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松居和コミュの幸せのものさし〜Kazu Music Japanより〜

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子育てをしながら幸せになりたい、と思ったら、簡単にできることがいくつかあります。これは幸せな人生を送るための鍵でもあります。
 まず第一にすべきことは、砂場で遊ぶ自分の子どもを眺めながら、「自分も三歳だったことがある」と思い出すことです。
 口に出して唱えるといいのです。遊んでいる子どもを見つめながら、「私も三歳だった」と自分に言うのです。
 買い物に行って、くたびれてしまった子どもに、「だっこして」と言われたら、そっと自分にささやくのです。「私も同じことを言っていたことがある」と。
 「おんぶして、だっこして」と一度も言わずに命を終える人はいません。
 一度もだっこしてもらわないで育った人間もいないはずです。
 旦那さんも、奥さんも、政治家も、学者も、どんなに偉そうにしている人たちも、みんな一度は「おんぶして、だっこして」と言っていたのです。一人では生きられなかったのです。こういう大切な事を忘れていると一人前の人間にはなれません。子どもを生むということは、こういう大切なことを思い出すチャンスなのです。
 人は、支えあって生きます。たよりあって幸せになります。最近はやりの「自立心」「独立心」「自己実現」なんて変な言葉は忘れて下さい。孤独になるばかりです。
 心底たより、たよられることに幸せを感じるのが人間本来の姿です。美しい生き方です。それを、私たちに全幅の信頼を寄せて教えてくれるのが幼児たちです。親になって数年間、子どもが5歳くらいになるまでに、人間は、自立なんてできっこない幼児たちから少しずつ「幸せになる方法」を教わるのです。それが太古から行われてきた「幸福の伝承」だったのです。
 産まれたばかりの赤ちゃんに初めて見つめられた時。自分の子どもが初めて笑った時、歩けるようになった時。初めて幼稚園から帰ってきた時。たったそれだけのことで、あなたは幸せになるはずです。その瞬間を心に刻み込むのです。
 幸せになるということは、何かを成し遂げることでも、ビジネスに成功することでも、能力を発揮することでも、他人に勝つことでもありません。幸せを感じながら、幸せを計るものさしをできるだけ多く身につける、ということです。幸せな体験が多い人ほどものさしが広がって、より簡単に幸せになれます。
 「幸せのものさし」を身につけようと思ったら、幼稚園に行って遊んでいる幼児たちを眺めることです。
 「私もここで遊んでいたことがある」と心の中で唱えて下さい。三日も眺めていればたぶん一生大丈夫なくらいのものさしが手に入ります。なぜなら幼稚園で遊んでいる幼児たちほど幸せそうな人たちはいないからです。学者や政治家やお金持ちや偉そうな人たちよりも幼稚園児の方がよほど幸せそうなのです。それを自分の目で確認するのです。すると、幸せとは何かが見えてきます。
 「園長先生はたいてい幸せそうなのに、なんで校長先生は半分くらい不幸そうな顔をしているんだろう」。そんなことを考えてみるといいのです。
 私たちは幼児から幸せの本質を教わるのです。幸せの「手に入れやすさ」を教わるのです。そして、あなたも昔、それを大人たちに教えていたのです。
 新たな生命を宇宙に生み出した時、自分も生み出された、自分も小さかった、ということを思い出すことは、あなたと地球の大切な約束事です。

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