『航空ファン』コミュの航空ファン2025年５月号

　４月からの新年度を控え、『航空ファン』５月号は年度末に退役することになる予定の２機種を扱った「Farewell, C-1 & U-36A」を特集して、３月21日に発売となります（一部発売の遅れる地域があります）。
　50年以上にわたって全国を飛び回った国産初のジェット輸送機、航空自衛隊の川崎C-1と、訓練支援機として導入された海上自衛隊初のジェット機、リアジェットU-36A。両機種とも戦闘機のように前面に出て任務に従事するタイプの航空機ではありませんが、その功績や航空機としての魅力もあり、退役を惜しむ声が内外から多くあります。今月の特集では機微な任務内容のためこれまであまり紹介されてこなかったU-36Aの訓練について独占取材するとともに、運用部隊第81航空隊について紹介。またC-1については運用最終期の日々とフェニックスの記念塗装機、そしてEC-1とともに地上展示とシミュレートテイクオフを見せてくれた入間基地の一般開放についてもリポートします。
　さらに巻頭では日米豪のF-35が揃ったコープノース25を紹介。海外の話題としてはギリシャ空軍F-4E運用50周年、ウクライナへの供与も始まったフランス空軍ミラージュ2000-5F（供与に関する解説ページもあり）、アタカマ砂漠から南極圏までカバーするチリの空軍力などの記事も掲載。さらに国内の話題としてはC-1とU-36Aも参加した小牧基地航空祭（オープンベース）や、CVW-5に配備されたF/A-18E/FブロックⅢなどについても取り扱います。
　読み物でも退役が近づくAV-8BハリアーⅡについてや、イギリスが製造中のテンペスト・デモンストレーターの狙いなどを解説、渡辺洋二氏による不定期連載「個人としての航空戦史」では空冷彗星と攻撃第三飛行隊について執筆いただきました。