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アイデンティティ・クライシスコミュのおたくについて

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おたくについて、興味深い文章を読んだので、そのまま載せます(ちょっと長いけれど)。みなさんはどうおもいますか?


「思春期、青年期は自意識過剰の年齢である。彼らは自分が他人と違い、誰にも理解されえないという自負&絶望と、理解してもらえる仲間がほしいという想いとに挟まれて、アイデンティティの証となるステイタスを求めてもがきある。その中で、社交性やスポーツ能力やファッション性などにおいて劣るものや、特に自我が強く他人に対する特別な優位を認められたいものは、趣味や専門的な知識への没頭にそれを求めようとする。すなわち「おたく」の誕生である。この点はやや注意を要する。「おたく」はその自閉性から他人の視線に無頓着で流行など気にしないといわれている。だがそれは結果であって、本来は他人の視線が気になって仕方なく、自分が他人に評価されたいという自己顕示欲は人一倍なのだ。しかし、他人に評価される人間になるための試行錯誤の修行は、他人に笑われたり軽蔑されたり無視されたりしてプライドが傷つくことが怖いために避けようとする。だからこそ、彼らは防壁としてのちを必要とし、すでに手持ち札として蓄え済みの得意分野の特殊知識が高く評価される場所を希求して、同類たちとの馴れ合いサークルへ流れ着くのである。

 彼らは、いっさいの社会的評価を与えられないだろうジャンル(アニメとかアイドルとか)へ赴く自己の飾らぬ完成のみで満足できるものも多いだろう。しかしプライドが高くて、なにか社会的に認められた権威によって、自分の趣味や情報コレクションを合理化したいものは、芸術、文学、思想といったジャンルへ向かい、知の「おたく」となってゆく。知の「おたく」は本質的に大人社会の視線に対して意識過剰であり権威に弱いといえよう。彼らがたいてい偏差値の高い優等生であることは偶然ではあるまい。プライドが高く読書と知識の集積を苦とせず、社会的権威に逆らえないものが、現在の学校制度の中では優等生とならぬわけがない。

 だが、偏差値の高い優等生が知の「おたく」となる要因としてはもう一つ忘れてはならない一点がある。それは世界を動かせいているメカニズムをしりたい、その本質的原理をつかみたい、という強烈な欲求・・・知による一挙把握主義だ。思春期の偏差値の高い男子生徒はエリートとしての期待と羨望の対象となる。しかし所詮はただの世間知らずで非力な学生であることは自分が一番よく知っている。このギャップを急速に埋めようとあせった場合、安易に採り得る知的方法として、世界を動かせはしないけれど、その動くメカニズムはすべて把握している超越的認識者となるという手だ。確かに自分ひとりで納得陶酔するにはそれで足りる。そこで彼らは枝葉末節に思える実学や応用を蔑視して、根本を求める。しかし、いざ個別学問(哲学、物理学、数学、心理学、社会学・・・)を専門的に勉強してみると、なにもわからないことがわかる。いずれも世界を一挙把握できる方法はないかという虫のいい願望の産物だからである。人間には本来、宇宙を意味の体系として認識したいという欲求がある。しかし、ある程度の生活経験をもとにその経験的実感の延長で納得しうる体系であってはじめてその人にとってバランスの取れた世界観なのであり、はじめから完成された真理を獲得できると思うのは虫がよすぎるのである。しんどい実経験のプロセスをパスして人生経験ある者を一挙に追い抜こうというのは、安易で怠惰なやり口だ。人生経験なき若者はえてしてすでに完成した宇宙・・・彼が外部の傍観者として位置づけられ、生成途上の宇宙に参加する内部の当事者とはされない宇宙モデルを選びたがる。大体、無力感とプライドとの板ばさみから現代思想へのコースは一流大学に、偏差値コンプレックス挽回幻想からオカルトへ赴くタイプは四流大学に多い。いずれにしろ自分だけが宇宙をトータルに把握している年若き傍観者である気分に酔い、高所から見下すようなしゃべり方をする、友達ができそうもない重症「おたく」の候補者たちだ。彼らはえてして長期的人生戦略を立てることを回避して、ただ焦って知的逃避を選ぶ。 」

「ニセ学生マニュアル〔死闘版〕」 浅羽通明  徳間書店 (1990)

コメント(4)

どうしてこんな長文しか書けないの?

しかもつまんないし。

つまりそれが答えでしょ。

そんで天才は天才にしか理解されないとかいって自分はアイドルと韓流のおっかけすんの。

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