元気の出る聖書の言葉コミュの士師記１４章

彼の父と母は、それが主によることだとは知らなかった。主はペリシテ人と事を起こす機会を求めておられたからである。そのころペリシテ人がイスラエルを支配していた。士師記14:4

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サムソンは、生まれた時から主に捧げられ、一度も髪の毛を切らず、酒も飲まない、献身者としての生活をしていました。それが彼の力の源でもありました。しかし、彼は外国人女性に弱く、情欲にストップがかけられないという最大の欠点を抱えていました。

ある日、彼は敵国ペリシテの美女を見て、一目惚れをし、彼女と結婚したいと言い出します。偶像崇拝をする異教徒との結婚は禁じられていました。彼の父と母も反対しますが、サムソンを止めることができません。

渋々、両親はサムソンの願いを聞き入れますが、聖書の記者は、これを「主によること」と記しています。イスラエルを支配していたペリシテを倒すために、機会を求めておられたと。

今回の女性とは結婚式の間に破談してしまい、サムソンは怒りに任せて３０名のペリシテ人を倒します。その後もサムソンはペリシテの女性を求め続け、一人でペリシテの中に入って行くのです。

サムソンは自分の欠点のゆえに自滅しますが、ペリシテもサムソンによって大打撃を与えられるのです。

欲望の故に倒れたサムソンですが、それも主の救いのご計画の中にあったということを、私たちはどのように理解したらよいのでしょう。「ヘブル人への手紙」の中には、サムソンは信仰偉人の一人として数えられています。

人の弱さをも主は用いることができ、それも御手の中にあると聖書は言っているようです。

心からあなたのために祈っています。私のためにも祈ってください。

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祈り８／２３

天のお父様。尊い御名を心から誉め讃えます。今日も御前に引き出してくださり、頑迷な者に聖書の言葉をとおしてあなたの御声を聞かせてくださったことを、心から感謝いたします。

私たち一人一人は、弱点を持っています。弱点によって身を滅ぼさなければならないところをあなたに救われ、今、このように守られています。私たちは、サムソンのようになることを決して求めませんし、欲望によって自滅することがないよう、あなたに従いたいと願っています。

しかし、サムソンの弱さをも用いられたあなたの恵みの大きさを忘れないようにしたいと思います。人の弱さをあなたは断罪し否定なさるのではなく、それをも用いることがおできになるといことを、心に覚えることができますように。全てがあなたの御手の中、ご計画の中にあることを信じることができるよう、助けてください。

今日もご一緒に聖書の言葉を読んで下さる尊いあなたの子供たちの上に、あなたの溢れる祝福を注ぎ、守り導いてください。弱さを感じる時に、全てがあなたの御手の中にあることを、あなたがあなたの時の中に、全てを最善としてくださることを知ることができますように。

困難の中、病の中、痛みの中にあるお一人お一人を、あなたが顧み、今日もあなたの背中に背負って歩いてください。思うに任せぬ現実の中で、共にいてくださるあなたが、希望を与えてください。癒してください。問題に解決をお与えください。

心から感謝して、尊いイエス様の御名によって祈ります。アーメン。

岩本遠億