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英語教育コミュの1年間で3年間の英語を勉強する授業

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来年度中学3年生の授業をもちます。
生徒数は3人で、いずれも英語は苦手です。
今年(中2)から指導していますが、代名詞もbe動詞も何もわからない状態でした。別の教員に一年の時にがりがり教科書に沿って指導されてきたのですが、かえって苦手意識ばかり強まってしまったようで、今年は私が引き受けました。
使用教材は小学生用の英語教材。
テキスト「英語ってだいすき」(むさし書房)
テキスト準拠のワークブックと、やはりテキスト準拠の問題集。
リンク:
http://www.musashishobo.co.jp/shop/text01.html (テキスト「英語ってだいすき」)
http://www.musashishobo.co.jp/shop/worknote01.html (はじめての英語問題集)
むさし書房のHPで、もくじやサンプルを見たり、CDを視聴していただくことができます。

テキストはパターンプラクティスで、ひたすらCDをきかせ、繰り返す。いつの例文につき、4〜5個の単語があり、部分的に入れ替えながら練習する。

内容は、指示代名詞、be動詞、名詞の単数複数、人称代名詞、疑問詞whatとwho、三人称単数現在、doとdoesの使い分け、命令文。
だいたい、中学1年生の半分程度の内容です。過去形や進行形は扱っていません。
週3時間の授業で1年間かかりました。
最初はアルファベットがまともに書けませんでしたので、ペンマンシップの練習から始めたほどです。学習能力はやや普通の個たちよりもおとり、国語でも小学校の漢字やカタカナの書き方も指導しています。
内容は中2としては不十分だったかと思いますが、生徒の感想としては、いままで理解不能な英文を読まされ(読めていない)念仏のような文法事項を聞かされ(理解していない)単語を覚えさせられテストをされ(全く覚えていない)、英語の時間は苦痛だったようです。今年はアルファベットが正確に書けることと(鏡文字とかではなく)、英語に対する苦手意識を少しでも取り除くことに重点を置いてきました。
結果として、中1ですませておくべきことですが、人称代名詞の区別と使用ができるようになり、主語に合わせたbe動詞、一般動詞の使い方もできるようになってきました。語彙力は皆無に近いですが。
年度はじめの計画では、小学生用教材も1学期(夏休み前)には終わらせたいと思っていましたが、一気に何ページも進むと生徒もついて来れず、学習意欲を減退させるだけだとわかりました。それからは1日1〜2ページ進むようにし、例文をノートに筆写することを宿題に課し、自主学習の習慣のない生徒に極力英語に取り組む時間を多くとらせるようにしてきました。
生徒の反応は、「わかりやすい」「やっと意味がわかった」「だんだん抵抗がなくなってきた」「英文ってこうなっているんだ」「こんなにたくさん英語を書いたことないよ」
あくまで中1前半レベルですが。後輩の中学一年生は教科書に沿って授業を進め、いまは過去形を勉強していますが。

まだピリオドやコンマの付け忘れ、文頭大文字の原則など、何度も同じところで引っかかるのですが、「なにもわからない状態」から「人称代名詞の格変化が言える」ところまできました。すこしずつ(だましながら)学習意欲をたかめているところです。

前置きが長くなりました。
この新3年生も、一年後には高校(本校高等部)受験をしなくてはなりません。入試に英語がある以上、中学で習う文法は一通り教えておきたいのですが、いい教材、指導法などありましたら教えてください。一年間で3年分の英語の文法・基本表現を効率よく学習させたい、というムシのいい話です。
授業時間は週に3コマ×50分。ただし、2週間6時間のうち一時間はALTとの合同授業になります。

*LDの可能性もあります。専門機関の受診はしていません。
*案の一つとして、各単現の基本例文だけを一通り学習することも考えていますが、表面的学習にならないか心配です。

公教育だけに、本来は教科書に沿った授業をすることが必要なのでしょうが、この学年だけ、特殊事情ということでご理解いただければと思います。お知恵をお借りしたいと思います。

コメント(7)

公教育には疎いので、ご参考までに。

まず、3人の生徒さんが進学される高等部の入試がどれくらいのレベルなのか、で取り組む内容が違ってきます。文法も長文も県立入試レベルで6割とれれば良い、というのであれば、入試日にもよりますが、9ー10月までにとれるコマ数を計算して、文法の優先順位の高いものからやっていけばよいと思います。
ポイントは完璧に理解するまで〜と何コマも同じ単元を引きずらないこと。3コマor2コマで一単元を教えきる、くらいのテンポが理想的かと。そのコマ内で小テストを実施し、何割とれたらOK、と基準をクリアにしてあげれば、生徒さん達も安心すると思います。
入試が最優先課題であれば、その後は過去問を暗記するくらい繰り返しとかせる、類似の問題にあたりながら解説をする、というのが良いかと思います。
漠然と、3年分を一通りと考えるとしんどいですが、ポイントをしぼっていけば難しい話ではないと思います。
ありがとうございます。

本校の高等部を受けるとすれば、問題は我々の自作です。範囲は英検の3級レベル。内容のレベルは英検の4級レベルをベースとしています。
文法事項、単語・表現は教科書を精査して、範囲内のものを出しています。ですので、比較や不定詞、受動態や現在完了なども出題します。
一般に公開している範囲で言えば、文法問題は記号選択制、(am,is,are)の選択とか、長文であれば4級レベルでないように関する質問に答える(選択および記号)というような内容です。
お知恵をお借りしたいと思います。よろしくお願いいたします。
「みるみるわかる基礎英語」三友社出版
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E8%8B%B1%E8%AA%9E/dp/4883222004

10年ほど前、高校で教えていたときに、
「中学の勉強がわからずに入ってきた生徒」に使っていました。説明が簡潔でパターンプラクティス中心です。

当時は、「例文の内容が楽しい」と感じていましたが、
古い本なので、例文がやや時代遅れな感じがします。
おかじゅん、こと岡田順子です。

ボンタックさんの熱意に圧倒されています。

文法習得には、まず、文法だけに学習者の注意を向けさせるため、平易で短い例文で、語彙を気にしなくてすむ文での学習が必要だとおもいますが、ボンタックさんはすでにそれをやっていらっしゃると思います。

あとは、簡単にいえば、「理解したものを覚える」作業が必要でこれももうすでになさっているように思います。

私がよくやる活動で、中学校でも高校でも人気のものに
Copying 4.3.2というのがあります。
文法用にアレンジすると、

同じパターンの例文10こ(生徒さんにあわせて数は変える)


1.
  私は  〜です   生徒

2.
 私の趣味は  〜です  カラオケ

3.
 わたしの父は 〜です  先生


などのように、日本語の上に、10文を最初は4分で速写。
つぎは3分で速写。次は2分で速写。最後はreproduction.
というものです。

私は、教科書本文全体を語彙まで含めて覚えさせたいときに使いますが、
「泣く子もだまる」問題クラスでも十分できる活動として人気です。おかじゅんトップページの、語彙ブログの3つめ(ヤフーのやつ)に具体的なやり方がでています。

表があるので、ここにはちょっとうまく書けません。
すみません。  
おかじゅん、こと岡田順子です。

もうひとつ、よくやる手を思い出したので、参考にならないかもしれませんが、書いてみます。

定着した文法事項と新しい文法事項の比較をし、自分たちで
違いにきづかせる、というものです。

I am a student. 私は学生です。
が定着しているなら、

I am a student. 私は学生です。
I was a student. 私は学生でした。

「どこがかわった?」「どうして変わったと思う?」
とこちらが聞いていくもの。
説明を与えるより、自分たちで気づいたものは定着しやすいです。

高校では、特に、仮定法で功を奏します。
いろいろアドバイスをいただきありがとうございました。

>youkoさん
「みるみるわかる基礎英語」ですね。
ありがとうございます。さっそく取り寄せてみてみたいと思います。
三友社の本は以前もちょっとつかったことがあります。
たしか、「じょいふる英語」とかいう名前だったかと。
たしかにちょっと例や話題が古いのですよね。
でもネット書店での評判もよかったので試してみたいです。

パターンプラクティスで、基本中の基本からおさらいする本として、

「中学3年分の英語が21時間でマスターできる本 この順番で覚えれば、だれでもわかる!」
長沢寿夫/著 、明日香出版社 、2006年7月発行
 
「 中学英語の基本のところが24時間でマスターできる本 この順番で覚えれば、だれでもわかる!
長沢寿夫/著 、明日香出版社 、2006年3月発行

という本も見付けました。取り寄せていますので手に取ってからの判断になりますが、ひょっとしたらテキスト代わりになるかも、と期待しています。



>おかじゅんさん
>>1.
  私は  〜です   生徒

以前流行した、「記号づけ」方式に似ているな、と感じました。
一時期私も似たようなアプローチをとりました。

>>I am a student. 私は学生です。
I was a student. 私は学生でした。

文法事項の説明は最小限にとどめ、自分で類推したり反復を通して機械的に覚えたり、さまざまな活動を盛り込めたらいいな、と思っています。



>Tsunaさん
おっしゃるように、一年間にとれるコマ数を計算して、重要度順に教える順番を考えていきたいと思います。
最低限の文法、単語、熟語、表現に絞らざるをえないので、内容を精選しなければなりませんが。

教科書を教えなければならない、教科書に束縛されている、と考えると、窮屈に感じるのですが、教科書を離れると自分で道筋をつけなくてはならない。
また皆様のお知恵をお借りしながら進めていきたいと思います。
ありがとうございました。

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