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藤富保男コミュの藤富保男さん『詩の窓』第21回―修辞が目的の詩と命を表現する詩ー殿岡秀秋筆

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藤富保男さん『詩の窓』第21回――3−6「心のこもった嘘」より


★修辞が目的の詩と命を表現する詩



  海

わあ!!
水が空にこぼれちゃうよ

「とある〈水が空まではねている〉とか、〈空に水がふりかかっている〉と書いていない。水と空が逆転している。この詩をハッとさせるポイントは、ちょっとした語の転換にある。
(中略)
 とにかくこういう詩法を倒置法と呼んでよい。なぜ逆さまにするのか?
 簡単な話である。われわれは信じていることを疑ってみる方に向きを変えてみることである。〈犬をつれて散歩に行く〉という事実は、人が主で犬が従であると決めてかかることはない。犬に連れられて散歩していると考えればすぐ逆転する。散歩という事実を主にしてみると、人間と犬は散歩という事実に隷属していることになる。」(175−176頁)

☆辞書・事典から
倒置法=文において、普通の語順と逆にして語句を配置し修辞上の効果をあげる表現方法


☆comment

 なるほど、これは面白い発想です。これは応用ができそうです。もちろん倒置法で構わないのです。それで詩であって何の不都合もないのです。ただ、ぼくの詩はそこで終わりにしません。ぼくは修辞(言葉を効果的に使って、適切に表現すること。また、美しく巧みな言葉で飾って表現すること)を目的に表現することはしません。修辞法を駆使しても、命について、あるいは人生を考えることについて表現していきます。
 修辞が目的の詩があってもいいとおもいます。そこにも日常生活の重しからの自由を得るという発想はあるとおもいますから。ぼくは、生命の自由とでも言い得るものにもののために詩や童話を書いていきます。それはそれぞれの詩の道ですがから、どちらがいいとか、どちらが優れているということではないとおもいます。
 

(この項つづく)

(メールマガジン「詩を作る楽しみ」2012年6月21日号よりhttp://www.mag2.com/m/0000163957.html

http://blogs.dion.ne.jp/poem_and_fantasy/=詩とファンタジーのレシピ)

http://plaza.rakuten.co.jp/poetry2005/=詩を作る楽しみ)

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