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原田武夫先生の寺子屋コミュの日本の核保有の是非

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新しいトピックのテーマのリクエストが出たので、議論を促すためにも一つトピックを立てたいと思います。
テーマはタイトルにもある通りで、ここ最近話題になっているものです。
核保有賛成派の意見としては、「自主独立のため」「高圧的な中国に言われっ放しは嫌だ」「アジアで日本がリーダーシップを発揮するために必要だとアメリカが主張しているからこそ」「軍事力を高めることで発言力が増す」などがよく聞かれます。
保有反対派の論拠としては、「アメリカがそもそも望んでいない」「周辺国の不安/不信を今以上に招く」「日本に持つだけのリソースが無い」「持つだけの利得が無い」といったものが挙げられるでしょうか。

こうした言説は、おそらく「アドバルーン」として広められたものだと解釈するべきで、賢明な政治家の人々は計算高く考えたうえで敢えて議論していると見做すべきではないでしょうか――中にはガチで「核武装だ」と言っている人もいそうですが。「カード」として強行的な意見をたきつけることで、相手側に譲歩を迫ることが出来る。これが意図でしょう。

寺子屋のメンバーはここ最近の核保有議論についてどう考えていますか?

コメント(12)

勢いで立ててしまった上に反応が無いときびしいものがあるので脈絡の無いラフな書き込みを続けますが、今話題の不二家騒動でゴールドマン・サックスが空売りで儲けたとの記事がありました。

http://blog.livedoor.jp/nandeya_umeda/archives/50281709.html

ニュースの表層だけを追って、「あー、食べなくてよかった」「けしからん!」という感想を持つだけでは駄目ということですね。
日本にとって、核を持つという選択肢はそもそも、あるのでしょうか。また、その時のメリット及びデメリットは何なのでしょうか。

それを考えたときに、本当に日本の核保有は日本の「国益(=国民的利益)」に沿うものなのでしょうか。

日本の核保有について、私は、絶対に反対です。そんなの、ありえないですよね。

理由
1.核兵器の開発及び維持に掛かるお金は膨大である。そんな のにお金を使うことなどはせずに、別にもっと使うところが あるでしょう。

2.もしかしたら、大金を使ってでも、核兵器をもつ理由が考 えられるかもしれません。本当にそんなのあるのですか?
  
  例えば、軍事力が伴はない外交は、宥和するしかなくな  る。だから、核を持って、脅しをかけなければいけないのだ と。
 
  しかし、この場合も、目的を遂行するために、軍事力を伴 わない戦略及び戦術を考えればいいのであって、目的を達成 できないことを、すぐに軍事力を持っていないからだとする ことは短絡的である。
 
  わざわざ、大金を払って核を持つような理由はない。ま  た、もし理由があっても、核を持つことと目的を達成するこ とを結びつけることは疑問である。 

結論
日本は核を持つ必要性はない。

そもそも、日本で核保有論が出てくること自体が、何かしら怪しい感じもする。
一橋寺子屋の皆様、先日はICUまでお越しいただきありがとうございました。ICU寺子屋の者です。自分も寺子屋mixiを盛り上げるようにとのお達しをもらっていたと記憶しています。

核保有の是非について、あまりアカデミックな議論はできないのですが、ここ最近、核武装論がけっこう出てきているような気がします。
例:
核武装なき「改憲」は国を滅ぼす 片岡鉄哉著
http://www.tkataoka.com/
SAPIO、小林よしのりも最近言っていますね。

核なんて『沈黙の艦隊』の世界の中だけの話かと思っていました。そうした声が高まれば、最近あまり説得力のある対抗軸を打ち出せていない改憲反対派(≒核保有反対派)は、世論が右傾化しているので不利な立場に立たされるのかも知れませんね。すべての核保有反対派が改憲反対派とは限らないとは思いますが。

同様にすべての改憲反対派が「左」とは限らないのでしょうが、
印象として日本は「右」と「左」の割合が4:6くらいがちょうどよかったのではないかとも思います。小泉総理になってから、色々と変わったんでしょうかね。
重要なのは、「右」とか「左」とかではなくて、本当に真面目に真剣に考ると、どうなるかということでしょう。

そもそも、「右」とか「左」とかに分けること自体が不明である。どういう考えが、「左」に入り、どういう考えが「右」に入るのですか?

カテゴリーに分けること自体不可能になっているのだから、「右」とか「左」に分けることは無意味でしょうね。

確かに、教育基本法の改正とか改憲の流れが生まれつつある中で、護憲派は不利な立場に立たされているのは間違いないでしょう。

しかし、それを護憲≒核保有反対派として、改憲の流れと同じように、核保有の流れができつつあるというのは、飛躍があるように考えます。

それは、そもそも、日本は核を保有する必要性がないのですから、核武装論が現実化する余地はまったく、ありません。
いわゆる「右」「左」といった言葉を自覚なく使ってしまっている点はご指摘の通りです。最近の日本の言論空間で「右」「左」という分類が意味をなさなくなってきているらしいことについても不勉強のかぎりです。何かよい本、雑誌記事等がありましたら教えていただければ幸いです。

必要性という観点から考えると、たしかに日本が核保有する必要性はないと思います。
a_amanoさんがおっしゃっているのは、核保有論のような強行的な意見を例えば世論にたきつけることで、「核保有はダメだが集団的自衛権の積極的行使については仕方がない」といった譲歩する方向に持っていくということでしょうか?
まったく的外れでしたらすいません…。
強硬的な「核武装カード」は、外交目的に使うものだと考えます。日本の核武装を嫌うアメリカや中国に対して、「もっと北朝鮮問題に腰を入れないと、こっちも強硬手段に出ざるを得なくなるんですよ」というように。
核武装論を唱えている右派の政治家は、そうした戦略に自覚的に核武装論を唱えているのか、もしくはパワー・ゲームを念頭に置いて素朴に核武装を志向しているのか、何とも判断しがたいところですが、基本的には打ち合わせの上で役回りを演じているだけのように思えます。

また、外交とは4つのプレイヤー(自国政府/国民、相手国政府/国民)が変数になって展開されるものなので、自国政府(やマスコミ)から核武装論を作為的にアナウンスして、沸騰した国民を交渉材料としてさらに相手国政府との交渉で有利な均衡点に持ち込むという見通しも描けると思います。

もし仮に核武装やった場合、外国諸国がウラン輸入を一斉に止めるものと考えられるので、日本の原発は止まり国民が凍え死ぬことになってしまいます。核武装はあくまで観念論だと思います。
政治家がそもそも、核武装論を唱えるのが理解できません。彼らがそれを言うことによって、日本の国益(=国民的利益)が、どれだけ失われることになるのでしょうか。

まず、他国に警戒感を与える。その結果、交易などに大きな影響を与えることになる。

次に、日本は完全に核を持つという選択を捨てたために、核エネルギーの使用を有利に進めることが国際的に認められているそうです。妄言を言うために、その条件にも変更がされる可能性がでる。

以上のように、政治家の不明な「戦略」または「戦術」のために、「国益」(=国民的利益)が失われることになっていいのでしょうか。

そもそも、外交目的のために、核武装論を唱え、「国益」(=国民的利益)が失われるのは、まったく、おかしい。外交は「国益」(=国民的利益)を追求するものであるからです。

核武装論という「国益」(=国民的利益)を失う妄言を吐く政治家の「国益」についての考えはどのようなものなのでしょうか?

外交が4つのプレイヤーが変数になって展開されているというのは、過度に単純化されたものでしょうね。多国籍企業とか、世界的なプレイヤーも今日、力を持って来ています。

確かに、自国政府による国民への影響の行使は行われているでしょう。しかし、同時に考えなければいけないのは、国民から自国政府への影響もあるということでしょう。

そのように考えると、単純に、国民を沸騰させて、それを交渉材料にするというのは考えることは出来ないでしょう。国民は容易には、沸騰されないし、逆に、政府からの情報操作に「NO」という可能性があります。

核問題は日本において大変に難しい問題であり、妄言を政権が考えているとするならば、追求を受けて、政権が崩壊する可能性があります。このような重要な核問題を安易に政府が外交交渉の材料として、作り出そうとしようとしたと考えるのは、大変に難しく思います。

結局は、政治家が意図的に核武装論を外交カードに使おうとしたと考えるのは間違っていると考えます。どちらかというと、核武装論を唱えるのは政治家個人の資質の問題でしょう。
核保有の是非のみに限らず他の国家戦略に関しても言える事だとも思いますが、全ての国家判断には「本来かくあるべき」面と「現実問題として妥当」な面の二つの面が含まれていると思います。
全ての国家には不可侵の主権がある、というおおもとに立ち返って見れば、核を持ちだす国の気持ちも分かります。ただ、現実問題として考えた時に今の「責任ある」日本は核保有の方向に行くにしてはリスクが大きすぎますね。
実践的勉強サークルとしてはこの論法はお叱りを受けそうですが、こういうわけで僕は現段階では核保有は戦略的にあり得ない、のスタンスをとりたいと思います。
ただ、やれ衛星を撃ち落しただの、台湾との戦力比が幾つになっただの、というニュースを聞くと動物的に戦慄を禁じえない今日この頃です。。これを黙らせるには…
「全ての国家には不可侵の主権がある」というのが、不明ですね。法学部の方、詰めてください。

「核を持ちだす国の気持ち」の「気持ち」は何ですか?

国家の政策が「気持ち」で決められているとすると、このことの方が恐ろしいことです。そして、その「気持ち」に従って、核武装論を唱える政治家がいることに、強い危機感を覚えます。
ご指摘有難うございます。「全ての国家には不可侵の主権がある」とは不勉強者の稚拙な表現でした。ここで言いたかったのは今まで法研究の中で体系化されてきたいわゆる「権利」(自衛権、自己保存権など)というよりは、もっている国ともっていない国がある以上必然的に発生する「持ちたい国の言い分」というファジーなものです。

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