元気の出る聖書の言葉コミュの真のチャンピョン

【真のチャンピョン】

「さあ、これから、わたしたちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは、人の子を死刑に定め、そして、異邦人に引き渡します。すると彼らはあざけり、つばきをかけ、むち打ち、ついに殺します。しかし、人の子は三日の後に、よみがえります。」マルコの福音書10:33-34

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横綱相撲という言葉があります。横綱が相手十分の形を受けとめ、相手に攻めさせるだけ攻めさせ、最後は形勢を逆転させて勝利することを言います。プロレスでも、相手の必殺技を全て受け止め、その上で相手をねじ伏せるのが真のチャンピョンとされているようです。

挑戦者が自分の全力を出しきり、必殺技の全てを思う存分使い切っても、なお、チャンピョンが立ち上がる時、挑戦者は絶対に勝てないという事実が誰の目にも明らかにされるのです。

キリストが、エルサレムに上られたのは、悪魔との一騎打ちに勝利するためでした。

逮捕され、嘲られ、唾をかけられ、鞭打たれ、そして殺される。そのような中で、なお、自分を十字架に釘付けする者たちの罪の赦しを祈り続けられたイエス・キリスト。

悪魔の激しい、凄惨かつ執拗な攻撃をその肉体と心に受けつつ、なお、キリストの内にあった愛の炎は消えることはなかった。

悪魔は、全ての手を使い尽くしました。しかし、キリストの本質、愛の本質を卑しめることはできなかったのです。

キリストは十字架の上で死にました。しかし、父なる神様は、勝利者キリストを死から甦らせられました。キリストの勝利は確定し、悪魔の敗北が決したのです。

何と幸いなことでしょう！キリストを自分の王とする者たちは！ハレルヤ！

岩本遠億