板橋文夫コミュの板橋文夫と田中泯さんとのセッション

昨日、足利から帰ってきた。渡良瀬川を見下ろす、足利の織姫神社での板橋文夫と田中泯さんとのセッションの興奮が冷めやらない。板橋のことは何度も書いているが、ぼくの大親友にして世界的ジャズピアニスト。田中泯さんは世界的舞踏家であり、役者である。藤沢周平原作、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」では、真田広之、宮沢りえらと共に深く記憶に残る素晴らしい演技を見せた。セッションがはじまったのがたそがれどき。最初、板橋は泯さんのほうをキョロキョロ見て落ち着かない様子だった。泯さんは大声で「おれのダンスに気を取られているんじゃないよ」と一喝。場内が凄まじい緊張に包まれた。泯さんは何度も板橋を叱咤した。板橋もそれに呼応するように次第にヒートアップ。長い長いインプロヴィゼーションから「渡良瀬」に入った。泯さんがピアノを揺り動かし、一緒に弾き出した。魂と魂のぶつかり合い。泯さんの踊りは大地と一体となったかのようだった。ふたりのセッションは心に滲みた。泯さんと板橋が握手した。そして、板橋屈指の名曲「グッドバイ」へ。
ぼくの大学の卒論はマルキ・ド・サド。サドの文学のテーマは「人間がどこまで自由でいられるか」ということだった。板橋と泯さんのセッションもサドのテーマに通ずるところがあった。終演後、泯さんにそのことを話すと「そうなんですよ。それだな」と深く肯いていらした。板橋と泯さんとの打ち上げも楽しくて、つい話が弾んだ。写真は泯さんの踊り。

今年もやります。
世界的ジャズミュージシャンが鎌倉に集結!
板橋文夫・梅津和時ジャズコンサート
8月11日(土)14時半開場　15時開演　
鎌倉女子大学・二階堂学舎
http://www.kamakura-u.ac.jp/houjin/facilities/nikaidou/index.html#nikaidou_map
鎌倉駅東口(八幡宮側)徒歩20分。鎌倉駅東口
バスターミナル5番乗り場から、京急バスで約10分。「杉本観音」バス停下車。鎌倉駅方向へ100メートル程戻る。
住所:
〒248-0002
神奈川県鎌倉市二階堂890-1
TEL:
0467-25-2125
木戸銭: 3800円(自由席)　

下記のURLをクリックすると、チラシがご覧になれます。
http://hanashikai.sakura.ne.jp/maga/upfile/jazz2018.pdf

お申し込みは、m-aki@df7.so-net.ne.jpまで。