ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

フラワーアレンジ&いけばな研究コミュのフラワーデザインの世界史脱線編・3

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
秋田県のピラミッド?

 誰でもピラミッドと聞いて思い浮かべるのは、エジプトのピラミッドだと思います。でも、この「ピラミッドと言うものの概念を述べなさい・・・」と言われると誰でも困ってしまいますね。

 専門家の間でも、ピラミッド自体が何のために作られたものなのかが、実際の所、はっきりしないため、世界中の専門家によって様々な意見が出されているようですが、最近になって日本でも、新しいピラミッド論として「環太平洋学会」が定義したものが注目されています。

 それによると、

1.山の形がステップ式に盛り上がる四角錘の形をしているもの。山は自然の山を改造したものでも人口の山でもかまわない。

2.山頂部がフラットに整形されており、祀り場に通じる参道が付いていること。

3.山の周辺に祀り場があり、中心に位置する山と一体になっていること。

 これは、中南米やインドネシアにおける段階式(ステップ式)ピラミッドの調査研究を進めてきた同志社大学の小川光陽氏(故人)によって纏められた概念で、エジプトのピラミッドと区別して「環太平洋ピラミッド」という言い方をしているそうで、実はエジプトのピラミッドのように石材を積み上げて作られた大規模なピラミッドというのは、世界的に見れば特殊なピラミッドなのだそうです。

 言いかえれば、ピラミッドというのは神殿として作られたもので、お墓の事ではないという見方が一般的なようで、日本では、神社のルーツとして考えられているようなのです。

 考えてみれば、エジプトのような山のない所では、やむなく石材を積んで作らなければならないんでしょうけど、山がある所では、その山を加工して造れば言いというのは、当たり前と言えば、当たり前ですね・・・。
                  (ーー;)

クロマンタ(黒又山)
これが秋田のピラミッドだ!!
ただの三角山に見えるけど、実は自然の山を加工した「環太平洋ピラミッド」なのである。


 と言う事で、秋田にあるピラミッドと言うのは、自然の山を加工して作られたもので、場所は十和田湖の南西、鹿角市にありまして、地元ではクロマンタと呼ばれています。(正しくは、黒又山)

 高さは80メートルとあまり大きくはありませんが、本当に綺麗な三角山で今は青々とした杉が植えられていて、エジプトのピラミッドと言うよりは、ただの小高い山にしか見えません。

 昔から、地元ではピラミッド伝説があったようですが、1992年にピラミッド調査としては日本で初の本格的な調査が行われました。

 この調査を行った黒又山総合調査団(加藤孝団長=元東北学院大学教授)の発表によると、斜面地下には実は人工的な構造物が埋まっていて、麓から山頂部に至るまでの間、およそ7段から10段のテラス状構造が築かれており、段々にせりあがっていく形になっていて、メキシコやグアテマラ、インドネシアなどに見られるピラミッドと同じ形式の「階段式ピラミッド」になっている事を確認したとの事です。

大湯環状列石(ストーンサークル)
国の指定遺跡としても有名。黒又山のすぐ近くにあり、黒又山を中心とした祭祀場の端末の役目をしていたのではないか?と考えられているそうな・・・。


 そして、この近くには国の指定遺跡である「大湯環状列石(ストーンサークル)」を始め、数多くの神社、意味不明の石造遺物が異常に多く見られることから、その位置関係を調べてみた結果、正確に黒又山の東西南北に位置していることや、夏至や冬至の、日の出地点・日没地点にあることが判明したということです。

 この事から、黒又山周辺に見られる神社や石造遺物は、黒又山を中心施設として意図的に配置されているのではないかと見られ、黒又山が中心的な祭祀場であり、周辺に点在する神社などは、その端末として機能していたと言う事が考えられるということですが、残念ながら、未だその決定的な証拠は発見されていないようで、今後も調査を続けていくとのことです。

 まあ、いずれにしても黒又山はピラミッドのようであるという調査結果が出てしまったわけで、その当時は、地方テレビ局で特集を組んで放送したりして、秋田ではちょっとしたピラミッド・ブームが盛り上がったものです。

そうそう。この黒又山が作られたのは何時の事かと言うと、調査団が黒又山とその周辺にある神社の位置関係が現在ではちょっとずれている事に着目し、天体シュミレーションで五百年単位で時間を遡って見た結果、今から約四千年前より古い時代に作られたと言う事が解ったそうです。

 ねっ、秋田は面白いでしょ。(^o^)

 青森県にあるキリストのお墓?

十来塚
キリストの墓?とされているちょっと怪しいお墓である。


 さて、黒又山は正式な調査団によりピラミッドとして認定されているわけですが、こちらの方はとても怪しい感じがしますね。

 このキリストの墓があるのは青森県三戸郡新郷村で、この村は、昔は戸来村(へらいむら)と呼ばれていて、丘の上にこんもりと盛られた土に大きな十字架があり、イエス・キリストが百八歳で死んで埋葬された墓だと言われている「十来塚」というのがあります。
 そしてなんと、そばには聖母マリアの形見と弟の遺髪を埋葬したと言われている「十代塚」というものまであります。

 ここの伝説に寄れば、「ゴルゴダの丘で処刑されたのは身代わりとなった弟であり、兄のキリストは中央アジアのシルクロードをたどってカラフトから日本に渡り、戸来村にやってきた。」らしい?のです。

 戸来村(へらいむら)の戸来という地名も、「ヘブライ」を漢字にしたものだと言われており、不思議なのは、地元に伝わる歌には、意味不明の言葉で歌う唄があり、日本語では解読できないのだけれど、ヘブライ語で解読すると、きちんとした意味が通るというものがある事から、「全部が全部、嘘や冗談ではないのでは・・・」と言われている不思議な場所として有名なのです。

 ここは、青森県と言っても、黒又山から近い所にありますから、まさにミステリーゾーンですね。(^○^)




遮光器土偶
宇宙人?といわれて良く見かけるこの土偶。
これも青森県で発掘された・・・。オソルベシ。

 また、前の山内丸山遺跡の近くからは、良くこういう話題の本なんかの表紙で見る遮光器土偶という「宇宙服を身に着けた宇宙人」といわれる土偶が出土した亀ヶ岡遺跡もあります。

 それから、それから、僕のところからすぐ近くの田沢湖では、モアイ像そっくりの岩があるとか、最近では、湖畔の建設予定地から古代のカメに入ったコールタールが発見されたとかで、ただ今、建築が止まっている所もあります。

 興味のある方は、一度遊びに来て下さい。

 それでは、お花の話題からまったく関係のない話題にそれましたが、楽しんでいただけたでしょうか????。

 次回は、本来のお花の話題に戻しますので、お楽しみに。

コメント(4)

くりちゃんさま
 十和田湖のそばにある十和利山もピラミッド型の山で知られていますね。
「津軽学2」に収められた「十和田湖の伝説と弘前の風水」で、
十和利山と十和田湖と十和田神社と
弘前の乳井神社と岩木山神社が一直線上に乗ることを指摘しています。
 南祖坊が十和田湖へ乳井神社から向かったコースと一致します。
天台宗系の山岳信仰の山伏とマタギの集団が十和田湖の地を争って、
マタギの集団が追い出されたのが八郎伝説になったと思われます。
 超古代史ではなく、中世、近世の歴史を調べると信仰の形のようなものが見えてきます。
くりちゃんさま
92歳の母に「日月の華 老残を救う」という言葉を教えられました。
華によって、救われて老いの日々を過ごしているという意味だと思われます。
ネットで調べると、道元の言葉と示すものがありましたが、
出典が良く分かりません。
教えていただければ幸いです。
ヨセフさま
流石に専門分野ですね。
勉強になります。
「日月・・・」は初めてです。
ところで、「フラワーデザイン検定」というものを考案中です。そろばん検定や漢字検定のように、小学生からどなたでも、いつでも受けられるというものです。
華道、茶道はもちろん、フラワーデザインの分野でも、師弟関係、社中関係などの人間関係が煩わしいという雰囲気がありまして、そういうものから一切関係なしにどなたから習おうが、独習であろうが、その技術を認定しようという見地です。
なにかヒントがあったら教えてください。
くりちゃんさま
河北新報に10日座標という欄に拙文が掲載されます。
そこで「きれい」と「美しい」の違いを
田沢湖の辰子姫を作った舟越保武さんの言葉から、
分析します。
原稿を送ったのですが、まだ、初校が届きません。
ちょっと心配です。
「フラワーデザイン検定」は面白いと思います。「デザイン検定」というものはあるのでしょうか。漢字検定で気になるのは漢字の面白さ、石井勲氏や白川静氏のような言葉への洞察が、まるでないように思われるからです。小生からの希望は面白さや生きる意味へとつなげられればと思います。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

フラワーアレンジ&いけばな研究 更新情報

フラワーアレンジ&いけばな研究のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング