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環境系学部、学科、研究科コミュの私たちのライフスタイルと地球温暖化

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シリーズ:地球環境と私たちの暮らし 第3回 
    

5月7日、NHKの天気情報は北海道で9年ぶりに「5月の雪」が降ったことを伝えていました。

「5月の雪」、何やら映画「デイ・アフター・トゥモロウ」(ローランド・エメリッヒ監督)を連想させる話です。この映画は、地球温暖化のためにアメリカが大洪水や氷河期に襲われるストーリー。

荒唐無稽と思われた方もいるかもしれませんが、温暖化がどのような悪影響をおよぼすのか、科学者の間でもまだよくわかっていないのです。

そのためか、日本語の「地球温暖化」を、英語では「Climate Change(気候変動)」と呼んで、温暖化以外にも含みを持たせています。

 さて、第1回に日本の二酸化炭素(CO2)排出量が、1990年(京都議定書の基準年)に比べて約8%増えていることをお話しました。どこでそんなに増えているのでしょう。

まず思い浮かぶのが工場や発電所ですね。環境省の統計によれば2002年度現在、工場などの産業部門からのCO2排出量はマイナス1.7%、発電所(エネルギー転換部門)はマイナス0.3%と、意外にも横ばい・やや減少状態です。工業プロセス部門(セメント製造や製鉄所で消費される石灰の熱分解による排出)となるとマイナス14%の大幅減です。

一方、自動車やトラックの運輸部門は20.4%、オフィスビルなどの業務部門は36.7%、ごみ焼却などの廃棄物部門に至っては、なんと43.2%も増えています。

増えているのはわたしたちの家庭も同様で28.8%増えています。それもそのはず、家庭でのエネルギー消費量は2001年度現在で、電力39.7%、都市ガス20.6%、石油製品14.4%と大幅な増加です(いずれも1990年比、環境省調べ)。

ここから見えてくるのは今の私たちのライフスタイルです。冷暖房の効いたオフィスでパソコンやコピー機を使って長時間働き、帰りにデパ地下の「世界の食材を使ったお総菜」やコンビニ弁当(いずれもプラスチック容器入り)を購入。レジ袋をいくつもさげて帰宅します。エアコンとテレビをつけっぱなしの部屋で食べたあとは、毎度たくさんのごみの山。これではCO2の排出量も増えるというものです。

京都議定書の発効でCO2の排出量を現在の量から14%も削減しなければならないわけですが、どのくらいの生活レベルになるかといえば1987年頃だそうです(NPO法人気候ネットワークの試算)。

当時はバブル華やかなりし頃なのに今よりもCO2排出量が少なかったのですね。

あの頃と今と、果たしてどちらに、生活のゆとりや夢があったでしょうか。

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