オートレースコミュの船橋に挑んだライバルたち

ザ・レーサーでも紹介したとおり

昭和時代の船橋のレベルは今以上に高く、

地元の記念が獲れない代わりに遠征先で記念タイトルを持ち帰るという他地区からすれば

悔しい思いをしてきたほど船橋のレベルは群を抜いていました。

その中でも、船橋の記念レースを奪取した選手が少なからずいましたので

オートレースマガジンのページで紹介します。

最初は山陽の秋田敬吾選手。

「山陽のドン」と言われるほどの選手で通算１０００勝第１号です。

秋田選手は船橋で２度タイトルを獲っています。

次は川口の且元滋紀選手です。

元祖「長距離砲」でファンを熱狂させる熱い走りは忘れることができません。

過去の資料で船橋で記念タイトルの歴代優勝選手一覧がありましたのでＵＰします。

船橋では遠征勢は数えるほどしか記念タイトルを獲ることができないくらい高いレベルだったため、

特別（現ＳＧ）となると遠征勢は太刀打ちできないほどの状態でした。

そんな中、船橋ＳＧ開催で遠征勢の制覇第１号は

飯塚の中村政信選手で平成９年１２月、第１回オートレースグランプリでした。

それまでは全て地元船橋勢が死守していたのだから凄いの一言です。

それから、伊勢崎の高橋貢、山陽の濱野淳、浜松の伊藤信夫と

船橋の牙城に挑みＳＧを制覇してきました。

そんな中、絶対に忘れてはいけない選手がいます。

皆さんご存じの伊勢崎の田代祐一選手です。

船橋オールスター優勝戦で前代未聞の１着失格・・・。

審議時間も長かったため、テレビの放送時間までに決まらなかった程の出来事でした。

その１ヶ月後、伊勢崎の記念レース優勝戦がオープンレースで行われ、

そのときも１号車でスタート１コーナーを強引に張り込んで

１着ゴールしたものの審議にかかったが、結果はセーフ。

表彰式の田代選手の表情は感慨深いものがありました。

そんな船橋のなかで、

ここ数年は地元開催になると死守することが当たり前になってきた中での・・・・・

何ともやりきれないです・・・・・。