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英語教育コミュの教科書に載っている英語例文、その2

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"Jack and Betty" という名の初等英語教科書で英語のイロハを教わった世代の人なら、次のような例文を覚えておられるでしょう。

• You are a girl. あなたは 一人の 少女です
• I am a boy. わたしは 一人の 少年です
• This is a pen. これは 一冊の本です
• There is a book. 一冊の本があります
• I have a pencil. わたしは 一本の鉛筆を持っています

日本語とはまったく違う英語というコトバを、白紙の英語脳に導入するには格好の例文であった、と私は思います。が、こんな英語は、英語人が実際に使うことはない、もう少し生きた英語例文を採用すべきだった、という英語教師が少なくないようです。

英語として実際に使われる頻度が左程多くはないのは、その通りでしょうが、どれも立派な英文です。英文の後に記した日本語訳の方が、はるかに現実離れしております。意味は分かりますが、一言一句そのままに、この四つの日本語文を日常口にするする人は、いません。あくまで、英語という外国語の仕組みの初歩を教えるための便法としての置き換えにすぎません。

ところが、最近、初級英語教科書といえども、実際に使われる”生きた”英語例文を使うべきだと唱える先生たちが増えているようですね。

中には、"You are a boy."/"I am a girl." という例文を取り上げて、「あなたは 少年です」「私は 少女です」などと実際に誰が言うか、見ればわかるじゃないか、というようなことを言って嗤う人もいる。

でも、「です」に相当する動詞が主語によって異なること、日本語では使わない「一つの・一人の」という不定冠詞を必ず使うこと、などを教えるためには、避けて通れない例文です。

実際に使われる場面は、おっしゃるように、ほとんどないかもしれませんが、そのほとんどない使用例を一つだけ、鮮明に覚えております。

マリリン・モンローとトニー・カーチスの二人と競演した「お熱いのがお好き (Some Like It Hot)」で、今は亡きジャック・レモンが、女装はしていても、つい男の地がでそうになる自分に、「おれは、女だ。おれは、女だ」と言って聞かせる場面がありました。英語では、"I'm a girl. I'm a girl."

コメント(6)

「何のために外国語を習うか?」に深く根ざした問題ですね。
簡単にいうと「言語体系を重視するのか、実用を重視するのか」

学校でやる以上は、学問のひとつとしての位置づけでやるべきだと思っています。
そうすると、ミシガンメソッドと文法訳読方式が最良。

しかし、世は「会話重視、実用重視」に大きく傾いていますから、日常会話フレーズを取り入れてお茶を濁していると思われます。
言語体系も大事かもしれませんが、
圧倒的多数の日本人には、実用性が大事だと思います。
より実用性の高い教科書を目指して欲しいものです。

英語は言葉です。
言葉は誰かに思いを伝える道具です。
伝える思いの無い文字列を教えられても、
心に入ってこないのではないでしょうか。
「だって君、女じゃん。俺、男だし!」
”You are a girl, and I'm a boy!」

「俺、ペン持ってるよ」
"I have a pen."

中学生が普通に使うセリフだと思います。

要するにシチュエーションをうまく作って説明すればいいのではないでしょうか。
この発想ぞ、
「教科書を学ぶ」ではなく「教科書で学ぶ」っていうことだなーと感じました。

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