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アーティストリング in Kochiコミュの高知駅前複合施設構想について

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KKさんと金丸座に行った時のことがこういう形になろうとは。(笑)
正直、県の言う高知駅前複合施設構想についてはたいへん憂慮しています。
いつぞやの市の駅前広場のことよりもずっとずっと深刻な問題だと思っています。
中でも、新県民文化ホールについては他人ごとではいられません。
http://www.pref.kochi.jp/~kikaku/ekimae/document/pamphletP5.pdf
http://www.pref.kochi.jp/~kikaku/ekimae/ekimae.html
なのに現在の県民文化ホールの利用者でもある県内の舞台芸術関係者たちはすでに諦めモードの言葉しか口にしません。また高知市文化協会も静観を決め込んだまま何も行動しようとはしません。
果たしていったい誰が新しい県民文化ホールの利用者になるのでしょうか。
女子大や県立図書館の移転に関してはあちこちで議論されているようなのに、県民文化ホールについては何の議論もせずに議会任せの格好で果たしてこのままで良いのでしょうか。
いったい誰の思惑でこのような事態になっているのか、そしてこれからの県民文化ホールの理想的な在り方はどうあるべきなのか、市民レベルでちゃんと話していく必要性が絶対あるはずなのです。
女子大移転のことにしても、現在の永国寺にある女子大は全て池キャンパスに移転して、新たに設置されるという法務総合学部だけが駅前複合施設に入るという構想を、いったいどれほどの県民が具体的に知っていることでしょう。
http://www.pref.kochi.jp/~kikaku/ekimae/document/pamphletP4.pdf
たくさん議論が必要です。
あのときのように県に対してしっかり意見を出さなければならないと思っています。
http://ekihirokochi.seesaa.net/
このままではやっぱり熱しやすくて冷めやすい県民性は結局何も生み出しません。

コメント(41)

> 11月22日18:30から、高知市市民活動サポートセンターにて「駅前複合施設について語ろう」という会があります。

それは知りませんでした。
http://www.siminkaigi.com/news/2006/news061122.html
http://www.siminkaigi.com/
確かにNPO高知市民会議のWebに催し開催情報としてありますね。このことは他のどこにも載ってないようなのでほとんど知られてないんじゃないでしょうか。
しかしそのときにはもう11月17日(金)で駅前複合施設構想アンケートの受付が終了していますから、そのアンケートの結果報告とかにならないことを期待してます。
http://www.pref.kochi.jp/~kikaku/ekimae/anketo.html
そうなってしまうと「語ろう」といわれても、結果的に「こうなりますから」という「報告を聞く」会ではどうにもなりませんからね。ちなみにあのアンケートは明らかに建設ありきを貫くもので、意見を誘導するかたちになっているのがたいへん残念です。

さて、僕は2000席のホール建設ということそのものに対しては、決して反対ではありません。
2000席のホール建設の必要性も確かにありますからね。
でも何を憂慮しているかというと
・新県民文化ホールに関する市民レベルあるいは利用者のミーティングが行われてないこと
・担当になるはずの高知県文化環境部文化推進課から新県民文化ホールをつくるにあたっての文化政策やビジョンが一切示されないこと
この二点に対して最も憂慮しています。
本来ならば文化環境部がビジョンを示してきちんと音頭取りをするべきことではないかなと思います。
それが単に「2000席のホールを造ります。皆さんどうですか?」という、感覚としては20年前を行くような行政の姿勢が信じられないというのが本音で、バブル期に全国のあちこちに建った公共ホールの反省を一切ふまえていないことにただただ驚くばかりです。ましてや現在のかるぽーとの状況や反省があるはずなのです。県は県、市は市、というのが実際で、文化政策では一切連携はないのでしょうか。現在の県民文化ホールの利用者が、そっくりそのまま新県民文化ホールに移るとでも考えているならますます驚きです。
造るとなれば
・建設費の問題
・管理維持費の問題
・運用面の問題
・指定管理者の問題
等々も出てきますよね。
そして実際の提案者である知事は、造る頃には高知県を去っています。いったい誰が責任ある立場でこの事業を進めていくのでしょう。
本当にきちんと考えなくてはなりません。
> kousakuさんは22日に参加されますか?

もちろんです。
行く義務があると思っています。

> そうか、自分はアコースティックで考えてしまうけど、機械を通すとあんまり大きさとか関係ないかもね。
> 集客とか収入を考えると2000人が必要になってくるのかな。

つまりそういうことですよね。
僕はいわゆる「文化ホール」を造るという計画ではなくて
本質は「コンベンションホール」を造る計画だと感じています。
アコースティックのようなアンプラグドで使える空間のことなど微塵も考えてなくて、「そういう催しについては500席の小ホールをどうぞ使ってください」と実際に県の担当者が説明しに行っているくらいです。
2000席以上の規模のホールというのは、県外からの大きなイベントや全国規模のコンベンション会場としては、「ぢばさんセンター」で代替するしかないですから必要だとも言えるでしょう。
しかし本当にいわゆるそんな箱モノつくってしまえば、結果的に批判されるに違いありません。高知で一度に2000人以上入るイベントなんて、年の内ホンの数回の需要でしょうから。(ただし、その数回が大事なのでしょうが。)
高松の香川県民ホールグランドホールや松山の愛媛県県民文化会館大ホールの稼働率は実際のところどうでしょう。そして地元が主催となっている催しの割合はどのくらいでしょう。
そのことなども考えてみないといけませんよね。
現在の県の考え方は、地域の芸術文化の育成は後回しにしてでも、そうした大きなイベント会場としての機能とコンベンション会場としての機能を合わせたホールがただ単純に欲しいのだということしか伝わってきません。

ここに、新県民文化ホールを造ろうという計画の一番最初のきっかけとなったblogがあります。
http://daichanzeyo.cocolog-nifty.com/0403/2004/06/post_30.html
http://daichanzeyo.cocolog-nifty.com/0403/2004/09/post_8.html
また「駅前複合施設構想パンフレット」の県民文化ホールのページには
> 採算の目安となる2000席があることによってコンサートや舞台が開催しやすくなります。
とありますが誰にとっての「採算か」ということについては触れられていません。これは2004年6月8日の高知新聞夕刊の記事に載っていましたが、県内某イベント会社にとっての採算のことです。
僕は、県の文化政策があまりに無策で、昨年末に文化環境部によって出された「高知県文化振興ビジョン」にしても、何もかもこのイベント会社の思惑に頼らざるを得ず、こうした形で新県民文化ホールに関わるプロジェクトが進められていることをたいへん懸念します。
私達の税金を使って作る公共施設だからこそ、
私達が使いやすい施設を作ってもらいたいし、
私達が、もっと真剣に要望を出し、
世論となって、行政を巻き込んでいくくらいのパワーを持ちたいですね。

今、私達に必要な「文化」とは何か・・・。

私は、出来上がった創造物を宅配便でポンと与えられることではなく、(そのことが無意味とはいいませんが・・・)

私達で、創造の苦しみを分かちつつ、見守りつつ、
ともに成長していくことではないかと思います。

なぜ、今ここにある力を伸ばそうとしないのでしょうか・・・。
互いに刺激し合い、応援しあって、徐々に伸びていくことを、
なぜ、楽しまないのでしょうか・・・

私達の生活そのものは、価値あるもの、もっと尊厳されるべきものだと思います。

そんなことを、明日のカプリースサロンコンサートで演奏してくれる日常のピアニスト近藤文さんと、さっきまで話していました。

高知県文化振興ビジョン・・・にしても、
かるぽーと活性化計画にしても、理想をかかげることは、
すばらしいけれど、
その実戦部隊に、もっと力を入れてもらいたいし、
もっと民間の力を取り入れるべきだと思うのは、
私だけでしょうか・・・
> その実戦部隊に、もっと力を入れてもらいたいし、
> もっと民間の力を取り入れるべきだと思うのは、
> 私だけでしょうか・・・

まなみさんのいう通りだと思います。

かるぽーとをつくろうという計画が持ち上がったとき
高知市文化推進協議会(現高知市文化協会)が中心になってどんな劇場にしたいかというワークショップをたくさんしていました。
まだ20代前半で全くキャリアもなかった僕は、それでもこういう劇場にしようと真面目にアンケートに答えて、「多目的ホールは無目的ホールだ」と、かなり具体的な提案をしたものでした。
しかし、そこにあったものは当初から「1000席のホールを造る」という計画でした。そしてその段階では1000席の計画はもう譲れないものだと言うことでした。
なぜ客席数の話題からしか議論しようとしないのか!?
と、当時はその段階で憤ってしまい、文推協に属しながらもそれ以上関わりを持つことはやめてしまいましたが、今思えば、普段劇場を使いながらも、劇場の借上料金と客席数のことしか考えずに劇場と接していれば、当然そういう議論の流れになっていくのもわからないではないなと思います。
だからたくさんの団体がたくさんのハード面の思惑を言い合い、そしてその結果、あのように「玉虫色の立派なホール」になってしまったのだと思います。
しかしあのとき本当に必要だったのは、きちんとしたソフトの話をするべきだったではないかと思います。
もちろん客席を幾つにしたいという話題など、ハードのデザインを考えることはたいへん重要なことです。
しかしもっと重要なのは、誰がどういう運営をする劇場なのか、そして何を目的とする劇場で何を目指すのかというソフト面のことをきちんと議論することだと思います。
かるぽーとの時はそのことはほとんど議論しなかったように思います。
2000席の劇場が必要だというならそれでもかまいません。
しかしそこに公立公共ホールでありながら、どういうソフトをおくのかという議論をせずに、ハードのことばかりが先行していくことは、行政の感覚があまりに時代遅れだという感が否めません。
そういう行政の感覚だから、これから10年先の高知県の文化指針だという「高知県文化振興ビジョン」にしても、いったいこれが何の役に立つのかさっぱりわからないものになってしまったのだと思います。
http://www.pref.kochi.jp/~bunka/bunka/vision%20saishuu/vision.pdf
劇場をデザインするなら、まずはソフトの話をするべきだと僕は思います。そして劇場におけるソフトのデザインがまちのデザインをつくることにもなります。
例の「高知駅前複合施設構想パンフレット」の県民文化ホールの箇所には
○県民の皆さまが優れた芸術文化を鑑賞する場として、また、芸術活動の拠点としての役割を果たします。
と謳われています。
では、きちんとしたソフトの話をしましょう。
劇場を中心にしたまちづくりの話に繋げましょう。
その「青写真」がないから僕は、「コンベンションホール」を造る計画の間違いではないのか感じています。
あれ?昨日、しっかり書き込みしたはずなのに・・・消えてる!

いっぱいかいたのに〜!!!

もう、今日は、気力がないけれど、
一言。

この地、高知に表現したい!という力を、暖かく見守る環境を
成立させたい。

生意気いわれん、とか、
まだ早い、とかいって、芽吹こうとするものを押さえつけないで。

その芽に、水かけたり、肥料あげたり、添え木をしたりして、
立派な実ができるような土壌にしたい!

ところで、ホールについて・・・
今から、ソフトの話しをしても、遅くないと思う。
> あれ?昨日、しっかり書き込みしたはずなのに・・・消えてる!

え〜〜〜〜!
残念!
どうかまた読ませてください。
よろしくお願いします。

> この地、高知に表現したい!という力を、暖かく見守る環境を
> 成立させたい。

そうですよね。
本当にそうだと思います。
どこか偉そうですが
素敵な後輩たちが
今の僕たちよりも
より良い環境をもっと更に整えていってくれると信じています。
だからそのためにも今の僕たちは出来ることを精一杯頑張らなければならないと思います。
やりたいことだけを徹底的にやるんだということも間違いではないですけれど
そういう文化の循環をつくることも大切なことだと思います。

> 今から、ソフトの話しをしても、遅くないと思う。

はい!
まずソフトがあって、そのソフトをより良いかたちにするハードがデザインされるべきだと思います。
それぞれの専門の視点から、これからの高知に必要だと思われるソフトそのものやその在り方を提案していきましょう。
>だからそのためにも今の僕たちは出来ることを精一杯頑張らなければならないと思います。

ほんとに、そう思います!!
今日は、時間がないので、また、明日続きを・・・
高知県庁の「知事の記者会見(県政記者との懇談会)」というWebに「高知駅前の複合施設」について知事の答弁がアップされています。
また高知県議の坂本茂雄氏(県民クラブ・企画建設委員会副委員長)は、氏自身のWeb上の日記に
10/19「悔いのない判断を」
というタイトルで思いを述べていました。
参考までに。

なお、12月2日(土)14:00〜16:00に県庁正庁ホールで
「高知駅前複合施設」についての県民との意見交換会があるようです。これは主立った各市町村で意見交換会を行っていき、高知市がその最後に行われるというもののようです。
このときは知事も出席するという話ですので、感心のある方は是非出席してみてください。
悔しい〜!!2日は、アトラクトライブ(福岡のサックス奏者深町さんと)のため、その時間はリハーサル中だ〜!!あとで、教えてね!!22日も、会議がはいってる〜!!
KKさん、消えてしまった私の内容は、たいしたことはないのですが・・・。
つまりは、行政関係は、ハード面にのみ、偏りすぎ!と思うということ。
小さなホールに、フルコンサートグランドピアノをおいて、椅子も最高級のもの(数十万する!!)をおいていたりする。その時の町長さんが入れたもの!という証をたてるため!?
フルコンによばんから、ういた経費で、実際に演奏会をして欲しい、と訴えたけど、通らず。(そのスペースに、フルコンは必要ない!)案の定、今では、そのフルコン、殆どつかわれず・・・
そんな立派だけどかわいそうなピアノがどれだけ、県内にねむっているのか!!!

このコミュニティを軸に、実際に顔を見合わせて話をする会ができたらいいですね〜!!
県より、高知コンサートグループのほうへ、駅前複合施設に関する意見交換会の案内がきました。
■11月21日(火)18:30〜20:30
■県民文化ホール第6多目的室(旧高知市中央公民館4F)
*この施設についての構想に関する意見をいただきたい、ということです。
KKさん、お疲れさまでした。
昨日の文化団体との意見交換会には約30団体を代表する人々が集まっていたということでした。
しかしそのほとんどの団体の意見は結局、客席数が2000席が妥当かどうかということに終始していたようです。(というのも僕は出席することが出来ず、伝え聞いただけなので)
文化政策に言及してまずソフトありきで考えるべきだ、と述べたのは、僕らの仲間と、あと市民劇場さんくらいだったということでした。
つまり、高知の文化団体の多くが劇場というハードに対する意識がほとんど持てておらず、以前にも述べたように客席数と利用料金のことでしか劇場の利用に関して判断できない団体が大多数だということが露呈したということです。

今日の会で僕は、まず新ホールはコンベンションホールとしての多目的ホールなのか、それとも文化ホールをイメージしたいわゆる多目的ホールなのかということを尋ねました。
そうすると、あくまで現在の県民文化ホールを引き継ぐ「文化ホール」だという回答でした。
では、県としての文化政策を明らかにするべきではないのか、舞台芸術の拠点となるべき新たな文化ホールに対して、文化推進課がどのようなビジョンを持っているのか聞かせてくれと尋ねましたが、ついに言及されず仕舞いでした。(当たり前です。文化ホールをちょっと規模の大きい公民館としか捉えておらず、貸館業務がほとんどの役割としか考えていなければ文化政策など考えるわけもありませんからね。)
今日は文化ホールだけについての会ではないので、複合施設における劇場のレイアウトもあれこれ意見が出されました。(といっても一般参加者は6名でしたが)

そこでかなり乱暴でしたけれども、駅前に2000席が必要だというなら、現在のプランよりかなりコストダウンした形でコンベンションを目的とした非常にゆるい最低限の多目的ホールをつくったらどうかと述べたわけでした。(その際、500席小ホールはつくらずに。)そして今の県民文化ホールはとにかく大改修して、これからの高知県の文化政策を実現する劇場にしてくれと述べました。
2000席のコンベンションホールは確かに何かの全国大会を開くには最低限のキャパシティであるようにそれぞれの分野で規定もされていますからね。
とにかく同じつくるなら何かの専門性を持った公共ホールをつくるべきだというのが現在の常識というものではないでしょうか。

しかし、それでも現在の県民文化ホールの最低限の機能は引き継ぐ形で2000席の新県民文化ホールをつくるというなら話は別です。
本当に2000席のホールが出来たならば、もはや県内の企業では適正な指定管理者になれるところなど何処もないでしょう。となれば、その指定管理者を県外に求めるか県が直轄で管理運営するしかないように思われます。県外に指定管理者を求めればまたしても高知県のお金を県外に流すことになりますし、また現在の予算のひっ迫した高知県文化財団では指定管理者に名乗りを上げることもできないでしょう。ましてや県の直轄ともなればアウトソーシングを進めている県の方針とは逆行してしまいますから、矛盾が生じてしまいます。

今日の会では、文化政策を聞かせろというこちらの質問に対して、逆にどのような政策が必要だと思われるか教えろと言われてしまいました。
とりあえず(笑)それでも2000席の新県民文化ホールをつくるとして、今日はそこまで述べませんでしたけれども、ならば建設費もとりあえず除外して、500席のホールとは別に、100〜200席程度の小ホールをつくってはどうかと思います。
つまり2000席の大ホールと500席の中ホールと100〜200の小ホールをつくるわけです。どう考えても大ホールは全国大会規模のコンベンションかイベント業者しか利用できない外向きのホールになります。そこで中ホールと小ホールは音楽や演劇などの何れかの専用ホールとし、管理運営に関しては地元アーティストたちが運営するNPOが行うかたちにするのです。
そしてホール全体を統括する芸術監督制をしくのです。芸術監督制が難しいなら、アートコーディネーターより強力な形でアートプロデューサーによる事業のデザインが考えられてもokだと思います。
そこまでやって、とりあえず何とか高知県としての文化政策が実現出来るというものではないでしょうか。
さらに、県立のホールの役割としては、各市町村立ホールのモデルになるべき政策や、または技術やコンテンツの支援を行うリーダー的ホールになるのが理想的なようにも思います。
例えば以上のような見解を持って、より具体的な政策を文化推進課が打ち出し、新県民文化ホールの構想を県民に投げかけるのが本来の在り方なのではないでしょうか。

県民に青写真を展開した段階でありながら、県としての具体的な政策もビジョンもない、とりあえずデカイ建物をつくってあとは皆さんどうぞ自由に使ってください、という姿勢こそ、まさに「ハコモノ行政」と呼ばれるものじゃないでしょうか。
どうか多くの県民の皆さんに、現段階におけるこの計画は、ずさんな実体のないものであり、「ハコモノ行政」そのものだと言うことを理解してもらいたいと思います。(いつも建物ができてから「ハコモノ行政」呼ばわりしてしまうのが地域住民の悪い癖です。)
でなければ、一刻も早く新県民文化ホールを拠点に執られるべき文化政策を明らかにして貰いたいものだと思います。
今日はそんなことを思ったことでした。
2000席の大ホールと500席の中ホールと100〜200の小ホールをつくるわけは、
この大ホールと中ホールが現在の県民文化ホールの機能をまるまる引き継いだものだとすれば、
小ホールは今までの高知になかった公共ホールをイメージしています。
実際100〜200席というのは自由民権記念館の民権ホールやかるぽーとの小ホールがそれにあたるかもしれません。
しかしあのスペースに実際の利用者である自分たちが満足したでしょうか。民権ホールは舞台裏を持たないステージと客席だけしかないというたいへん手狭なホールですし、またかるぽーと小ホールは天井が高すぎて使いにくいように思います。
しかし100〜200席の小ホールというのが、地元のアーティストたちが実際最も利用したいスペースではないでしょうか。そしてさらに高校生たちが独自に使うのにも使いやすいスペースになり得るはずなのです。学校関係の大会などではなく、ホール側からのアウトリーチでもなく、高校生たちが積極的に公共ホールのユーザーとして劇場に関わっていくという環境こそ、高知における未来のホールの在り方を変えていくものだと思います。

> 池袋の芸術劇場のようですね。
> 大とは別に小が2つくらいありましたよね、確か。

しかし東京芸術劇場は、利用料金が物凄く高くて利用者にとってちょっと手を出しにくくて評判が悪いと聞きます。
アートネットワークジャパンの東京国際芸術祭なんかもやってましたが、たいへん立派すぎる建物ですよね。

> 私としても、100席くらいの劇場があると嬉しいですが(いろいろ使えそうだし)、そんなにいくつも作ってくれるかなー、と思います。
> 大都市ならともかく、高知でそんなに需要があるか、と言われそうです。

高松市のサンポートホール高松は、大ホールが1500席の他に、プロセニアム型とボックス型の300席の小ホールを二つ持っています。なかなかユニークな発想ですよね。
http://www.sunport-hall.jp/shisetu/index.htm
まあ、僕のイメージする小ホールはそんな立派なものでなくて良いと思っていますが、少なくともとにかく使い勝手の良い小ホールは必要だと思うのです。
そういう使いやすい優れた小ホールは2000席のホールよりも、絶対必要なはずなのです。きっと稼働率は2000席の大ホールよりも高くなるでしょう。

そして、中ホールと小ホールの管理運営をNPOが行うかたちにする理由には、コンビニエンスストアのように24時間利用可能にするということを前提としています。
実際、仕事を終えて夕方から創作活動にはいるというのが地元アーティストの現状だと思います。19時から22時の利用でいったい何が出来るでしょう。24時間利用できてやっと効率の良い舞台成果に繋がるはずなのです。
そして複数つくると言っていたリハ室は、例えば低料金で使える稽古場として24時間最大3ヶ月間くらいまで占有利用することも可能にするのです。
高知などでは、そこまでしてやっと芸術創造の場としての公共ホールの役割が担えるというものです。
つまり、これまでの単なる発表の場としてのホールではなく、創造の場としてのホールの利用も出来るようにシフトするのです。
そういう視点さえも持たずに「高知からの文化の創造と発信をするんだ」などと、例の文化振興ビジョンに謳われていますが、あのビジョンが10年先までのビジョンだというならば、30年50年先を見越した新県民文化ホールの在り方を示してみるべきだと思います。
いや、これは決して大袈裟で極端な話ではなくて、普通にあるべき公共ホールの在り方だと本当に思っています。
そうなんですよね、使うのは私達・・・。
私も、幾度も失望してきましたけど、諦めてはいません。

県民文化ホールを残すかどうかで、随分話は違ってくると思います。今でさえ、かるぽーとの稼働率が低くて、非難されているのに、2000と500のホールができたら、文化ホールの稼働率も悪くなりますね。

500のホールが、2つも必要でしょうか?
グリーンホールがのこるのであれば、2〜300のホールを2つほしい。3つあってもいい。100でもいい。

とにかく、税金も使うことだから、文化政策を明示してもらいたいですね。これ以上、文化施設が税金の無駄使い、と非難されないように・・・。

そのためにも、使用者が使いたくなる施設、使いやすい施設を、1回や2回の討論ではなく、徹底的にやってもらいたい。

夜10時以降の使用可についても、ぜひぜひ検討してもらいたいですね!!
> 500のホールが、2つも必要でしょうか?

違いますよ。

> 現在の県民文化ホールの最低限の機能は引き継ぐ形で2000席の新県民文化ホールをつくる

というのは現在の県のプランですから
今ある県民文化ホールは取り壊されて土地も売却されるのです。
なので、構想通りの2000席の大ホールと500席の小ホールが高知駅前複合施設に出来るならば、別のプランではどうかというものなんです。
僕の提案したのは、複合施設には500席の小ホールはつくらずに、コンベンション専用の2000席のホールをつくれば、余ったお金で現在の県民文化ホールをきちんと改修してはどうかというものです。
ですから500席のホールを2つつくって欲しいという提案ではないんです。

さて、平成13年にできた国の「文化芸術振興基本法」における第一章 総則の基本理念には以下のような条文が謳われています。

第二条 文化芸術の振興に当たっては、文化芸術活動を行う者の自主性が十分に尊重されなければならない。
2 文化芸術の振興に当たっては、文化芸術活動を行う者の創造性が十分に尊重されるとともに、その地位の向上が図られ、その能力が十分に発揮されるよう考慮されなければならない。
3 文化芸術の振興に当たっては、文化芸術を創造し、享受することが人々の生まれながらの権利であることにかんがみ、国民がその居住する地域にかかわらず等しく、文化芸術を鑑賞し、これに参加し、又はこれを創造することができるような環境の整備が図られなければならない。
4 文化芸術の振興に当たっては、我が国において、文化芸術活動が活発に行われるような環境を醸成することを旨として文化芸術の発展が図られ、ひいては世界の文化芸術の発展に資するものであるよう考慮されなければならない。
5 文化芸術の振興に当たっては、多様な文化芸術の保護及び発展が図られなければならない。
6 文化芸術の振興に当たっては、地域の人々により主体的に文化芸術活動が行われるよう配慮するとともに、各地域の歴史、風土等を反映した特色ある文化芸術の発展が図られなければならない。
7 文化芸術の振興に当たっては、我が国の文化芸術が広く世界へ発信されるよう、文化芸術に係る
国際的な交流及び貢献の推進が図られなければならない。
8 文化芸術の振興に当たっては、文化芸術活動を行う者その他広く国民の意見が反映されるよう十分配慮されなければならない。
http://www.bunka.go.jp/1aramasi/main.asp{0fl=show&id=1000001203&clc=1000000001&cmc=1000000025&cli=1000001106&cmi=1000001199{9.html

だとすれば、今度の複合施設に出来るというホールがあくまで「文化ホール」だということなら、今のような県の話のすすめ方はこの法律に反するもので、たいへんおかしいものであると思います。
やはり、「文化芸術振興基本法」の基本理念を根拠にした政策を県民に提案して貰いたいものだと思うのです。
kousaku さん、凄いね!この、もっともらしき、言葉の羅列・・・。何のための基本法なんでしょう・・・。あまりにも、理念と実際がかけ離れすぎている・・・。
なぜもっと、行政とアーティストが一致協力して、行動をおこせないのだろうか・・・。

と、嘆いていないで、どうすればいいのかを、かんがえなくっちゃ!

ところで、500のホールが2つでないことは、わかったけれど、
もし、1000と、1500と、2000のホールが存在するようになったら、その3つのホールの稼働率って、大丈夫なんでしょうか・・・。
「文化芸術振興基本法」の基本理念はやっぱり大したもので、それを根拠に県は「高知県文化振興ビジョン」をつくったらしいですが、できたビジョンはあまりにお粗末ですし、新県民文化ホールをつくるという割には一切話題にさえ上りません。
「高知県文化振興ビジョン」をつくるには、それなりに税金が投入されたはずなのです。委員の中には本当に真剣に意見を述べた方もいたはずのなのです。しかし最終的にできたものは恐ろしく時代錯誤なもので、実際どれほどの効力があるものか甚だ疑問です。案としてWeb上に公開されたとき、その案に対する意見を募集していましたので、僕たちは真剣に「こうあるべきだという提案」と「ここがおかしいのではないか」という質問を送りました。
そうすると県の担当者から口頭で「ご意見ありがとうございました。一応参考にさせてもらいますが、あれはもう変えることはできませんから。」という驚くべき返事を貰ったことでした。変えることが出来ないというならわざわざ案だと言って意見を求めることはないんだと頭に来ました。これから10年先までを見通した高知県の文化振興ビジョンだというから、穴だらけの案に対してこちらは真剣に意見を述べたのです。本当にふざけるのもいい加減にしろと思ったことでした。

あ、稼働率の話でしたね。
> もし、1000と、1500と、2000のホールが存在するようになったら
ということは、要するに問題は2000席の「コンベンションホール」の問題と言うことで考えればいいと思います。
つまり「コンベンション専用ホール」ですから、「文化ホール」とは競合しません。なので基本的に稼働率は今までと変化ないと考えればいいと思います。
(ちなみにこのプランはあまり現実的でないかもしれないと思っています。というのも高知駅前複合施設は今の県民文化ホールのある土地を売却してつくることでお金をひねり出そうとしているものですから、今の県民文化ホールを残してコンベンションホールだけを駅前につくればいいというプランは、言ってはみたものの、実はかなり無理があるようにも思っています。)

またしても脱線しました。
さて、稼働率という問題です。
現在の県民文化ホールにしてもかるぽーとにしても、明らかに「貸館業務」としての弊害が多く現れています。
これは、地方自治法で定める「公の施設」であるために、その利用については公平性が求められ、文化芸術活動と企業による営利活動等が全く同じに扱われなければならないことが原因となっています。(だから毎月頭に行われる抽選会で全ての団体が公平にくじ引きをしますよね。)
そして、施設利用の成果が「稼働率」という数字だけで判断されているため、本来の「文化施設」としての利用促進がなされていません。
やはりいわゆる「公の施設」というこれまでの考え方ではなく、これからは「文化芸術拠点施設」という捉え方が必要だと思われます。
なので、新たにできる県民文化ホール(だけに限らず文化関連施設)は「公の施設」ではなく「文化芸術拠点施設」であることの位置づけを、県条例等で制定して、明確化することが必要だと思います。
また、特に県民文化ホールのような施設では、その業務によって少なくとも「貸館事業部門」と「文化芸術事業部門」の二つに分かれることが必要だと思われます。
そうすると単に「稼働率」という物差しだけで計らなくても良くなります。大切なことは「稼働率」という単純な「アウトプット」の成果ではなく、文化活動に「どのような変化が生まれたのか」という「アウトカム」の成果をこれからの評価として基準をおくべきなのです。
そういうふうに考えていくのが文化政策であり、県としてのソフトの考え方ではないでしょうか。
(きっとこう考えれば、県が建設前から密かにイベント会社に持ちかけて、稼働率を上げるための口約束などを水面下で取り交わす必要などないと思うのです。)
その通り・・・だと思います。
こう明確に表現してもらって、なんか、気持ちがすっきりします!!
「高知県文化振興ビジョン」の案に対する意見募集の話は、開いた口がふさがりません!
行政の体質的に、しょうがない・・・(興味のない人が、業務にあたっても、何も期待できない・・・!)
その手の話は、いっぱいあります。

きっと行政関係の殆どの人が、給料なしで働くということに対してバカバカしいと思うのでしょうね・・・。でも、自営業は、無給でも、もしくは、自己負担の出費を伴っても、次に繋がると思えば行動を起こしていくのが普通なのですけれど・・・。

あ、いかんいかん、ついつい、kousaku節に刺激されて横道にそれてしもうた・・・

しかし!コンベンションホールとしての2000のホールで、1500のオレンジがなくなるのなら、それって、大きな問題ではありませんか!!

オレンジホールは響きもいいですよ!

オレンジをつぶすのなら、2000のホールはちゃんとしたホールにしてもらわないと・・・ まずいです!!!

駅前ホールができたら、しばらくは、次のめどがないでしょうから、けっこう、今、大問題ですよね!!!!!
今日、かるぽーと評議会があり、いってきました。
県のホールとの共存、連携のことや、貸し館ではなく、文化拠点としてのあり方を・・・と、意見してきましたが、会議終了後、専務理事さんが、すっと近くにおいでて、県は何もいってこないのですよ、といわれるんです!!で、さりげなく、かるぽーとの意見はもちろんきかれていますよね?と、伝えて欲しいとおっしゃっていました・・・。かるぽーとには、山ほどノウハウがあるのに、何もきいてこない県とは・・・???

より良いものをつくるために、市も、県も一緒になって協力して欲しいですね!
ほんとに、そうやね!
でも、今日は、明るい日差しが・・・
かるぽーとの専務理事さんが、県に協力したいとおっしゃっていたのですから・・・
そのことを知ってしまったら、行動をおこさずにはいられませんね・・・。
でも、僕がもっと危惧することは、知事の

> バックギアーという表現をしておりますけれども
http://www.pref.kochi.jp/~hisho/chiji/kaiken-18_10_20.html#4

などという表現がとても気になることです。
ここまで、高知駅前に出来るという複合施設の県民文化ホールの在り方についてあれこれ話してきましたけれども、より危惧するのはこの知事の言葉です。
というのも、水面下の噂では、新県民文化ホールを複合施設に入れるのはかなり旗色が悪いらしいという話をあちこちで聞きます。
なので、この複合施設における新県民文化ホール構想が白紙になった場合、僕たちの高知県における文化政策に対する思いも全てチャラになってしまいそうな、そんな心配をしています。
僕は、この複合施設に関する新県民文化ホールの話をきっかけに、高知県の文化政策を動かす機会にどうかなって欲しいと強く思っています。
この「バックギアー」という知事のよくする表現ですが、新県民文化ホールがないならば、何もかもがナシと言うことにならないようにしなければならないと思っています。
本当にどうか、単なる巨大なハードを整備するかどうかの話にとどまることなく、このことが高知県の文化政策を大きく転換させるきっかけにしなければないと僕は願ってます。
なのでもし、「あーそーか、新県民文化ホールは出来ないのか」となったときに、何もかもが「バックギアー」にシフトしないよう、注意深く考えていきたいと思います。
なので、あくまで僕がこの2000席ホールの構想に賛成でも反対でもないという思いがあるのは、とにかく高知県の明確な文化政策が働くならば、是非一緒に考えていきたいと思うからです。
僕たちには高知県の文化状況をより良くしていくために、まだまだできることや、やらなければならないことがたくさんあります。
中央から来たマーケットにのった商品こそが人々に受け入れられる文化なのだ、地方はその受け皿で良いのだとまことしやかにいう人たちがいますけれども、そうではない、地域に生活する僕たちが、地域に生活するからこそ生み出せる表現を、より豊かに提示できる環境を整えていけるように知恵を出し合っていかねばならないと強く思います。
だからこそ、例えどういう展開になろうとも、この議論を終わらせてはならないと思います。
何なんだ今朝の高知新聞は

JR高知駅前 複合施設に異論続出
http://www.kochinews.co.jp/0612/061203headline01.htm#shimen1

それから読売新聞はというと

高知駅前複合施設 県民から批判続出
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news001.htm

うーん
そう伝えてしまうかと残念です。
確かに収拾のつかない会ではありました。
しかしこの報道からは県と県民の対立の構図しか伝わってきません。マスコミもこの複合施設構想には反対の旗を振っているという感じでしょうか。
昨日の会はせっかくの機会だというのに、それぞれが自分の思いを主張しすぎて、とても勿体ない会となってしまいました。
まぁ、そうなることはじゅうぶん予想される範囲内のことでしたけれども。
とりあえず僕も、客席数の話や施設の老朽化、耐震問題を先に出して、新ホールの話を持ち出すべきではないのではないか、パンフレットには「芸術文化活動の拠点としての役割を果たします」とあるが、文化推進課として新ホールにおける文化政策をきちんと示して欲しい、議論はそこからだ、と意見を述べたことでしたけれども、「複合施設」という「ハード」についての意見交換が主な会であったためか、僕の意見に対して拍手は何度か起こったものの、実際のところ参加者の多くにはあまりピンと来てなかったかもしれません。
大切なことは「つくる・つくらない」ということだけではなくて、この財政難のなかで、これからの県立施設をどう考えて活用していくのかということだと思っています。
それに図書館に関しては、跡地はどうなるのかという質問はあったものの、具体的な意見は誰一人述べることさえありませんでした。理想的な図書館とはどうあるべきなのか、そのことに関しては一切触れられていないのです。

ところで、僕の意見に対しての回答のなかで(もちろん回答にはなってないのですが)
新県民文化ホールでは、なんとリハ室を公演会場としても使えるようにする構想だと言ってました。そしてキャパ200だと言います。
ん?
待てよ、リハ室が公演会場になるのは良いけど、つまり完全ボックス型タイプのキャパ200のスペースとなったら、かるぽーと小ホールとモロに拮抗するではないか。何だそりゃ?
うーん。
リハ室を公演会場に転用できるとなると、確かにキャパ200程度のフリースペースと言うことになるのでしょうが、果たしてそんな考え方で良いのかなぁ、と思ってしまいました。
やっぱり県として、この構想についてはもっとしっかり考えないといけないぞと思います。
至近距離にある市のホールと被ることをやってはいけないと思いますし、そうならないためにも、ハードの話から構想を始めるのではなくてソフトの話から構想を始めるべきだと、あらためて思いました。

そして最後に知事は、新県民文化ホールは、もちろん県内のアーティストの活動拠点となるべきだと思うけれども、一方で現在の県民文化ホールではいくら改修したところで倖田來未は絶対に来ない。若者に新県民文化ホールで流行のアーティストを見せてあげたいのだ。それは青春時代の思い出として絶対大切なものである筈だ。そういう機会を若者に与えてやらないといけないのだ、と言いました。
県の公共ホールの役割を考えたときに、そこまで首長が貸館業務としての役割を強調する理由はいったい何なのかなぁ、とかなり残念に思ったことでした。
うーん。
ところで
倖田來未のことが気になって
彼女のWebを覗いてみたところ
http://www.rhythmzone.net/koda/tour06/
ツアースケジュールには
2007年2月1日(木)高知県立県民文化ホール・オレンジ
というのが出ていました!
(ちなみに県内イベント会社のWebにはまだupされていないようですが)
どういうことでしょう、橋本知事。
僕は橋本知事を悪く言うつもりは一切無いけれども、やっぱりこれは一体何なんだ?と思ってしまいます。
2000席のホールがなければ彼女は来ないと最後の最後に(ちなみに僕とずっと視線を合わせたまま)そのことをやたらと強調して見せて、大見得切ったのはどういう意味があったのでしょう。
そして高知の次は松山市民会館です。
愛媛県県民文化会館大ホールではないのです。
なおかつ知事は12月2日の意見交換会の前日には県内イベント会社の人とも会った筈なのです。
そのイベント会社の主催で彼女の公演があるのにも関わらず、その情報はきちんと聞いてなかったのでしょうか。
いや実は知っていたとして、このイベント会社が高知にあるからこそ彼女の高知公演が成立したのだとでも言いたかったのでしょうか。
何れにしてもこれは完全な「失言」であることに違いはありません。

いわゆるイベント会社による興行について、確かに知事の言うように、それが地域で見られない、参加できないというのは大きな文化的機会の損失であるということもできるでしょう。
しかしです。
あくまでイベント会社による興行は、「貸館業務」という、何処まで行っても文化ホールと呼ばれる公共ホールの果たすべき役割の内のほんの一部にしか過ぎないのです。(これが知事の言うように高知県の若者にとって本当に必要だから、高知県として彼女を税金で呼ぶのだとまで言えば話は別でしょうが)

だから僕は文化環境部文化推進課に対して、新県民文化ホールにおいて高知県の文化政策として何をしようとしているのかとにかく明らかにしてください、と求めたのです。

このままではある種の談合のようだと言われているように、「新県民文化ホールはデュークホールなのだ」という噂を助長しかねません。
さて、明日からいよいよ高知県議会の12月定例会が始まります。
そこで、今更ながらちょっと高知県のWebを覗いてみたところ
こういうページにぶつかりました。
http://www.pref.kochi.jp/~seisui/document/tyo060919.pdf

庁議の概要
開催日:H18.9.19

というものです。
で、その項目に

2 新しい文化ホールの基本的な考え方について【文化環境部】

というのがありました。
そして、そこにはこう書かれてありました。

2 新しい文化ホールの基本的な考え方について【文化環境部】
文化環境部より、新しい文化ホールの考え方について概要説明を行った後、意見交換した。
【説明概要】
・ 新しい文化ホールの整備に係る基本的なスタンスは、県民文化ホールと同様に、県民が優れた芸術鑑賞に触れる場や、主体的に芸術文化活動に参加するための拠点としての役割を担うこと。また、誰もが利用しやすい設備の整備と運営の充実を図る。
・ 新文化ホールも、県民文化ホールと同様に、大小2ホールで構成し、その位置もできる限り近接させる。
・ コンサート等の開催に相応しい規模と機能を持つと共に、各種大会やコンベンションにも対応できる多目的文化ホールとする。
・ 大ホールは2,000 席程度とし、客席は2層程度。1階のみを使用する場合を考慮して、1階席は1,200〜1,300 席程度とする。(県民文化ホールは1,000 席)
・ 客席は、現状より座席幅と前後幅に余裕を持たせて、後方席からの視覚やバリアフリーに配慮した設計とする。
・ 音響設備、照明設備等は過剰なシステムとならないよう整備する一方、主催者持込み機材に対応できるよう、電気容量や吊物バトンの耐荷重など基幹的機能は充実させる。
・ 搬入口は大型トラック3 台分程度が作業できる広さを確保し、荷捌きスペースから舞台までシンプルな動線を計画する。楽屋は10 室程度設ける。
・ 小ホールは500 席程度とするほかは、大ホールと同様に整備する。
・ リハーサル室は250 ?程度を整備し、単独で貸出しも行う。100〜200 人程度の発表会にも対応できるミニホールとして活用する。このほか、広さの異なる練習室も設ける予定。
・ 共用部分として、両ホールともホワイエ(入場後のロビー部分)は十分な面積を確保し、託児サービス等も確保する。
・ 駅前複合施設の整備であるからには、複合施設としてのメリットを生かして、にぎわうエントランスの配置等を考えたい。
【主な意見】
・ 大ホールは2,000 席とした理由は何か。
→ コンベンションや交響楽団などを呼ぶとなると、2,000 席は必要となるため。
・ 2,000 席構えたら、全国からそれに対応したイベントを呼ぶことができるのか。
→ 整備したからといって確実にイベントがやって来るかということはあるが、興行規模の最低条件として2,000 席は必要だ。
・ 使用料収入を考えた場合、ホールの稼働率はどの程度あれば、収支が合うのか。
→ もともとの設定として、100%稼動しても収支は見合わないと思う。施設維持費だけで相当なものになる。
・ 9 月県議会では、どのように議論していただくのか。
→ 今議会において、駅前複合施設を構成する主な3つの施設(県立大学、文化ホール及び県立図書館)について、それぞれの考え方をお示しして、議会からの意見を頂く。そのうえで、複合施設全体としての構想(青写真)を示して議論したい。

驚きました。

> ・ 使用料収入を考えた場合、ホールの稼働率はどの程度あれば、収支が合うのか。
> → もともとの設定として、100%稼動しても収支は見合わないと思う。施設維持費だけで相当なものになる。

凄いです。
最初からそういう見通しで進んでいる計画だとはこれまでの説明には一切ありません。
(いや、凄いのはこの情報を秘密裏にせず、まともにupしている県の感覚なのかもしれませんが)

ならばです。
ならばやはり、知事の「倖田來未」という論法では絶対ダメでしょう。
本当に高知県に2000席のホールが必要だと言い切るなら反対はしません。
しかし、そういうことが既に見通されているならば「ハードの建設ありき」という非常に幼い感覚ではなく、新県民文化ホールにおける「設立目的」とその「運用方法」について、きちんとした大人の議論をした上でこの計画を進めていかなければ本当に取り返しのつかないことになります。
そういう見通しがあるにもかかわらず、知事の論法ではまるで、高知市の中央商店街に確実に打撃を与えると言われていたのに、シネコンをつくる運動を展開していった、にわか市民活動家の発言のような感覚に聞こえます。
大丈夫なのか高知県!
どうかきちんとした文化政策をやってくれ!
本音は真剣に提言もし、協力も惜しまず、きちんと応援しようと思っているんだから!
税金を無駄に使わないでくれ!
> ・ 使用料収入を考えた場合、ホールの稼働率はどの程度あれば、収支が合うのか。
> → もともとの設定として、100%稼動しても収支は見合わないと思う。施設維持費だけで相当なものになる。

私も、ここのところは、開いた口がふさがりません。
そんな、初めから大赤字を抱えるとわかっていて作るなんて・・・この貧乏県にとって、どれだけのメリットがあるのでしょうか?

殆どのひとが、どれだけの思いで、税金を納めているのか・・・
もっと、真剣に考えてもらいたい。

倖田來未は、知らないけど、
「若者に新県民文化ホールで流行のアーティストを見せてあげたいのだ。」・・・そのための、犠牲は大きすぎると思う。

もっともっと優先せべきことがあるし、
そんなお金があれば、山村問題にお金をかけるべきだ。

大きなホールによばない。
公民館などのない地区には、かんたんな芝居小屋でいい。
高知県全体が元気になるような政策をかんがえて欲しい・・・。

日々の苦労や痛みを忘れさせて、明日への活力をみいだすことのできる芸術活動が、県内のあちこちでさかんになれば、地元アーティストが育ち、県がどんどん活性化すると思う。
こういう引用の仕方も仕方もどうかと思うけど
いずれ消えてしまうのでとりあえず参考にまで。
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熊本城下のまちづくり協:劇場備えた文化施設を 熊本市長に申し入れ /熊本
 熊本市桜町の住民や企業でつくる「熊本城下のまちづくり協議会桜町地区会議」が4日、幸山政史市長に同市花畑町に劇場を中心とした文化施設の建設などを提案した。同時に、市が策定中の中心市街地活性化基本計画に盛り込むよう求めており、幸山市長は「具体的な提案を大事にしながら検討したい」と答えた。【谷本仁美】

 地元自治会長なども務める安部勝巳・同会議会長らは「上通、下通商店街からの人の流れがあるサンロード新市街と、交通センターとの間で人の流れが分断されている」と指摘した。

 そこで、花畑公園に隣接する駐車場と市産業文化会館敷地を合わせた約4800平方メートルに劇場と商業施設も備えた施設が必要だと提案。単なるホールではなく、専用のけいこ場を備え全国から集客できるような特徴ある劇場を目指す。熊本城に近い景観に配慮し、建物は低層とする。

 施設の構造や劇場の座席数など、詳細はまだ未定。安部会長らは「方向性だけでもできるだけ早く示し、市の基本計画に盛り込んでもらいたい」と話した。地権者からはおおむね前向きな回答を得ているという。

毎日新聞 2006年12月5日

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/archive/news/2006/12/05/20061205ddlk43040493000c.html
---------------------
ちゃんとまじめに考えているところはみんな頑張ってる。
そしてこのニュースを伝えてるもう一つのサイトも参考に。
ここは消えないと思われるのでURLのみをupしとく。
http://fringe.jp/topics/0612.html#091
何でも、全国で求人情報誌を発行する株式会社雇用促進事業会による発案らしく、計画では「熊本で生まれ育った作品が東京などで演じられる発信拠点」をコンセプトにした構想だとか。
高知の行政もそう考えて行きましょうよねぇ。
文化ホールを単なるイベント屋さんへの貸館と考えずに。
知事の言う、若者の青春時代の思い出づくりのためになら、座席数の少ないことで得られない収入に問題があるのなら、アーティストに必要経費として県が補助金の形で支払ってやればいいと思うんだけどねぇ。本当の本当に必要なら。もちろんイベント屋さんへの業務委託費ではなくね。

NPO高知市民会議さんなんかも頑張らないかなぁ。
期待してるんだけどなぁ。
複合施設構想はとんでもない話なのに、市民運動としての動きが全然どこも見えないものなぁ。
立ち消えになるかどうかは別にして、県民がちゃんと関わっていこうとする姿勢がとても大切だと思うんだけどねぇ。
6月企画建設委員会 岡崎企画調整課長の答弁

 県民文化ホールでございます。県民文化ホールにつきましては背景のところに記載をしておりますとおり、昭和51年11月の開館から既に30年近くが経過をしておりまして、耐震改修や空調設備など各種施設の大規模更新が必要であるという状況にございます。経過の欄に記載しておりますように平成18年3月、この3月からホールを運営していく上で必要最小限の空調設備、あるいはアスベスト除去等の工事を行っております。
 また、複合施設構想への取り組み状況でございますが、平成18年1月から実施をしておりました県内の文化団体等23団体でございますが、意見の聞き取りを現在ほぼ終えまして、現在はこの下の欄にありますように、県外ホールへの追加調査も行いながら、こういった情報を整理分析した上で、今後県民文化ホールのあり方について
取りまとめていく予定でございます。
http://www.gikai.pref.kochi.jp/discuss/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=webusr&PWD=&A=frameNittei&XM=000000000000000&L=1&S=15&D=-1&Y=%95%bd%90%ac18%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=5&N=14&W1=&W2=&W3=&W4=&DU=0&WDT=1

たったそれだけか。
県はたった23団体だけのヒアリングで済まそうという気か。
やっぱりそういう感覚ですすめていた計画なのか。
つまり県の職員の感覚は、新しい文化ホールも現在の文化ホールのユーザーだけが使えばいいとだけ考えているということだ。
ここには文化政策など微塵もない。
稼働率が確実に減るという問題意識と赤字ホールになり続けることへの危機感もない。
新しいユーザーを開拓しなければならないという感覚も舞台芸術を楽しむ人口を増やさなければならないという使命感さえもない。
その調査をつぶさにするのが新しい文化ホールをつくるための県の仕事というものだろう。
まだ決まったわけではないと説明を繰り返していきながら、ある日突然、もう決まっているものだからと言い出すつもりだろう。どうにもこの新しい文化ホールの2000席500席構想は既に揺るぎのないものなのか。
ふざけすぎている。

こんな情報にぶち当たって愕然とした。
なんだか、寂しいですね。
文化というものが、今の世の中、すごく、軽視されている。

ずっと思ってきたけど、
「アーティストはこんなに一生懸命にやっても、儲からない、
なんとか生活できたらラッキー!」というレベルの環境では、
育つものも育たない。

なぜ、「今」ではなくて、もっと先をみないのだろう・・・
「生きる」の映画を、みてもらいたい。

たくさんの情報をありがとうございます!!

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