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■河は眠らない/開高 健■コミュのモンゴル大紀行

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■見どころ
魚へんに鬼と書いてイトウと読みます。学名「フーコ」。
日本では北海道にわずかに棲息するこの魚が幻の魚といわれて久しい。古くは氷河時代にヨーロッパとアジアと日本の一部の川にとぎれとぎれに陸封されたこの魚は、その巨大さゆえに多くの伝説を各地に残しました。
しかし、河川の汚染や人間による捕獲によってその数を減らし、今では北海道はおろか、ヨーロッパでも中国でも見ることは稀です。この古代魚「イトウ」を求める開高氏の旅を中心に、当時西側報道陣が初めてとらえたモンゴルの大自然、人々の知られざる営み、貴重な風俗をすばらしい映像で紹介します。

■<日本初のモンゴル本格取材>
当時西側報道機関の足を踏み入れたことのない地域での撮影が許可されたのみならず、大幅な取材制限緩和措置が受けられた。
国内博物館内の撮影、ウランバートルからタリアットまでの600キロにわたるジープ行の撮影、タリアット一帯の空撮、民間信仰「オボ」に関しての撮影などが許可され、モンゴル人民共和国の本格的な紹介が実現した。
■<貴重な風俗や大自然をみずみずしい映像で紹介>
生きるために戦わなければならない狼との宿命の対決、これはモンゴル民族の貴重な財産である家畜の敵、狼を追い求め、射殺するまでの「狼狩り」の一部始終を撮影したもので、当時、東側諸国の報道機関が過去20年間10数度にわたって試みたが成功せず、この撮影成功には驚きの目をもって迎えられた。
さらに、日本から持ち込んだ水中撮影用の機材を駆使しての湖でのバイク(川かます)釣りの模様を水中撮影、瑠璃玉アザミなど珍しい高山植物の群生、イヌワシをはじめとした様々な鳥といった今日の日本では稀少となってしまった動植物の宝庫としてのモンゴルをみずみずしく記録している。
■<ただ、ただひたすら「イトゥ」を待って・・・>
余りにも変化のない草原の旅の果てに、まさに忽然と大自然の躍動が出現した。深く渓谷をうがつ堂々たる川の流れ。期待はふくらむが、なんと不運なことに10数年ぶりの大雨が取材班到着の一週間前に降り続けたという。
川は水量を増しにごり、魚は散り、淵に潜んで餌を食べない。
100メートルほどの断崖の下に見事なまでの蛇行を川はみせ、淵のポイントを作る絶好の川である。
釣りに専念して9日目、待望の「イトウ」の姿を目の当たりにすることができた。体調90センチ、目標としていた1メートルを超える古魚ではなく、まだ若々しい美しい色のイトウが釣り上げられた…。


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