消防を１から勉強する会コミュの令別表第１　１６項イの消火器設置について

複合用途防火対象物（１６項イ）の消火器設置についてお教えいただきたいです。

①16項イの消火器設置基準は、「各用途ごとの基準による」となっていると思いますが、
その根拠法令がわかりません。
消防法施行令第10条第1項の「その部分に」から読み解くのでしょうか？

②例えば、木造ラスモル2階建て（内装制限なし）、延べ面積400㎡、テナント数1階4、2階4、計8（特定用途部分2・非特定用途部分6「15項」の複合用途です）、各テナント床面積50㎡の場合、各テナント内に消火器の設置は必要ないですか？
外気に面した廊下に各階２本ずつ（全て粉末１０型）設置してあるのは任意設置と考えていいのですか？それとも廊下に設置しなければならない根拠があるのでしょうか？

長文申し訳ありませんが、お教えいただきたいですm(_ _)m
よろしくお願い致しますm(_ _)m

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 02月17日 17:25

はじめまして、正解であるかどうかはわかりませんが、私の知っている範囲でお答えいたします
まず、ビルが木造であるので、消火器の設置能力単位が半分になるということはありませんね
１階が５０㎡×４テナント、２階が５０㎡×４テナントということですね
消火器の設置基準は用途ごとですので、特定用途だと１５０㎡以上で設置となり、能力単位は１００㎡以上に１能力単位以上の設置が必要となります
ただ、特定用途防火対象物でも、映画館やダンスホール、ナイトクラブなどはすべて消火器が必要となるので注意が必要です
ぽーるすみすさんが②で示した特定用途のテナントが上記以外でしたら必要はありません
次に、歩行距離での設置を見ていきます
消火器は２０メートルごとに１本以上必要となってきますので、これはテナントではなく、建物全体でみます
たいていの建物は、階段や廊下などの共用部分に消火器の本数が最少となるように設置されていますので、１階に消火器１本、２階に消火器１本以上必要だと思います
各階に２本あるのは、歩行距離の問題からからか、単に任意設置かどうかは判断しかねますが、細長い建物で、消火器からの歩行距離が２０メートルを超える場合は、それ以下になるように設置します
その次に、付加設置を見ていきたいと思います
電気設備は１００㎡ごとに１本、多量の火器使用がある場合は２５㎡以上で１本となりますので、それぞれ必要であれば足します
廊下に設置されているのが疑問ということですが、歩行距離から単純に、最少となうように設置されているということだと思います

[2] mixiユーザー 02月22日 00:47

アーバンヒムスさん
本当に丁寧でわかりやすい解説をありがとうございました！！勉強になりますm(__)m

[3] mixiユーザー 02月23日 18:14

ぽーるすみすさん
用途ごとに消火器の設置を要する、の部分についての根拠としては、施行令９条に書かれている通りです。

令９条はカッコ書きで除かれている部分（火報の16項イの300㎡等）以外の部分については、雑居ビル等の1テナントであろうと１の防火対象物として消防設備の設置を要するというものです。

[4] mixiユーザー 03月10日 17:05

質問を見るのが遅くなり、こんな時期になりましたが解決済みでしょうか？

消火器の設置が用途ごとというのは施行令9条からきています。
令9によると、かっこ書きの設備以外は用途を１の防火対象物としてみなすとなってますので、用途単位で設置単位にみたなければ任意となります。（共用部分は面積按分）
なので設問の回答としては特防の用途次第ではありますがまず任意となると思います。
ただうちの火災予防条例では16項300㎡以上は、用途ごとすべてに消火器を設置するよう付加されています。
ですからうちの本部の場合は用途の数だけ各階に設置するようになります。
条例も見てみてください。

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