ユング心理学研究会コミュの2018年5月10日(木)ユングスタディのご案内

ユング心理学研究会からのご案内です。
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ユング心理学研究会の皆様

こんにちは、ユング心理学研究会事務局です。

2018年5月10日(木)に開催予定のユングスタディのご案内です。
※第2木曜日の開催となりますので、十分ご注意ください。

【事前お申込み制です】
ユングスタディは配布資料や座席数の関係上、前日〆切の事前申込み制となっております。
お申し込みは、当会事務局へのメールにて承ります。

・ユングスタディ開催日
・ご氏名
※当研究会に初めてお申込みされる方は、フリガナも記載ください。
「受講希望」を明記のうえ、本メールアドレスまでお知らせください。

※ 2018年第１回または第2回に受講されている方については、改めての参加のご連絡は不要です。
上記に出席されている方で今回欠席される場合は、ご連絡ください。

2018年5月10日　ユングスタディのご案内
「ユング『アイオーン』を読む」（第３回/全８回）

　前回4月5日のユングスタディでは第3章「シジギー ─ アニマ・アニムス」を読み進めていきました。
シジギーは男女ペアの神々としてイメージされる元型です。

　男性におけるアニマ・女性におけるアニムスは異性像として現れる無意識で、人が最初に出会う異性像たる母親・父親イマーゴにも関わります。通常は実際の異性に投影されていますが、この投影が意識化されることで、人格化されたアニマ・アニムスは機能としてのエロスとロゴスになります。アニマ・アニムスの背後に超越的な「老賢者・冥界の母」が現れ、「結婚の四者性」と呼ばれる四つ組が配置されると、これが「自己の図式」となって心全体の秩序の中心たる「自己」のイメージが現れます。

　アニマ・アニムスは常に存在する自律的な要因＝元型であって、私たちの個人の人間関係を背後から強く方向づけて形作ってしまう力を持ちます。私たちはこうした事態から決して逃れることはできませんが、アニマ・アニムスの存在を常に意識化することで、なんとか折り合いをつける可能性が開かれます。個性化過程とは、前の段階の問題を完全に解消しつつ揺るぎない「完成」に向かうことでは、決してありません。むしろ、何が問題であるかの認識が徐々に広がっていくことなのです。

　次回5月10日のスタディでは、第4章「自己」を読み進めます。この章は、自己の超越的内容が自我に統合されることで引き起こされる「自我肥大」の危険についての話から始まります。次いで、内的衝動を「神の意志」とみなすことの正当性（?!）、そして自己の本質である「全体性」の話に至ります。
「自己」の大まかな全体像を捉えることが、次回の課題となるでしょう。

　なお、 5月、6月のユングスタディは、会場取得の都合などから第2木曜日の開催となります。
通常の第1木曜日の開催とは異なりますので、ご注意ください。

　　　　　　　　　進行役：白田信重、山口正男、岩田明子（ユング心理学研究会）

第３回　5月10日（木）19：00 ～ 21：00 （開場18：45）

■ 会場：中野区産業振興センター　(中野駅南口　徒歩5分)
■ 会費：1,000円
■ 主催：ユング心理学研究会　 http://jung2012.jimdo.com/
■ 問い合わせ：研究会事務局　 jungtokyo_info@yahoo.co.jp

※ 資料準備の都合等から、事前の参加申し込みが必要です。
※ セミナー時に撮影した写真を当研究会のホームページやFacebook等のソーシャルメディアに公開する
場合があります。あらかじめご了承ください。

※当会Facebookコミュニティ（写真等はこちらをご覧下さい）：
https://www.facebook.com/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A-281102485276364/