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楳図かずおコミュの12月11日(土)神戸学校・楳図かずお講演会レポ

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 12月11日(土)、神戸朝日ホールで開催された楳図先生の講演会(主催:株式会社フェリシモ)に行って参りました。
 せっかくですので、ここでちょっとレポさせていただきます。


 日 時:2010年12月11日 13:30 〜16:00
 ゲスト:楳図 かずお(漫画家)
 テーマ:「楳図かずおの『夢のびっくり!箱』」
 場 所:神戸朝日ホール


・第1部(楳図先生と司会者との掛け合いによるトーク)が90分、休憩を挟んで、第2部(質問コーナー)が45分という構成でした。

・楳図先生は入場時からノリノリで、椅子に腰かけるとき「椅子に座ったら、椅子が壊れて尻持ちをつく」という仕掛けがあるとの設定で、コケる振りをされました(笑) そういう仕掛けを作っておけば面白いのに、といった注文も^^

・楳図先生にとって、神戸といえば「イノシシ」のイメージのようで、しきりに「イノシシ」という語を発しておられました。「ここに集まってる人たちはイノシシじゃないんですよね?」「ここにイノシシがいたら面白い」みたいな感じで。

・第1部では、楳図先生の主要な作品を紹介しながらトークが進められました。デビュー作「森の兄妹」から「ねこ目の少女」「へび少女」「黒いねこ面」「赤んぼ少女」「猫目小僧」「おろち」「まことちゃん」「漂流教室」「洗礼」「わたしは真悟」などなど。
 作品紹介のさいは、スクリーンで画像が映されました。作品の解説はファンにはお馴染みの話が多かったのですが、それを先生の肉声で聴くと格別なものに感じられます。

「森の兄妹」:中学のとき参加した同人「改漫クラブ」の西岡さんは神戸の人だった。投稿した作品を出版社に売りこんでくれた恩人。家へ遊びに行ったことがある。

「赤んぼ少女」:どういう状態がいちばん怖いかと考えたら、「かわいいものが怖い」というのが究極の怖さだと思い至り、赤ちゃんという純粋にかわいい存在が怖い「赤んぼ少女」を描いた。

「漂流教室」:作品を描きはじめる前に、ノートにストーリーをひととおり書き起こした。そうやってストーリーが出来ていたので、作品を描きはじめたら楽だった。

「わたしは真悟」:執筆開始前に、主にビジュアル面でよく下調べした作品。東京タワーのシーンを描くためスケッチに行った。貿易センタービルからタワーを眺めたが遠かったので、タワーの真下まで行って、下から双眼鏡で見上げる体勢でスケッチした。船酔いのような気分になった(笑)

・楳図先生は、柿の葉寿司の作り方を説明されました。甘柿の葉は駄目で、渋柿の葉を使え、とのこと。

・高校時代の同級生の女子の名を覚えていないのは、オクテだったから、ではなく、どうやったらデビューできるかひたすら考えていたため、心そこにあらずだったから。

・集中するコツは、自信を持つこと。でも自信には根拠が要る。

・「まことちゃん」の、寝てるママの口の中にオシッコするシーンは、先生の幼少期の実体験に基づいている。楳図先生のお母様は、廊下に落ちてる楳図先生のウンコをカリン糖と間違えたこともあったそうです^^

・まことちゃんには眉がない。眉は、キャラクターの性格を表すのに大事なものだと考えている。それがないのは、まことちゃんは人格形成が出来ていない、動物的な存在であることを示しているから。

・実在した人物と自分の脳を交換できるとしたら、という質問には、なかなか思いつかないけれどあえて言えば、という前置きで、「アインシュタイン」の名を挙げられました。


 もちろん、他にもいろいろなお話があって盛りだくさんでした。
 会場は500人以上で立ち見も出る超満員状態。楳図先生のオーラが広い会場を包み込んでいました。


(写真2のグワシハンドは、入場者全員に配布されたものです。講演会の最中に、何度も使いました。写真3は、会場の神戸朝日ホールです)

コメント(1)

ファンタスティックかつ、とても有意義な催し。
文面から内容が伝わるレポですね。ナイス指でOK

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