元気の出る聖書の言葉コミュのマラキ書４章

見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」マラキ書4:5-6

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主がマラキをとおして与えられたメッセージは、正しい人間関係の回復と礼拝の喜びの回復です。祭司と民、親と子、夫と妻の関係がズタズタに切り裂かれた状況がありました。

それは、人が自分の都合と自分の思い、自分の快楽を第一とするからです。社会の根幹をなすこれらの絆が失われる時、社会は不信に満ち、礼拝が民のお荷物となる。やがてその社会は滅びて行くでしょう。

主は、マラキをとおして語られます。「わたしは、滅びの日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。父の心を子に、この心をその父に向けさせる。この地を滅ぼさないためだ」と。父と子とは、基本的人間関係を代表するものです。

人が利己的な生き方をやめ、利他的に生きることを主は望んでおられるのです。しかし、全てのものを生かし、祝福しようとなさっている主の前にひれ伏すことなしに、真実に他者を生かすことはできません。祈りが他者を生かす力の源だからです。

このマラキの預言から４００年後、預言者エリヤの再来として現れたのが、バプテスマのヨハネでした。彼は、罪の悔い改め、神への立ち帰りを強く迫ります。ルカの福音書を読むと、彼の使信も神に立ち帰り、利他的に生きることを勧めることであったことが分かります。

自分のことしか考えなかった者たちが、子供のため、親のため、夫のため、妻のため、牧師のため、信徒のため、友のため、心にかかる人々のために祈るようになっていく。そして自分のできることを行なうようになっていく。

主が愛を注いでくださるからです。主の愛がこの地を満たし、祈りがこの地を満たすようになっていく。主の業がこの地を満たすようになっていく。

共に祈りましょう。

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祈り３／４

天のお父様。尊い御名を心から誉め讃えます。今日もあなたの大きな愛と慈しみの中に私たちを握り、御前に引き寄せて下さったことを心から感謝いたします。

主よ、あなたが与えて下さった妻、子供たち、父と母、兄弟、共に礼拝を捧げる尊い兄弟たち姉妹たち、共に聖書の言葉を読んでくださる読者のお一人お一人、私のために祈ってくださったお一人お一人、励まし支えて下さったお一人お一人、また職場で生きる同僚たち、学生たち、私を生かしてくれている全ての人々を感謝します。

どうぞ、全ての方々にあなたの恵み、祝福を注いでください。あなたの御顔を向けて語りかけ、生かしてください。また、私もお一人お一人のために自分が為すべきことを為し、共にあなたの御前で喜ぶことができますように。

主よ、あなたが注いで下さった絶大な愛を感謝します。あなたが出会わせて下さった全ての方々を感謝します。

主よ、ゆっくりした歩みでしたが、今日旧約聖書を終えることができました。聖書を開く時に、あなたの語りかけを聞かない日は一日もありませんでした。あなたは、祈るべき言葉も与え、豊かに満たしてくださいました。導いてくださいました。本当にありがとうございました。

明日から、新約聖書に入っていきますが、聖書に満ちているイエス様の御声に耳を傾け、祈りながら生きて行くことができるよう、守り、支え、導いてください。

心からの感謝をこめて、主イエス様の御名によって祈ります。アーメン。

岩本遠億