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予防医学って、何だろう?コミュのT279>アンチエイジングドックとは

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アンチエイジングドック

アンチエイジング医学実践の為の最初のステップが、エイジングの評価であり、その評価を行う検査・施設が近年よく耳にするようになった“アンチエイジングドッグ”である。

通常の人間ドッグは壮年期や老年期にある人で、日常生活を支障なく送っている人を対象として、短期間に全身の総合的な健康診断を行い、癌や生活習慣病の予防と早期発見・治療を主たるターゲットをしているが、アンチエイジングドッグではこれに加えて病的エイジングと生活の質の劣化を発見することを主たるターゲットとする。基本的に病気をみつける為の人間ドッグに対して、アンチエイジングドッグは未病状態における現在の被験者の位置が示される。

一般的に行われているアンチエイジングドッグの流れを簡単に記すと、まず老化の指標として筋年齢、血管年齢、神経年齢、骨年齢を評価し、さらにはアンチエイジングの柱ともいえる生体内の酸化ストレス度を、さまざまな角度から評価する。また、老化を促進する危険因子として免疫機能、心身ストレス、生活習慣、解毒を含んだ代謝機能についても評価する。

各年代における心身ともに最も生き生きとした理想的な健康状態をオプティマるヘルスと呼ぶが、アンチエイジングドッグではこのオプティマルヘルスの目標年齢を30歳と定義し、その基準に対しての各自の老化推定年齢との比較を指標とする。ここまでの検査結果に基づいて、日本抗加齢医学会専門医等による健康指導、栄養指導が行われ、患者主導によるアンチエイジングの実践が行われる。

日本のアンチエイジング医療は始まったばかりで、アンチエイジングをうたっている医療施設であっても検査項目、検査機器などは統一されておらず、評価や指導方法にも大きな格差がある。また、依然としてホルモン測定や酸化ストレスマーカー測定などには高額な費用を要する。これらの諸問題を学会で検討し、統一した基準を設定するとともに産学官連携による高度予防医療の実現が現在進められているところである。

以上

京都府立医科大学大学院医学研究科免疫内科学
吉川敏一教授 の文献より引用

コメント(2)

最近日本では、アンチエイジングドッグを実践しているクリニック、医療機関が少しずつ増えてきているので、とてもよい事だと思います。
フィンランドではまだまだこういうドッグの話を耳にしません。
予防医学の面では、日本に遅れをとっているような気がします。
逆かなと思っておりましたが・・・。日本に遅れをとっているということは、欧米にくらべてかなり遅れをとっている?ということなんでしょうか。生活習慣病者が少ないからそこまで考えていないのかもしれませんね。

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