！×20くらい叫びながらよんでやした。

ここまでの解釈が出来る人の脳みその中身が知りたいです･･･。笑

[7] mixiユーザー 10月04日 11:18

おお～！おもしろい！
そしておいらのウィンキーズ裏の浮浪者の解釈もけっこうイイ線行っている・・！ヤッタ！

じっくり読もう。

[8] mixiユーザー 10月08日 19:14

解説の冒頭［ココの二役によって完全に解き明かされる］の説明がないのでよくわかりません。ベティとリタはダイアンとカミーラで二役なのはわかるが、ココは同じ名前で二役？他の登場人物は一役で夢と現実に表れるのに？まずここで躓く。

「前半部分がダイアンの夢」と言ってる根拠３連続しないカットは間違っていますね。↑石ノ墓村豚子さんと同じ意見です。
で完全読解と言ってしまうのは好きじゃないですが、仮説としてはとても面白いものだと思います。

評論家の書いてたもので「愛する力が時空を移動出来ると考えれば、全てが解ける」と書いてる雑誌を読んだ事がある。実際、自分は全ては解けないけど前半部分がダイアンの夢というより、前半も全くの夢ではなく、現実的であると考えています。そのため頭は混乱して辻褄は合わないけど、自分の中でなんとなく納得出来ています。説明は出来ないところが頭の弱さで・・・。
答えはリンチしか解らないが、いろいろ考えを言い合ったり出来る作品は面白いですね。

[9] mixiユーザー 10月08日 21:29

やっと話せる人があらわれた。
あのページは模範解答なんですか？ここに自分の添削結果を報告してたってなんも面白いことないです。カレー曜日さんの言うとおりいろいろ考えを言い合ったりできる作品だと思うのにもったいないです。

たしかに、この映画に「一人二役」という言葉を用いられると混乱します。躓かれてしまうの分かります。

カレー曜日さんは、所謂パラレルワールドとして前半と後半をわけているんですか。私はあまりそういうＳＦな考え方が好きではなくて、ロストハイウェイも「だから何だっていうのよ！」と思ってしまいました。時間軸がずれているとか、パラレルワールドとかどうしても慣れないので、不安とか不可解をとりあえずその言葉で飲み込まなきゃいけないのが悔しいのです。だから、前半と後半どっちも現実的と考えてしまうのはあまりにももったいなく、マルホランドドライブを嫌いになってしまうから夢オチ(?)だと思っています。
検索してたら、カウボーイはポルノ風俗産業を裏稼業にしている人で、「成功したら１回、失敗したら２回俺に会う」というのは失敗して娼婦として働く時にもう一度会うからと考えてる人がいて、すごい良かったです。

説明は出来ないけど、自分の中でなんとなく納得出来ている、というのは私の好きな感覚です。リンチもそういう感覚を大事にして映画を撮ってるから、こんだけ気になる人を増やしているんだと思います。パーティー会場にいたカウボーイもリンチが「よっしゃ、ここでカウボーイ歩かせよか！」と感覚で登場させたんですよ恐らく。リンチは薀蓄垂れ流すタイプじゃないから面白い映画が撮れるのではないかと。観る人に薀蓄を垂れ流させ辻褄をあわせてもらう卑怯者なんですよ。そんなこと言ったらおしまいかもしれないですけど、そうだったらますますリンチが好きです。

カレー曜日さんの写真のはハーモニーコリンのガンモですよね。ガンモの最後らへんに泣き女が歌う曲が言語が違ったけれど流れていましたね。

[10] mixiユーザー 10月11日 16:21

石ノ墓村豚子さんありがとうございます。
「一人二役」なのは、ペティ＝ダイアンの１人だけと考えることにしています。
ダイアンは死んでペティとして蘇ると解釈しています。
リタが難解で、リタは存在しない、記憶をなくしたカミーラで、ココも管理人でありアダム監督の母親の同一人物とする事にしています。

前半はパラレルワールド的、夢と現実との間のような非現実に見えるけど、現実だと思うことにしています。後半は、現実を過去に遡ったり、妄想したりだと思います。だから全編、現実的だとして見てますね。

カウボーイの「成功したら１回、失敗したら２回会う」は死ぬ時に１回と、失敗したら地獄でもう１回会うと僕は考えています。
パーティーで少し出てくるカウボーイには確かに深い意味はないと思いますね。

「ロスト・ハイウェイ」は現実が悪魔の囁きを招き、妄想を拡大させ、欲望が肥大し愛が姿形をかえて、時空を超えた。と解釈しています。この映画もそれに近い感じだと思うけど、こっちは推理的な面で上手く説明できないですね。長文で、隙の多い解釈になるけど、自分の考えを書いてみようかなと思ったりしますね。

リンチが描こうとしてるのは、「イレイザーヘッド」から一貫して、人間の存在意識、愛や、欲望、絶望などの人間の不思議だと思っています。

[12] mixiユーザー 02月04日 04:01

はじめまして。
劇場で見たときに上記の「完全解読」とほぼ同じ見解を持ったのですが、まだ腑に落ちない点がたくさんあったので昨日もう一度見てみました。
そして、ネットで検索したら上記の「完全解読」が現れ、一度目の鑑賞での見解と一致している点を見つけはしたものの、まだ不明な点が多く残っていると感じます。
本当に「完全解読」が正しいと言えるのでしょうか・・・（書いた人も完全ではないとは言っているが・・・）

[15] mixiユーザー 10月21日 10:59

さらにいまさらですが･･･！
個人的にはあのじーちゃん･ばーちゃんの存在と
「シレンシオ」の意味が良くがよく分からなかったんですが･･･
この解説で理解が深まりました！
「シレンシオ」が日本的「黙祷」って意味であることは感慨深いです。

[16] mixiユーザー 10月22日 01:32

＞二死さん
あ、僕も以前フレーム憑きをよんでびっくりしたことがありました。斉藤環にとってもフレームという概念を導入するのにかっこうの作品だったんじゃないかと思うくらいです。
フレーム憑きは表紙がマルホランド・ドライブでしたね、僕も立ち読みをお勧めします。

[21] mixiユーザー 07月31日 11:57

あまりに映画がスゴすぎて～･･･

攻略を書きました。

が、長すぎてここに載せられません。

樺沢さんのもたいへん参考になりましたが、
ちょっと違うところもあります。

よかったら読みにきてください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=508763006&owner_id=1382029

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